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2006年06月29日
タカラレーベン 採用ブログ『OFF×REC』がMovable Typeを使う理由
新築分譲マンション「レーベンハイム」シリーズを始め、地域や生活スタイルに合わせたさまざまな新築住宅を提供する株式会社タカラレーベン。2007年の新卒採用にあたって、社員の生の声を発信する採用情報ブログ『OFF×REC』(オフレコ)をスタートさせた。採用という会社の重要な局面にあたって、タカラレーベンはブログのようなカジュアルな雰囲気を持つメディアをなぜ利用したのだろうか。
■会社案内だけでは伝えきれない「雰囲気」を伝えるメディア
「よい人材の採用にあたっては、本来は生で学生さんと会うのがとても有効なんです。とはいえ、実際には会社対学生という堅さが崩せなかった。それは仕方ないことですが、もう少し、会社案内だけでは伝えきれない会社の雰囲気、社員の声を伝えたい、という課題がありました」と、総務人事部の長島拓也さん。『OFF×REC』のコンテンツ管理にあたり、エントリー執筆陣の一人でもある。
そんな人事の声を実現するため、情報システム課から提案されたのがブログ開設の案だった。「生の声が伝えられるメディア」として提案が行われたのが2006年1月。そこからなんと2週間でMovable Typeを使用したサイトを制作、2月1日より『OFF×REC』をスタートさせた。2月から会社説明セミナーがスタートするタイミングに合わせたい、というのが開設を急いだ理由だが、なんとも意気込みの感じられるスピードである。
■仕事に関係あっても、なくても
『OFF×REC』の執筆担当者は、長島さんをはじめ、同じ総務人事部安井久美子さん、営業や建築など3つの部署の現場の社員5名。日々の業務の中で「毎日更新」という高い目標を掲げてスタートした。オフレコの名の通り、会社の現場の雰囲気を伝えるには「こんな内容アリ?」といった内容でも記事にする、と編集会議、原稿チェックはいっさいしない姿勢で臨んでいる。実際に、「飲みに行って二日酔い」といったくだけた話も読める自由なブログとなった。現在まで、「堅いネタは止めましょう」「中傷的なことは書かない」以外のルールは持たずに継続しているが、内容はおおむね好評だ。
■手応えを感じるのはセミナー後の反応
ブログのターゲットである新卒予定者への浸透度は、セミナー参加者へのアンケート結果では最大で2割ほど。メールで事前にアナウンスしていることを考えれば決して高い数字ではない。しかし、セミナーでブログの存在をアナウンスすると、確実に読者が増えていることを実感できるという。反応はトラックバックまたは「応援メール」という形式で寄せられるようになっており、営業の仕事や営業社員の日々の実感などを記事にした回も反応が高い。「実際に入社して営業の仕事をするようになったら、どのような仕事の実感を持つのか?」という疑問に応える内容として、学生は関心を持っていることがわかる。先輩社員と学生との座談会形式のセミナー会場では、ブログ担当社員と学生との会話がはずみ、「ブログで知っていた人と生で会うことで、個人と学生との結びつきが高くなり、座談会形式の効果が高まっていると思います」と長島さんも手応えを感じている。
■モデルルームからでもエントリーを発信
2月から7月までの5ヶ月という比較的長期にわたって、毎日更新の目標を貫いている。といっても執筆者はみな現場の社員のため、業務の合間に記事を書く。営業社員が東京本社から離れた神奈川、埼玉のモデルルームで原稿を執筆、更新担当者へメールでテキストを送付、アップ作業を行うという体制で維持できている。情報システム課の拝崎雄介さんは「スタート時に一度更新のレクチャーをしただけで、びっくりするほどスムーズに維持できています」との感想を持っている。長島さん、記事の更新を管理する安井さんは、「従来のサイトでは、多少の修正でも他部署の手をわずらわせる必要があった。MTなら、自分たちだけでコンテンツ管理に集中していればいいので更新頻度も高くできて気に入っています」と、その手軽さに好印象を持っている。
■手応えを確かめてリニューアル
初めての試みとなった『OFF×REC』ブログだが、7月でいったん終了の予定だ。「内定者は少なからず読んでくれている」という手応えへを確認するため、内定者へ就職活動への感想ヒアリングを行う予定となっている。結果を踏まえ、来年の新規就職エントリーが始まる10月にリニューアルを予定している。今後もブログという形式を続ける意欲は高い。とはいえ、仕事の中で、長期にわたって毎週1本のエントリを執筆するのはなかなか難しい、という反省点を踏まえ、2ヶ月ローテーション制を検討しているとのこと。また、時期を見て戦略的に「この時期に何を発信するか」といったコントロールをしつつ取り組んでいきたい、と5ヶ月の運用から、一段上の内容充実に役立つヒントを引き出している。
■社内のコミュニケーションにも役立つ
採用ブログの意外な副産物として、社員が所属以外の部署の雰囲気を知ることができた、という反応もある「ブログに興味のある社員から、『採用というのはこういう仕事なんだ』との感想が寄せられたんです」と、実は社内のコミュニケーションの手段としても役立っているのだ。もともとブログを提案した拝崎さんは、採用だけでなくマンションの物件情報にCMSとして利用することを考慮していた。販売区画の情報など、こまめな更新が必用になる。営業社員が現場からでも更新できる、そんな物件案内を実現できればと考えていたのだ。『OFF×REC』と同時期に立ち上げた物件案内ブログ「レーベン情報局」はその目標に向かってのテストケースとなるもの。更新の簡単さやリラックスした雰囲気の発信しやすさなど、ブログの持つメリットを実感した今、社内でも利用に積極的な空気が醸成されている。
ブログのカジュアルさは、「書き手の生の声」「その場の雰囲気、リアルタイム情報」の発信から生まれたもの。それを活かすことで、読む側の関心を掘り起こすことができている。タカラレーベンがMTを採用する理由はそこにある。

左から、情報システム課の拝崎雄介さん、総務人事部の長島拓也さん、安井久美子さん
タカラレーベン 『OFF×REC』の事例データ
・Movable Type
・サイトを公開したのは:2006年2月1日
・はじめた理由:会社案内で伝えきれない社の雰囲気を学生に伝えるため
・制作を担当したのは:トランスコスモス
・何か手ごたえはありましたか?:学生からブログの感想や応援メールを寄せられるようになった
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 09:49
- カテゴリー Movable Type
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