Blog on Business
2007年11月20日
「アルファブロガー・アワード 2007」がMovable Type 4を使う理由:後編
■「ウェブページ」機能で多様なページの混在するサイト作成が可能に
Movable Type 4で新たに追加された機能に、「ウェブページの作成」がある。これに伴い、ウェブページ専用のタグも新たに用意された。
「初めはどう使うのかな?と思ったんですけど、実際に作成してみると今までのタグの知識を応用できるとわかり、それほど迷いはありませんでした。カテゴリーをフォルダ、エントリーをページと置き換えるだけで、だいたい動作が一緒になりますね」。
Movable Type上でウェブページを作って管理できるメリットとして、新たにページを追加しても、ほかのブログエントリーのように新着情報に反映されないという点がある。ABAでは、「このサイトについて」などがウェブページとして制作されているが、このような、基本的に変更のない内容の場合は、新規ページの追加を前提とするブログエントリーには向いていない。たとえば、「このサイトについて」の文言を多少変更したとき、そのエントリーを新着情報として表示したいという管理者は少ないだろう。
バージョン4では、ウェブページもエントリーと同様に扱えるようになったことで、さまざまな種類のページが混在するサイトの制作や管理がスマートに行えるようになった。
「このサイトについて」のページは、いわゆる静的なページになっている。「ウェブページの作成」機能を利用したものだ
■制作と更新をラクにする新機能
Movable Type 4では、管理画面やエディタなどのインターフェイスも一新された。使い慣れたバージョン3から変わったことで、とまどいはなかったかと尋ねたところ、「すぐに慣れました(笑)」との返事だった。
「使いやすいと思います。今までアップロードの際には別ウィンドウが開いていたのがなくなったり、入力エリアをマウスで広げられたりと、リッチになった印象がありますね」。
テンプレート編集画面も多機能になった。
「テンプレート内で利用しているテンプレートモジュール一覧が表示され、直接モジュールの編集画面にリンクされているのは便利です。万が一、作成していないモジュール名を使ったときには、新規作成へのリンクが表示されます。今までは、一覧ページまで戻ってから探さないといけませんでしたから、使い勝手がとてもよくなりました。また、タグの強調表示も、修正を行うときなどに役立ちます」。
制作時だけでなく、記事の入力の際に役立つ機能も追加された。
「エントリーのプレビュー時に、CSSとテンプレートを反映して、実際のブログと同じように表示されるようになりました。これは大きいですね。今までは、テストサーバを作って確認作業をしたりしていたんですが、その必要がなくなったので助かります」。
安心感を与える機能も強化された。テンプレートやエントリーの編集画面では自動保存機能が働き、ブラウザがエラーを起こしても入力データを失うことがなくなった。また、ブログをまるごとバックアップし、復旧も簡単に行える。
「幸いなことに、まだそれらが必要な事態は起こっていませんが、いざというときに安心ですよね」。
ブログに限らず、万が一の備えは常にしておきたいもの。手軽にデータのバックアップが取れるのは心強い。
■会社のサイト制作などにも生かせる
ABAのブログでは、"HTMLをなるべく書かない"をコンセプトに制作が進められたという。実際、さまざまな性質のコンテンツが混在するページだが、すべてをMovable Type 4の元に出力している。
また、制作と運用を完全に分けることを念頭において作られており、運用側でタグやソースを意識する必要はほとんどない。そのために、別途ブログを用意して、そのエントリーをさらに読み込むという変則的な作り方をしている部分もある。
「決められた枠に入力していくだけなら、誰でもルールさえわかれば入力することができます。クライアントにも更新をしてもらいやすいと思います」。
できることの幅が広がると同時に、扱いも難しくなったのではないかとの危惧もあるが、黒野さんはその心配はないという。もともと紙ベースのデザインからウェブデザインに転向した黒野さんは、自称"文系デザイナー"。
「Movable Typeのタグはプログラムほど難しくないので、勉強すればやっていけると思います。デザイナーがデザインの知識に少しプラスして、ちょっとプログラムっぽいことができるので、挑戦しがいがありますね」。
「サイト全体の中で1部分だけブログ」というサイトは数多くある。これは、"基本的に、エントリーが時系列に並ぶ" "最新情報を更新しやすい"というブログの特徴に因ることもあるだろう。"動きの多いコンテンツ" "比較的動きの少ないコンテンツ"という性質に合わせた使い分け、ともいえる。
Movable Type 4なら、CMSツールとしてサイトをまるごと制作、管理するのも容易だ。たとえば会社のサイトを作ろうと思ったとき、ABAでも活用した条件分岐やウェブページ作成管理機能を利用して、会社概要などの固定ページやニュースリリースなどの最新情報、製品カタログなど凝ったレイアウトのページなど、多様な情報が混在していても、すっきりと管理運用できる。Movable Type 4の新機能は、CMSツールとしても威力を発揮する。CMS、Movable Typeの導入を検討しているなら、ぜひABAのサイトを参考にしてみてほしい。
事例データ
・Movable Type 4(基本ライセンスパック)
・ブログをはじめた時期:2007年11月
・はじめた理由:アルファブロガーアワードの公式サイト運営
・制作を担当したのは:crema design 黒野明子さん
・何か手ごたえはありましたか?:煩雑なサイトの制作や管理を一元的に行えた
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 17:03
- カテゴリー Movable Type
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