Blog on Business
2007年10月04日
「cinemacafe.net」(シネマカフェ)がMovable Typeを使う理由:前編
サイト構築の効率化とメディアとしての訴求力アップを実現
「cinemacafe.net」(シネマカフェ)は、インターネット黎明期の1997年に創刊された映画メディアだ。メルマガからスタートしたシネマカフェはインターネットの普及と共に成長を続け、今では映画を中心とした総合映画ポータルサイト的なメディアへと姿を変えた。現在の姿にリニューアルしたのは2006年7月。そこでは、Movable Typeも大きな役割を果たしている。
シネマカフェのトップページ。「映画業界人ブログ」や「独占試写会」などでMovable Typeが利用されている
■いち早くCMSとしての可能性を感じ、カスタマイズして活用
運営会社である株式会社カフェグルーヴは、シネマカフェなどのメディア事業を中心に、ネットでの映画やブランドプロモーション、企業サイトのプロデュースなどを行いながら、規模を拡大してきたベンチャー企業だ。日本国内で初の映画公式サイトを作ったり、いち早く公式ブログを立ち上げたりと、常にネットのトレンドを先取りして、業績を伸ばしてきた。
今回お話を伺ったのは、同社取締役兼、シネマカフェプロデューサーの岡島将人さん。自らプログラミングを行ってシステム開発に携わるなど、技術にも詳しい。そんな岡島さんをはじめとしたカフェグルーヴのスタッフと、Movable Typeとの出会いは2004年ごろまで遡る。
「ITとエンターテイメントが好きなスタッフがカフェグルーヴに集まったというのもあるんですけど、そのころはMovable Typeは面白そうとスタッフ間で盛り上がったんですよ。これから伸びそうという雰囲気があったんですね。当時はあちこちでプラグインを作っている人がいて、みんなで作っていくオープンソース的な感じがインターネットぽくてよかった」。
さっそく「シネマカフェ」でも導入し、業界人による日記のコーナー「セレブログ(現:映画業界人ブログ)」を立ち上げた。
「実際に入れてみたら、カスタマイズの自由度が非常に高くて、これはブログじゃなくて普通のページ作りに使えるんじゃない?と気づいたんです」。
同社では一般企業のサイトを運営していたが、ニュースなど更新のたびにクライアントからディレクターに連絡が入り、ページを作成してアップするというアナログな作業を繰り返していた。
「連絡を取り、確認し合い、更新していくというアナログな作業が、あまり"インターネットっぽくない"という思いがあった。そこで、Movable Typeをカスタマイズすれば、その作業から脱却できるのではないかと思ったんです」。
当時はまだブログといえば日記の時代。そんな初期から、CMSとしての可能性を感じていたというわけだ。さっそくクライアントが自ら操作できるようにカスタマイズし、新たなフローを確立した。
「エントリーを作成する際に画像をアップしてもらう、という作業を理解してもらうのが難しかったので、そこではファイル名だけを書けばいいようにするなど、トラブルが起きないようにカスタマイズしました」。
当時、カフェグルーヴ内の開発陣はMovable Typeに「ハマっている」状態。メーリングリストにも、プラグイン情報などが飛び交い、実験的なカスタマイズも次々試していたそうだ。
■Movable Typeに影響を受けたサイト管理システムも開発
2005年頃のシネマカフェは雑誌的な性質が強く、月2回の特集と、週1回のニュース記事を更新するというスタイルだった。「セレブログ」開始からシネマカフェは、更新頻度を高めていった。
「Movable Typeを導入したのは、更新性を増したかったという意味合いもあります。従来の記事だけだと、ユーザーはシネマカフェを週に1度しか更新しないメディアだと認識してしまう。ブログがあると、ほぼ毎日の更新が実現するので、頻繁に訪れてくれるようになるんです」。
ブログ導入の成功は、シネマカフェ本体のサイトのあり方を考えなおすきっかけになる。現在の形へとリニューアルしたのは2006年7月。毎日のニュース更新や、上映スケジュールの掲載、作品データベースとの連携などを取り入れ、より速報性と利便性が高いサイトへと生まれ変わった。
リニューアルの際に取り入れられたのが、自社開発のサイト管理システム「MMS(メディア・マネージメント・システム)」だ。ライターや編集が文章や写真を各自アップし、記事を作成するシステムだが、Movable Typeに多大な影響を受けて作ったという。
「操作フローでも参考にしましたし、再構築などの概念など、かなりの部分で影響されています。いわばメディア開発に特化した独自のMovable Typeを開発したみたいな感じですね」。
あえて自社で独自開発したのには理由がある。作品や会員情報のデータベース、メールマガジンなど周囲との連携が多く、いちから開発したほうが効率がよかったからだ。
しかし、サイト内のコンテンツすべてが自社開発のMMSで構築しているわけではない。部分的にMovable Typeを利用したコンテンツも存在する。現在Movable TypeをCMSとして使っているのは、独占試写会、作品ごとのタイアップコンテンツ、映画業界人ブログなど、データベースと密に連動しないコンテンツが主だ。
「毎回システム開発するのはたいへん。Movable Typeだと、すぐにコンテンツを立ち上げることができますから」。
たとえば独占試写会は元々予定されていなかったが、配信会社からの要望が多く、設けられたコンテンツだ。Movable Typeなら、短期間での立ち上げにも簡単に対応できるというわけだ。
ブログを活用したプロモーションとは?
↓↓↓
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 20:07
- カテゴリー Movable Type
トラックバック
- トラックバック URL

