Blog on Business

2005年11月25日

印刷アイコン このページを印刷する

日産自動車『Cube Blog』がMovable Typeを使う理由

日産自動車『Cube Blog』
http://blog.nissan.co.jp/CUBE/

2005年5月24日にCubeのマイナーモデルチェンジがあり、それを機にオープンしたのが『Cube Blog』。このCube BlogはCubeのキーワードである「Comfortable」に関するさまざまな情報を発信していくブログを利用したオンラインマガジン。Cubeという車自体の魅力がアピールされるだけでなく、 CubeのCMソングを唄うDragon Ashのライブツアーレポートや吉田カバンの新製品の紹介など、さまざまな情報が伝えられている。

cubecite.jpg

■リッチコンテンツから更新頻度へ
日産自動車はこのCube Blog以前に、ビジネスブログ界の大きな話題となった『ティーダ公式ブログ』で成功を収めているが、この『Cube Blog』はティーダ公式ブログとはまったく違ったコンセプトで運営されている。このCube Blogを担当するのは日産自動車マーケティング本部販売促進部の杉本さん。

「Cube Blogはもともとブログで何かをやろうというところから始まったわけではないんです。オンラインマガジンをやろうというのが先にあった。最初はブログブームが去って、ブログを名乗るのが恥ずかしくなったらどうしようなどとも考えましたけど、結局CMSとして優れているというのと、トラックバックを使ったコミュニティ作りというブログの良い部分を生かしてやっていこうという結論になり、名前も相乗効果を狙ってブログを名乗ることになりました。」

昨年はCubeのプロモーションとして『cube WIRED』というクリエイティブ・プロジェクトが展開された。これは5人のクリエイターがCubeに刺激されて作ったFlashによる作品を公開するというもので、豪華なスクリーンセーバーやインタラクティブアニメーションが公開され話題を集めた。このcube WIREDでの手応えも十分にあったのだが、そこで知り得たノウハウを活かした成果がCube Blogにつながった面もある。

「去年はポータルサイトにバナーを貼って人を集めていたんです。確かにポータルからたくさんの人はくるし、国内だけでなく海外からも注目されました。おもしろかったのは、これを取り上げてくれたサイトからまたたくさんアクセスが来たり、検索エンジンからのアクセスが多かったことですね。去年は更新は5回しか行なうことができなかったんです。それで今年はもっと更新頻度を高めて集客を増やしてみようと思いました」

去年の経験から"口コミ"と"検索エンジン"の重要性を知り、それをメインに集客をしようというアイデアから、更新頻度の高いオンラインマガジンCube Blogの企画へとつながっていく。

「定期的に愛読してくれる読者を作りながら、一方で検索エンジン経由でも人が来てくれることを期待しています。マメに更新をしていると、検索エンジンで引っかかるキーワードの傾向が日々変わっている様子がよくわかります。」

Cubeを前面に出すのではなく、キャンペーンなどを企画したり、Cubeのコンセプト"Comfortable"に合ったグッズを紹介するなど、多くの人の興味のある分野の情報発信を行う。その中でCubeに接触してもらう機会を増やそうというのがCube Blogの戦略だ。

cube.jpg
日産自動車Cube担当の杉本さん。

■フレキシブルに対応できる
更新頻度を高めた結果、リッチコンテンツを中心に展開した去年以上に訪問者は増えているのだという。また、このような大掛かりなプロモーションとの違いがさらにあった。ブログではフレキシブルな対応が可能なのだという。

「例えばイベントや別のメディアとのタイアップの話が持ち上がっても、ブログならすぐに告知もできますし、その場の機転で乗っかりやすいんです。ブログの告知効果・媒体効果は大きいですし、日々更新が前提なのでリピーターが多いことにより対応がスムーズというのもありますし。」

現在、Cube Blogで執筆をしているのは編集長以下5名のライター。グッズの紹介からインタビューまで幅広い内容を楽しむことができる。

「日々雑誌として情報を発信して行くのは難しいこと。情報の見せ方も、どのように行なっていくか日々検討している状態です。大変ですけど最初にトラックバックをもらったときの感動を忘れずにがんばってます。」

■事例データ■
・Movable Type商用ライセンス
・ビジネスブログをオープンさせたのは:2005年5月24日
・はじめた理由:日産自動車Cubeのプロモーション
・制作を担当したのは:デザインは制作会社
・何か手ごたえはありましたか?:告知効果が高い。イベントやタイアップ企画などフレキシブルに対応しやすい

Text by 速水健朗 / Hayamizu Kenro

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 19:48
  • カテゴリー Movable Type

トラックバック

トラックバック URL

印刷アイコン このページを印刷する

このページのトップへ