Blog on Business

2005年08月05日

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三井不動産がMovable Typeを使う理由

三井不動産「みんなの住まい」のMovable Type実用例

「みんなの住まい」
http://www.37sumai.com/

三井不動産が運営する『みんなの住まい』は"人と暮らし"をテーマにしたコミュニティサイト。企業からの一方的な情報発信ではなく、雑誌や不動産物件検索サイトでは得られない、生の声を双方向で伝えることをモットーとしている。

mitui.jpg

■双方向のコミュニティサイト

「実際に弊社の住宅を買われた方が、住んでみてどのように感じているのか、なぜその物件を選んだのかを広く知ってもらうのが目的ですね。」

すでに三井不動産の住宅を購入した人、これから買おうと思っている人、住宅を提供する側=三井不動産の三者が、意見や感想を交わすことができる参加型情報サイトが『みんなの住まい』。その情報発信のツールとしてMovable Typeが選ばれたのは、"双方向コミュニケーション"の部分に力を入れるためだ。

「消費者主体でも企業主体でもない、その中間。お客様と信頼関係を築きながら作っていくサイトだと考えています。その上で"三井っていいね"とおっしゃってもらえればいいですね。」

■コンテンツの工夫

『みんなの住まい』のコンテンツには「 マンション VS 一戸建てあなたはどちら派?」 などのテーマに基づいて討論をする『今月の討論会』や、実際に三井不動産の住まいを購入された方がサイトユーザーから寄せられた質問に答える『住まいの先輩』などのコンテンツが展開されている。ここでは討論や経験談という生の声がそのままコンテンツになる。一方では、住宅事情の移り変わりを三井不動産の物件でたどる『住まいのヒストリー』というコンテンツもある。

「ユーザー同士のコミュニケーションに任せるだけでなく、弊社から発信していきたい情報もあります。通常の不動産サイトには、ディベロッパーとして売りたい物件の情報を出していますが、『住まいのヒストリー』というコンテンツではすでに販売した物件についての、開発当時の想いについての情報も出しています。」

この『住まいのヒストリー』には売る側がどのようなコンセプトでその物件を創り、販売したかなどの"考え"が情報発信されている。そして、これらも一方的に発信されているわけではない。コメントやトラックバックといった機能を使ってユーザー側からのリアクションを受け付けることで、双方向コミュニティーとして機能している。

「住宅というのは売っておしまいではないんです。ひとつひとつの住宅が持っていた当時の先進性や商品企画なりを、ご購入されたお客様がどう感じているかを伝えていければと思っています。」

■企業の側が伝えたいこと

そのほかにも三井不動産の情報誌『こんにちは』の連載陣がサイト用に書き下ろしているコラムも『みんなの住まい』上で読むことができる。これらもブログを使った双方向コミュニケーションの機能を持った読み物となっている。

「雑誌でのお客様のリアクションは、アンケートなどのハガキ返信でしかとれないですよね。ブログだとお客様に直接コラムニストの方々と触れ合っていただくこともできます。」

そして、ウェブの運営者による日記もある。ウェブの運営者が交代で日記を書くことで、ユーザーとつながり、ウェブ上でのコミュニケーションの活発化を図るためだ。

「ブログを使ってみて、お客様との距離が縮まったという実感はありますね。私たちはものづくりという裏方の仕事なので、気持ちまでは伝わり難いところにいます。なので"こういう想いで住まいを創っています"というのを知ってもらいたいという気持ちは強いですね。」

広告という一方的な伝達手段では、企業が伝えたいことの一部しか伝わらない。消費者の側が広告コピーから知ることができることも限られている。企業と消費者がコミュニケーションを取りながら、双方向に情報をやり取りしていく。『みんなの住まい』上で行なわれている情報発信はこのような形態のものだ。住宅・不動産のような生活に密着した商品の場合、このやり方は大きな効果をもつのではないだろうか。

■事例データ■
・Movable Type商用ライセンス
・ビジネスブログをはじめたのは:2005/3月1日
・はじめた理由:双方向の情報伝達
・制作を担当したのは:外部の制作会社
・何か手ごたえはありましたか?:「お客様との距離が縮まり、繋がることが実感でき、またその大切さを改めて感じました。」

Text/Photo by 速水健朗/Kenro Hayamiz

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 16:32
  • カテゴリー Movable Type

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