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2006年12月05日

企業ブログ戦略

米国で人気の企業ブログ関連書籍の邦訳である「ブログ企業戦略」(ダイヤモンド社刊。原題:Blog Marketing)を監訳しました。

米国でのビジネスブログの使われ方や、ブログマーケティング関連の情報など、日本企業にとっても参考になる事例やサービスが掲載されています。

ダイヤモンド社のご好意により、監訳者まえがきを全文転載させていただきました。

なお書籍のお求めはこちらからどうぞ。

企業ブログ戦略―利益を生み出す双方向コミュニケーションの実践
ジェレミー・ライト (著), 関 信浩 (監修), 大里 真理子 (翻訳)

企業ブログ戦略
ダイヤモンド社 2006-12-1

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監訳者まえがき

ブログが「個人の日記」という枠を超えて、ビジネスの世界で広く活用されています。利用範囲も、当初は広報(PR)やマーケティングといった用途が中心でしたが、今では社員間の情報共有やECサイトの販促にも、ブログが広く使われています。

ブログの広まり方は、1990年代後半のウェブ(インターネット)の普及になぞらえて考えてみると、納得がいくでしょう。1990年代半ばに、ウェブブラウザの登場とともに、ウェブ(インターネット)が個人ホームページから企業ホームページ、イントラネット、B2C(消費者向けEコマース)そしてB2B(企業間Eコマース)へと適用範囲を広げていきました。これに対してブログは、2000年初頭の個人ブログから企業ブログ、社内(イントラ)ブログ、そしてECブログへと急速に適用範囲を広げました。

1990年代のウェブブラウザによるインターネット革命が、ウェブブラウザを持つ「情報の受け手」を爆発的に増やしたとすれば、21世紀に入った起きているブログ革命は、ブログを持つ「情報の送り手」を爆発的に増やしたと言えるでしょう。「受け手」でしかなかった数多くのユーザーが、ブログを持つことによって「送り手」にもなることで、ウェブ(インターネット)上の情報の流れが「双方向」になりました。その結果、ウェブ上の「コミュニケーション」が大きく変化したわけです。これはインターネット上の個人ユーザー間の関係の変化にとどまりません。企業と顧客、社員間、そして顧客同士の関係も、大きく変えることを意味します。

日本ではブログそのものの歴史が浅く、2003年までは、個人ブログさえも、ごく少数のユーザーが使うものに過ぎませんでした。それが2004年に多くのISPやポータルサイトが続々と個人向けブログサービスを開始し、ブームに火がつきました。2004年秋には、P&Gや日産自動車、味の素などが相次いでマーケティング向けにブログを活用し始め、2005年には多くの企業が広報やマーケティングにブログを活用し始めました。

また2005年秋ごろから、社内の情報共有にブログを利用するという動きも本格化し、カシオ計算機などの事例が注目され始めています。国内の事例に関しては、弊社のウェブサイト「Blog On Business(http://www.sixapart.jp/business/)でも、大企業から中小企業まで数多くの事例を紹介しています。

しかし、これほど大きな変化が進行しているにもかかわらず、多くの企業では、ブログを中核とした新しいコミュニケーションやメディアの威力を、体系的に理解する機会に恵まれていないのではないでしょうか。というのも、いままで、企業におけるブログのインパクトから実際の使い方までを、体系的に解説した書籍は、あまり多くなかったからです。

本書「企業ブログ戦略」の監訳依頼をいただいたのは、2006年4月のこと。日本でも数多くの企業が、ブログを利用した新しいタイプのマーケティングに本腰を入れ始めたころです。言うまでもなく、今では日米を問わず、ブログは企業がマーケティング活動を実施する上で欠かせないツールとなっています。しかし2006年も秋になり、多くの企業の関心は、ブログを使った社員間の情報共有であったり、ECと連動したブログの活用にシフトし始めています。

本書は、原題は「Blog Marketing(ブログ・マーケティング)」ですが、実際の内容は顧客との間や社員同士のコミュニケーションを円滑にするために、ブログを活用するためのさまざまな方法や利用例を含んでおり、米国のサービスや事例を中心にまとめてあります。マーケティングにとどまらず、社内利用やEC連携なども含め、企業が体系的にブログのインパクトを理解するのに向いた一冊といえるでしょう。

本書には米国ならではの事例やブログ・サービスがふんだんに盛り込まれています。今後ブログを活用するための新たなヒントを、ぜひ本書から吸収していただければと存じます。

本書の翻訳にあたっては、大里真理子氏ならびにスコフィールド素子氏に多大なご尽力をいただきました。編集担当の渋田見江吏子氏は、監訳者の細かい指示を見事にこなしてくださいました。お三方に、あらためて深く感謝いたします。

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ジェレミー・ライト (著), 関 信浩 (監修), 大里 真理子 (翻訳)

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  • 投稿者 関 信浩
  • 14:38

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