Blog on Business
2007年08月09日
エーワンの「プリント生活」がMovable Type(ムーバブル・タイプ)を使う理由:前編
広告色を出さずに製品の用途を提案
名刺カードやラベルなどのプリント用紙を製造販売しているエーワン株式会社では、同社の製品を使った作例を紹介するブログ「プリント生活」を運営している。しかし、同ブログ内で製品名がプッシュされたり、会社名が表に出たりする部分はほとんどなく、企業色は薄い。その理由と「プリント生活」に期待する効果について、同社営業企画課の新町光宏さんと熊田恭子さんにお話を伺った。
「プリント生活」のトップページ。ラベルやカードの利用に関するアイデアが豊富に掲載されている
■メーカー色を極力抑えたコンテンツ重視のブログ
いま流行のエコバッグやダーツのフライト(羽)、ニンテンドーDS Liteまで、なんでもオリジナルにカスタマイズ。「プリント生活」には、プリント用紙を使って手作り作品を作るための、たくさんのヒントが詰まっている。ブログ内の記載によると、運営は「プリント生活実行委員会」となっている。現在はエーワンのスタッフがブログの更新や管理を行っているが、2006年4月のブログ開設当時は外部にもスタッフがいて、作例の掲載を行っていた。
「オープン時にある程度の数の作品を載せる必要もあったので、外部の方に動いてもらって作品を集めてもらいました。その後、作品数もたまってきたので、通常の更新は社内で行うようになりました」(新町さん)。
現在は、完全にエーワン内で更新を行っているが、担当者は基本的に営業企画課の熊田恭子さんひとり。クリエイターからメールで作品と制作過程の写真、作り方のテキストを送ってもらい、それを編集して掲載している。
このように、「プリント生活」は完全にエーワンによって運営されているが、エーワンの企業サイトとは切り分けられ、別途独立したブログとして存在している。相互にバナーが貼られることもなく、商品の広告も見あたらない。各作品の材料名にエーワンの商品名は記載されているものの、非常に控えめで、広告っぽさは全く感じられない。その理由はどこにあるのだろう。
「メーカー名は、あえて前面に出さないようにしています。読者の方に、"結局メーカーのPRか"と思われたくなかったんですよね」(新町さん)。
また、新町さんは「プリント生活」の一番の目的を、
「プリンターを、年賀状と写真の印刷くらいにしか使わないのはもったいない。いろいろな用紙を使ってこんなものを作ってみると面白いですよ、という提案をすることなんです」とも語る。そのために、企業色を極力抑え、門戸を広げたかったのだという。

各エントリーには、制作時のポイントなどが丁寧に解説されている
■書籍の企画から生まれた
新たなプロモーションツールとして採用されたブログだが、いきなり導入が検討されたわけではない。その前に書籍の出版の企画が持ち上がり、その経験が下敷きになっている。
「エーワンが企業としてどういうメディアを持てるのか、メディアプロデューサーの佐々木博さんに参加してもらってブレストを行ったんです。いろいろなアイデアが出た中で、本を出版してみようということになりました」(新町さん)。
そして、できあがったのが『 「自分のしるし」をつくる ラベル・カードブック』だ。松浦弥太郎やみうらじゅんなど各界のクリエイターが、ラベルやカードのおしゃれな使い方を提案するといった内容で、ここでもエーワンの企業名はあまり登場しない。
「なるべくメーカー色を出さず、自然に手にとってもらえる本にしたいと意識して作りました。気がついたらエーワンの商品を使っていた......というふうになればいいなと思っています」(新町さん)。
本の制作過程ではいろいろなアイデアが生まれ、それを活かすための場所として、ブログの開始が決まった。
オープン前の準備段階では、プレビューブログを用意して、各クリエイターがそれぞれ直接エントリーを更新し、最終的に責任者が仕上げを行い本番のブログにアップするという手順が採られたが、作業は効率的に進み、結果的には書籍が出るより先にブログが開始となった。
「Movable Typeには導入や更新がスピーディーというメリットがあり、その結果、出版のペースを追い抜いてしまいました(笑)」(新町さん)。
日々の運用や導入後の効果について伺いました
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- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 10:49
- カテゴリー Movable Type
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