Blog on Business
2007年08月02日
和光学園がMovable Type(ムーバブル・タイプ)を使う理由:前編
誰でも簡単に更新できるよう、ブログで構築
東京都郊外に位置する和光学園は、幼稚園から大学・大学院に至るまで、一貫教育を行っている私立の総合学園だ。個性を尊重し、自由な校風で知られている。
同学園の中学、高等学校公式サイトは、リニューアルにあたってMovable Typeを導入し、作業の効率化と質の向上を図っている。さらに、学生のウェブコミュニケーション教育にもブログを活用しているという。
和光学園全体のポータルサイト。中学校と高等学校のウェブサイトがMovable Typeで制作されている
■更新作業の分散化のために導入
和光学園は、幼稚園から大学院まで、全7校からなる総合学園だ。各学校にはそれぞれ情報を発信するためのウェブサイトがあり、さらにそれをまとめる和光学園全体の、ポータルサイトが用意されている。高校以下のサイトはすべて、中高校舎内にあるサーバー室で一括管理されている。
そのうち、2007年5月に中学サイトと高校サイトを、Movable Typeを使って完全リニューアルしたという。
導入からウェブサイトの制作、サーバーの管理までを一手に引き受けているのが、同高校の教員・小池則行さんだ。
「もともと、学校ごとにウェブサイトを立ち上げていたので、ドメインもバラバラだったんです。学園として統一した方がいいという話になったんですが、すでに高校のサーバー室でウェブサーバーを立ち上げていたので、大学以外のすべてのサイトを管理することになりました」
そして、2004年に学園全体をまとめるポータルサイトが立ち上がったが、当時はオーサリングウェアを使って、制作更新を行っていた。
「日々の教育活動の報告記事を発信することにしたんですが、それまで使っていたオーサリングウェアだと、コンピュータに詳しい先生しか使えません。しかし、学校生活のことを記事として書くなら、子どもに近い学級担任の先生などに書いてもらった方が、リアリティがある。誰でも更新できるシステムを考えて、ブログを使うことにしました」
小池さんは、すでに自分個人のブログを立ち上げており、ブログの良さについては体験済みだったそうだ。
「ブログを使って授業のための備忘録を書いていたんです。思いついたらすぐ書けて、検索性にも優れているブログは、学校の情報発信ツールとしても使えると思ったんですね」
ライティングを担当する先生の中には、ほとんどブログを触ったことのなかった人もいたが、実際に更新が始まると、かなりの頻度でエントリーが投稿されていった。
■マルチブログで問題を解決
ブログが導入されて頻繁にサイトが更新されるようになったということは、ポータルサイトや学校サイトのトップページの更新作業が頻繁になるということでもある。
トップページは小池さんがすべて手動で更新していたため、タイムラグが発生したり、直し漏れが起こることもあった。
また、更新の手間以外にも問題があった。必要な情報を盛り込んでいくうちに、サイトの階層が深くなってわかりづらくなっていたのだ。
しかし、その解決方法もブログにあったそうだ。
「マルチブログを使えば、それらの問題が解消されることがわかったんです」
外部に向けた学校説明会の告知や保護者会のお知らせ、同窓会など、目的別にブログを作り、トップのページに自動で新着情報を表示するようにすれば、手動での更新作業は不要になる。
ただ、そのためには、以前のウェブサイトをゼロから作り直す必要があった。全体の情報を見直し、整理し直してから、ブログに落とし込む。
その構成作業には、かなり気を遣い、時間もかかったそうだ。また、学校らしさを表現できるようなデザイン作りにも注力した。
そのかいもあって、導入後の評判は上々とのこと。
「まず、前よりナビゲーションがずっとよくなり、見やすくなったことが大きいですね。また、更新作業の負担も格段に減りました」
ブログとカテゴリーを選んでエントリーを書くだけで、自動的に各コーナーに整理されて掲載でき、更新情報もトップに載る。小池さんが手を煩わせなければならない部分が減ったお陰で、「瑣末なことを気にする必要がなくなったので、その分新しいことを取り入れる余裕もできました」と言う。
その効果は、数字にも現れている。公開を始めた2007年の5月以降、アクセス数がぐんと伸びているそうだ。
「今まで以上にサイトの注目度は上がったと思いますね。ほぼ毎日更新していると、みなさんリピーターになってくれるみたいで、うちの生徒も結構見ているようです」
和光高等学校のトップページ。行事の様子などはすぐ公開できるため、新鮮な情報を伝えることができる
教育現場での"ブログ"の活用方法についても伺いました
↓↓↓
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 10:51
- カテゴリー Movable Type
トラックバック
- トラックバック URL


