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2005年12月06日

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日産自動車『サファリ公式ブログ』がMovable Typeを使う理由

日産自動車サファリ『サファリ公式ブログ』
http://blog.nissan.co.jp/SAFARI/

日産自動車は2004年の9月から『ティーダ』のプロモーションにMovable Typeを使った『ティーダ公式ブログ』を運用しており、大きな実績と社内的評価を獲得した。その評価の後押しを受け、2005年6月10日にスタートしたのが日産自動車のSUV『サファリ』の情報を発信する『サファリ公式ブログ』だ。

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■スペックを具体像に変えて伝える
『サファリ公式ブログ』の制作は『ティーダ公式ブログ』と同じスタッフが手掛けている。ティーダ公式ブログでもおなじみの日産自動車の山本さんにティーダ公式ブログとサファリ公式ブログの違いを尋ねてみた。

「サファリもティーダも商品の魅力を伝えるためにウェブログを使うという部分はまったく一緒なんです。だけど、伝える手段は両者では違うものになっていますね。」

ティーダのウェブログで行なわれていたことは、スペックや写真では伝えきれない内装の手触りなどの細かいこだわりの部分を、一担当者の目線で伝えるというものだった。しかし、ティーダとサファリでは車の持つ個性もターゲットも全然違う。では、具体的にサファリ公式ブログでは、どのようにウェブログが使われているのか? その理由を答えてくれたのはティーダに引き続き、サファリ公式ブログを担当する株式会社カレンの日浅さん。

「サファリの場合、強力なスペックが売りになる車なんです。だけど、いざ"登坂能力38.6度"っていわれてもうまく想像できないじゃないですか? そこで実際にそのくらいの角度の坂を探してみたら、愛宕神社の男坂がほぼそのくらいの角度だったんです。それでデジカメを持っていって写真を撮ってきてウェブログにエントリーを上げたんです。」

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愛宕神社男坂 http://blog.nissan.co.jp/SAFARI/2005/06/38_1.html

サファリの個性はスペックだけではない。アウトドアやスポーツなど趣味の領域で活躍する車でもある。その部分の魅力を伝えるのも『サファリ公式ブログ』の役割。実際に約2.7メートルのサーフィンのロングボードを車内に載せてみたり、釣りの大会に出かけていった模様をレポートしたり、アウトドアな行動そのものがウェブログのコンテンツになっている。

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長いロングボードも車内に積めるのです http://blog.nissan.co.jp/SAFARI/2005/06/post.html

一方で、アウトドアスポーツに縁の深いサファリの魅力を引き出すことは、実際に乗っている人のライフスタイルをそのまま伝えることでもあった。

「オーナーの方にどのような乗り方をしているのかを取材して、それをウェブログで紹介したりしています。」

実際、サファリ公式ブログではバス釣りのプロに密着取材するなど、車を使う人のライフスタイルそのもののレポートがエントリーになっている。またインタビューというカテゴリーでは、サファリのオーナーたちに話を聞き、彼らが日頃どのようにサファリに乗り、どのような感想を持っているのかについて伝えられている。  

■ウェブログはじわじわ浸透させるメディア
もうひとつティーダとサファリの大きな違いがあった。ティーダは新車だったが、サファリの場合はすでに発売されている車種だ。通常新車のプロモーションには短い期間に大きな予算が使われるが、新車ではないサファリの場合は勝手が違う。

「サファリの場合は生産されたもののほとんどが海外向けの販売だったということもあって、国内向けの情報発信が少なかったんです。なので、ウェブログであらためて情報をより多く出していこうという趣旨でした。(山本さん)」

日産自動車がこのサファリの情報をウェブログで発信する際に取った作戦は"長期戦"だった。

「ウェブログというのは瞬発力のメディアというよりは、じわじわと浸透させるのに適したメディアだという考え方をしているんです。だから早急に情報を広めるというよりは、情報を積み重ねていき、次第に存在感が増していくことができればと思っています。(日浅さん)」

読者のために定期的に情報を発信していくことだけがウェブログの使い道ではない。必要な情報を求めるユーザーが検索エンジンなどを通じてアクセスし、必要な情報を得る。それもまた情報発信のひとつの在り方だ。記事ごとに個別のURLが発生し、検索エンジンで上位に表示されやすいウェブログの特性こそ「じわじわと浸透させるのに適したメディア」という所以だ。

「コストをかけずにコツコツと積み重ねるというのはウェブログだからできる手法なんです。(日浅さん)」

"ウェブログを使った車のマーケティング"。一概にそういってもサファリとティーダでは状況も違えば取った手法も違った。それぞれにあった手段を導き、それにふさわしい戦略を立てる。これが日産自動車のウェブログ活用術のようだ。

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カレンの日浅さんと日産自動車の山本さん  

■事例データ■
・Movable Type商用ライセンス
・ビジネスブログをオープンさせたのは:2005年6月10日
・はじめた理由:日産自動車サファリのプロモーション
・制作を担当したのは:企画が株式会社カレン。記事制作は主に日産自動車山本さん
・何か手ごたえはありましたか?:じわじわながらリピーターの方が増えてきている

Text by 速水健朗 / Hayamizu Kenro

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 11:50
  • カテゴリー Movable Type

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