Web Designing 2009年1月号に、Movable Type が特集されました

シックス・アパート誕生秘話(その3) ~宮川達彦の転職は偶然か必然か?~

グッド・モーニング! 現在サンフランシスコに出張中の関です。せっかくサンフランシスコに来ているので、今日は2003年にライブドアの執行役員の肩書きを捨て、まだ5人しか社員がいなかったシックス・アパート日本法人に転職して執行役員に就任、その後2005年にシックス・アパート米国本社に進出して世界で活躍しているスーパーエンジニア、宮川達彦にまつわる秘話をお届けします。

Ben and Tatsuhiko

宮川が、シックス・アパート共同創業者でCTOのBen Trottに請われて、ライブドア執行役員からシックス・アパート日本法人の社員になったのは、日本法人スタートからたった13か月目の2005年1月の出来事です。当時すでに国内外でスーパーエンジニアとして有名だった宮川のシックス・アパートへの加入は、当時社員が日本に一桁、グローバルでも30人にも満たなかったシックス・アパートには、Movable Typeの立役者である古賀(常務)の加入ともども、ベンチャーにはとても大きなステップになりました。

Benと宮川の仲が非常にいいことは、一部では有名(笑。↑の写真参考)ですが、宮川が転職するきっかけとなったエピソードも、同じように(特にエンジニアのコミュニティで)有名なようです。

「あなたのすべてのCPANプログラムを読んだ。ぜひ入社してくれ」(Ben Troot)

Benを含むシックス・アパートの米国本社の社員数人と夕食をともにした宮川は、Benに対して自分のCPANのページを「自分の履歴書」として紹介したところ、翌朝Benからメールが届いたといいます。

Ben Trottから宮川達彦へのメール (日経BP ITpro Challenge 2008 "Why Open Matters" 65ページより)

I just looked through all of your modules on CPAN last night. We want you to join us!
【邦訳】 昨晩、あなたのすべてのCPANモジュールのコードを読んだ。ぜひシックス・アパートに入社してほしい!

こうした1か月半後の2005年1月に宮川はシックス・アパート日本法人に入社。その後、2006年から米国法人に転籍し、第一線のエンジニアとして活動の範囲を世界に広げました。今年8月に、Perlコミュニティで多大の貢献をもたらした人々に贈られるWhite Camel Awardを受賞したのは記憶に新しいかと思います(関連記事: Perlコミュニティへの貢献で、宮川達彦がWhite Camel Awardを受賞

whitecamelaward2008-thumb.jpg

「この応募条件を満たすのは僕しかいませんよね?」

宮川がシックス・アパートに転職した最終的な決め手は、Benとのやり取りだったと思います。しかし、その前からシックス・アパートに興味を持っていたことは事実でしょう。

例えば2004年夏に、シックス・アパート日本法人でエンジニアの採用を開始したところ、当時の技術担当執行役員である平田(現ニューズ・ツー・ユー取締役)のところに「この応募条件を満たすのは、日本では僕ぐらいしかいませんよ」というメールを送ってきています。また2003年11月に実施した第1回シックス・アパート・ユーザーギャザリングにも、仮病を使って遊びに来ています(笑)。2003年11月のユーザーギャザリングの映像と、幻のMovable Type Proを語るBen Trottの全体写真にも、こっそりと写っています。宮川をご存知の方はぜひ探してみてください。

Benとのディナーは偶然。しかし必然だった?

しかし2004年10月のBenとのディナーが実現したのは実は偶然でした。シックス・アパートで予定していた夕食の予定が急にキャンセルになり、18時前ぐらいに電話をして決まった即席のアポイントメントだったからです。数人で中華料理の円卓を囲んだのですが、すぐにBenと宮川の二人は盛り上がり、冒頭のエピソードにつながったというわけです。

シックス・アパート日本法人の5年は、さまざまな偶然の産物であることは間違いありません。その一方で、それらの偶然が起きたのは、実は必然だったのではないかと思うこともあります。これからも、今以上に魅力的な偶然を引き寄せるために、会社一丸になって努力していければと思います。

宮川は現在、コメントやプロフィールの可能性を広げる新サービスTypePad Connect(現在はベータ版)の開発を担当しており、今日も世界に向けて製品・サービスを発信しています。シックス・アパートの魅力の一つは、開発した製品やサービスをグローバルに届けることができることではないかと思います。


トラックバック

トラックバック URL

コメント

このページのトップへ

スポンサー

Adobe デジタルガレージ GENOVA GMOホスティング & セキュリティ nifty ORACLE Skyarc System ソフトバンク・テクノロジー アイファイジャパン株式会社

メディアスポンサー

builder by ZD Net Japan CNET Japan gihyo.jp Impress Watch ITmedia エンタープライズ 日経 ネットマーティング Web Site Expert Web担当者 Forum ZD Net