Blog on Business
2005年03月23日
東横賃貸デザイナーズのアマヤホームが、Movable Typeを使う理由
東横賃貸デザイナーズのアマヤホーム
http://www.amayahome.com/
株式会社アマヤホームは、神奈川県横浜市で東急東横線沿線に賃貸物件を提供し続けてきた不動産賃貸業者である。オーナーとパートナーシップを組んで「デザイナーズ賃貸住宅」を提案することで、賃貸住宅に本物のデザインを提供する不動産業者として事業展開している。
■デザイナーズマンションを手がけるうちに、Webや全ての情報を変える必要が出てきた
アマヤホームでは、元々既にWebサイトでの情報発信をおこなっていたが、その会社の看板という位置づけ以外に効果を検討していなかった。当時は、未だインターネットでの不動産情報が少なく、不動産賃貸情報のポータルサイトにたくさん物件を登録することで売り上げが上がるという時代で、自社サイトに集客したり、人を集めるという必要性を感じていなかったという。
「不動産ポータルがスタートした当時は、言葉は悪いけど入れ食いという状況でしたね。当時はまだ、不動産業者の登録数そのものが少なかったですし、物件情報も少なかったんです。人気がある東横線沿線に関しても、まだ、ほんの数社しか情報を出していませんでした。いち早く取り組んだことで人気が集中したんですね。」
その状況は、2004年に入ってから変わった。アマヤホームがデザイナーズマンションという新しいタイプの物件を手がけることになり、不動産ポータルでの情報発信が通じなくなってきたという。
「ポータルサイトの不動産ページには付加価値の高い情報を載せようとしても『エアコン・オートロック』ぐらいしか登録項目がありません。デザイナーズ物件におけるセールスポイントは、その物件へのこだわりです。それを表現するには、これでは足りない。単純にフローリングと言っても色々な素材があり、そのひとつひとつを伝えていかなければ魅力が伝わらないんです。デザイナーズマンションを不動産ポータルに掲載した場合、ただ単純に高いだけの物件に見えてしまうようになってしまい問題を感じました。」
不動産ポータルでせっかくのこだわりの物件を説明できなければ、自社サイトでお客様にアピールしていくしかない。デザイナーズマンションを求めるユーザーのニーズも高まりつつある中で、アマヤホームは自社サイトの完全リニューアルを2004年3月に決定。集客力のあるサイトという、これまでとは全く性格の違うサイト構築への挑戦となった。
担当者が、個人的にウェブログに取り組んでいたこともあり、ウェブログが持つSEO効果・CMSの便利さは既に熟知していたため、リニューアルはウェブログで行うことにした。ただ、実際に企業サイトでウェブログを構築することは、デザインを含めてまだまだ未知数な部分が多かったという。
「当時は、企業サイトをウェブログで構築したいといっても、WEBデザイナーの方たちからあまりいい返事はいただけませんでしたね。結局、自分でやるしかありませんでした。カスタマイズなどの情報などを集めている中でウィザシステムの丸本さんに出会えたのはラッキーでした。」
デザインや全体の仕様策定は山田さん、システム周りについては丸本さんというタッグを組み、サイト構築を開始、2004年8月にはリニューアルサイトがオープンした。

アマヤホームの山田稔さん
結果として、アマヤホームでのサイト集客はウェブログを活用することで見事にアップした。その原因は、SEOの成功である。物件のこだわりを書いたエントリーに検索で訪れるユーザーが急増した。もう1つは業界内では通称"デザイナーズポータル"と呼ばれている、デザイナーズマンションでアマヤホーム自身が注目されたことにある。そして、Webサイトへの集客そのものが増えたことで、同時にメールマガジンの会員数も増えはじめた、その登録数は3,000名を超えた。これは、ウェブログの活用による相乗効果だと言えるだろう。
■「不動産は、ひとつの情報産業。」
不動産の仕事は、何よりもいい情報や物件を持っていることが重要になる。そのため、アマヤホームでは、インターネット以前から通常業務においてもIT化による効率化を行い他との差別化をはかってきた。今回のWebサイトリニューアルにおいて、毎日の業務の中で蓄積されてきたノウハウが隅々に生かされている。
「不動産の情報というのは、定型化がおこないやすいものです。どこの不動産屋の物件のチラシを見てもなんとなく似たレイアウトになっていると思います。だからこそ、RSSやXMLといった技術との親和性が高いはずです。しかし、今は不動産ポータルが主流の業界となっており、各ポータルごとに不動産情報のフォーマットが違うため定型化されていないんです。この定型化という動きを、不動産業界全体がフォーマットを決めていくことができれば、今よりも効率よくユーザーにとって見やすい情報提供ができるのではないかと考えています。」
アマヤホームでは、より良い情報をユーザーに伝えるために、再度Webサイトリニューアルを検討している。不動産業界全体でウェブログに対する動きも活発化する中、その先駆けとなったアマヤホームに対する注目はますます集まっていくだろう。
■事例データ■
・Movable Type3.0商用ライセンス
・ビジネスブログをはじめたのは:2004/8月
・はじめた理由:ウェブログならではのCMS・SEO効果に期待
・制作を担当したのは:自社・ウィザシステム・ゲットーデザイン
・何か手ごたえはありましたか?:集客アップ・メール会員数の増加
(ライター:ライフスライス研究所 石谷 匡希
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/ )
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 23:50
- カテゴリー Movable Type
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