Blog on Business
2007年05月17日
ニフティのココログがTypePadを使う理由:後編
ココログならではのサービスで進化するブログへ
■TypePadとココログの蜜月関係
ココログとTypePadの関係を示すエピソードにポッドキャストがある。TypePadがポッドキャストに対応すると、"ポッドキャスティングジュース"というポッドキャスト専用のポータルを作り、送り手、受け手のコミュニティを作り出す。新しく生まれた技術にTypePadが対応し、ココログはそれをうまく活用したサービスを作り出す。
ココログが最近力を入れているのがブログパーツの充実。これにもTypePadの新しい技術への対応が関係している。
「以前は@niftyの担当者が占いコンテンツをブログのサイドバーに置きたいと考えても、それを可能にするためにはシックス・アパートの技術さんにお願いして、時間もお金もかけて対応しなくてはならなかった。でも今はブログパーツ機能が公開されたので、ブログパーツの開発を独自に行えるようになりました」
というのは、ココログのシステム・技術を担当するコミュニティメディア部の佐藤直之さん。これは2006年にTypePadに追加された"ウィジェット機能"の話。ウィジェット機能とはブログのサイドバーに並べることができるミニアプリケーション=ブログパーツのことで、シックス・アパート側がそのAPIを公開したことにより、独自にブログパーツを開発し、ココログのサイドバーに設置できるようになった。
2007年の3月末にオープンした"ブログパーツガーデン"では、占い、ゲーム、天気、映画、旬ワード検索など、さまざまなブログパーツが並んでおり、簡単な操作でココログのサイドバーなどに貼り付けることができるようになっている。これらブログパーツは単にユーザーへのサービスの拡張だけでなく、占いやゲームといった@niftyが持っているコンテンツとブログを連携し、相互のトラフィックを生むというメリットも生んでいる。
ブログパーツガーデンのページ。まめに新しいブログパーツが追加され、人気ランキングやユーザーが書いたブログパーツの記事のリンクもある
■ココログならではの試み
ブログを取り巻く状況は絶えず変わっていく。ココログがサービスをはじめた後には、Livedoorをはじめとした無料ブログサービスが台頭し、ビジネスモデルの転換が迫られた。ニフティも2005年11月も@nifty以外の会員も無料でブログを開設できる"ココログフリー"をスタートさせている。これによって、ユーザーの加入数は倍になったという。これらのような時代の変化はあっても一貫しているのは、コミュニティを大事にするという部分だ。
「当初はブログって技術者のおもちゃだと思われていたんですね。それを、ニフティがやるからには、新しいコミュニケーションのツールにしてやろうという思いが強かったですね」(前島さん)
「他のブログサービスと比べて、ユーザーの更新頻度が高いというのがココログの強みなんです。ただ加入者を増やすのではなく、アクティブユーザーを増やすためには何をすればいいのかを、今後も考えていきたいです」(田代さん)
「ブログが出てきた初期の頃と違って、今はブロガーの数も増えて、とても顔が見えるコミュニティ的ではなくなっているんですが、他のブログサービスに比べてもココログは個々のユーザーの個性があると感じています。そういうものはココログのブランドにもつながる部分。ココログを使っていてよかったなと思えるようなサービスを今後も展開できればいいと思ってます」(佐藤さん)

今回お話を伺った前島さん、佐藤さん、田代さん(左から)
事例データ
・TypePad ライセンス
・サイトを公開したのは:2003年12月
・はじめた理由:会員向けのブログホスティングサービスをはじめるため
・制作を担当したのは:社内
・何か手ごたえはありましたか?:新しいオンラインコミュニティの形を作ることができた
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 18:37
- カテゴリー TypePad
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