Blog on Business

2007年08月09日

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エーワンの「プリント生活」がMovable Type(ムーバブル・タイプ)を使う理由:後編

前編はこちら

幅広いユーザーに製品をアピール

■カスタマイズによって更新の負担を減らす
ビジネスブログの担当者が頭を悩ませる問題のひとつに、更新頻度の低下がある。「プリント生活」の場合は、作例を増やしていく以外にも、「スタッフ日記」の掲載やトップ画像の頻繁な入れ替えによって、常に新鮮なブログに見えるような工夫がされている。

トップの画像部分では、左右からFlashアニメーションによってお薦め作品が表示され、目を引く。この部分の変更は、ブログの本文に比べて難しそうに見えるが、「プリント生活」では、管理画面から簡単に内容の変更ができるようになっている。静止画をあらかじめ作っておくだけで、あとはファイル名の指定と表示位置を指定すれば、簡単に画像が入れ替えられる仕組みが実装されているのだ。Movable Typeの柔軟なカスタマイズ機能をうまく利用し、更新の負担を大きく減らした好例だといえる。
ブログでは、更新頻度に比例してアクセス数も上下する。あらかじめ更新の手間を省く仕組みを用意し、更新を無理なく継続していくことが重要なのだ。

print3.jpg

「スタッフ日記」として、人気の作例などが紹介されている

■じわじわと認知度や売り上げに影響が
オープン以来着々と作品数は増え、現在では200程の作品が掲載されている。
「PVもじわっと伸びていますね。エーワンとして宣伝をしているわけではないので、クリエイターさんや人気サイトからのリンクから知ってくれるケースが多いです」(新町さん)という。

特に「ニンテンドーDS Liteを和風にカスタマイズ」のエントリーは、主な読者である手芸好きとは違う層から注目され、多くのアクセス数を稼ぎ出した。
「なるべく対象を幅広く持ちたいと思っています。ビジネスツールも、数はあまり多くありませんが掲載しているんですよ」(新町さん)。
掲載作品にはキーワードが設定され、タグクラウドとしてピックアップされるようになっている。

「メーカーサイトでは、"ダーツ"や"LifeHack"などの流行語を載せることは難しいですが、ブログなら自然に取り上げることができます。それがSEO対策になり、検索エンジンから見に来てくれる効果も狙っています」(新町さん)。

最終的な目的は、やはり製品の売り上げアップだ。エーワンでは消費者向けに直接販売はしていない。作例の使用アイテムから各商品情報のページにリンクが貼られ、そこから消費者が全国の小売店を検索し、近所の店で商品を購入するという導線が引かれている。そのため、ブログを見た人がどれくらい商品を購入したのか実際の数字として知ることはできないが、特定の商品の売り上げが伸び、「ブログの影響かもしれない」(熊田さん)と思える例はあったという。

また、「ブログに掲載している作品を見て、商品を購入し作品を作った方がご自分のブログ内で作品を紹介してもよいかと問い合わせがありました」(熊田さん)。
目には見えづらいが、確実に製品の認知度や売り上げアップに貢献していることは間違いない。

エーワンは18年も前から、印刷ソフト(「ラベル屋さん」)の提供サービスを行っている。かつてはフロッピーでの販売だったのが、ネット環境の普及に伴って10年前より無償ダウンロードサービスに変わり、サイト上で提案やサポートを行うようになった。
「初心者の方だと、用紙を買ってもソフトがなかったり、作り方がわからなかったりすることがあります。無料なので高機能ではありませんが、これがあれば最低限のことはできるソフトを用意することは、メーカーとしての使命だと思っています」(新町さん)。

「プリント生活」も、その延長線上にある。今までのサービスは、すでに製品に興味があるユーザーに対するサービスだったのが、ブログを使うことで潜在的なユーザーも掘り起こすことができる。一歩進んだ、新たなプロモーションは、確実に効果を上げつつある。

print4.jpg

お話を伺った新町さん、熊田さん(左から)

事例データ
Movable Type基本ライセンスパック
・ビジネスブログをオープンさせたのは:2006年4月
・はじめた理由:自社製品の需要拡大を目指す
・制作を担当したのは:外部
・何か手ごたえはありましたか?:アクセス数のアップに伴い、製品の認知度が上がった。

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 11:02
  • カテゴリー Movable Type

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