Blog on Business

2005年07月19日

印刷アイコン このページを印刷する

楳図かずおオフィシャルホームページがMovable Typeを使う理由

楳図かずおオフィシャルホームページのMovable Type実用例

『楳図かずおオフィシャルホームページ』
http://umezz.com/jp/

漫画家・楳図かずおさんのオフィシャルホームページでは、新刊やグッズの情報、そしてメディア、イベントへの出演の告知などが発信され、それらのレポートなども行なわれている。これらはすべて楳図かずおファンの有志数名の手で運営されている。

umezucom.bmp

■Movable Typeである理由
オフィシャルサイトが立ち上がったのも、有志のファンが楳図かずおさんが働きかけたのがきっかけになったようだ。今回話を聞いたのは、その代表者であり、ウェブ関連の仕事をしている池垣さん。

「これまで楳図さんのグッズ、新刊発売やテレビなどメディアへの出演のアナウンスをまとめているホームページが無くて、一ファンとしても困ってたんですよ。そこで自分でやってしおうと、先生にそのようなサイトを作らせて欲しいと直接お願いしたのがスタートのきっかけです。」

このような経緯でスタートしたオフィシャルサイトのため、スタッフは皆仕事を持ちながらボランティアという形で運営を行なっている。その為、複数の投稿者が別々のPCから情報を更新することができるツールということで、Movable Typeが使われることになったという。

「Movable Typeはこのサイトを始める以前に使ったことがあったんです。そのときに、カテゴリーの機能やパーマネントリンクというものが便利だっていうのは知ってたんです。これをうまく使えば、情報発信に使えると目をつけていたんです。」

■情報発信とコミュニティーの区別

オフィシャルなサイトのためアクセスは多く、ファンからのリアクションも多い。しかし、そのリアクションは必ずしも良いものばかりとは限らない。

「ウェブログは発信専用、即時性のある記事の配信だけにしています。常駐のスタッフがいるわけではないので、コメントやトラックバックの管理まで手が回らないため、トラックバック、コメントの機能はオフにしています。その代わりにファン同士のコミュニケーションに関しては、別立てのBBS(『漂流掲示板』)を用意しています。」

BBSはサイドバーのリンクから別ページへと飛ぶ仕組みになっている。こうすることで情報発信とファン同士のコミュニケーションを促進することの両立を図ることに成功している。

■ファンコミュニティーの在り方と新たなモデル

あくまでボランティアという形の運営だと、続けることへのモチベーションも重要な要素になってくる。

「大変というよりもむしろ楽しいです。最近はファンの方からメールで"こんなのもありますよ"といった情報が集まってくるようになりました。スタイルシートを使ってデザインをするのもおもしろいですしね。」

情報を発信し続けることで、逆に楳図ファンから情報が集まってくる。良いネットコミュニティーが形成されている証拠といえる。そして、『楳図かずおオフィシャルホームページ』は新たな段階へと進もうとしている。

「あくまでオフィシャルサイトという形は崩すつもりは無いですが、コラボレーションという形で新しいことを始める予定はあります。すでに出版社さんとのコラボレーションや、雑貨店さんと『おろち』Tシャツのオンライン販売を行なうという企画がスタートしています。今年は楳図さんのデビュー50周年なので、いろいろと露出も増えると思いますし、これを機に新しいファンが増えてくれるとうれしいですね。」

ウェブログを媒介しての情報発信がコミュニティーを形成し、さらに新たなモデルの形成へとつながっていく。これはウェブ上のコミュニティーの理想形のひとつといえるだろう。

■事例データ■
・Movable Type商用ライセンス
・ビジネスブログをはじめたのは:2004/5月1日
・はじめた理由:楳図かずおに関するオフィシャルな情報を発信するため
・制作を担当したのは:池垣さんと有志のデザイナー
・何か手ごたえはありましたか?:ファンからの情報が集まってくるようになった。

Text/Photo by 速水健朗/Kenro Hayamiz

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 19:46
  • カテゴリー Movable Type

トラックバック

トラックバック URL

印刷アイコン このページを印刷する

このページのトップへ