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2007年12月14日

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ドーナッツプラントがMovable Typeを使う理由

社内外への情報供給にブログが威力を発揮

「ドーナッツプラント」は、素材にこだわったフードサービスを展開する株式会社ビッグイーツが手がけるドーナッツとベーグルのショップ。2004年5月に第1号店が登場して以来、同社の方針に沿った形で厳選された素材で、高品質な手作りドーナッツを提供し続けている。そのクオリティの高さは幅広い層に支持され、ドーナッツブームの昨今もトップブランドの1つとして不動の地位を築いている。

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ドーナッツプラントのトップページ。サイトはMovable Typeで構築されている。ドーナッツプラントの「質の高いドーナッツ提供」というイメージを体現している

■CMSツールとしてMovable Typeを選択
ドーナッツプラントは、第1号店の開店と同時にウェブサイトを開設した。Movable Typeに移行したのは3度目のリニューアルのタイミングで、2007年11月に公開された。

「これまで静的ページでメニュー情報などをお客様に伝えてきましたが、よりリアルタイムに近い情報を公開するべく、ウェブサイトをリニューアルすることにしました」
と、株式会社ビッグイーツ 業務推進部 兼 Whole Sale事業部 ゼネラルマネージャー 阿部 了一さんが話してくれた。

「期間限定商品や新店舗の開店情報、スターバックスなどほかのカフェへのドーナッツ提供状況など、さまざまな情報をお客様へ公開するのが最大の目標です」と阿部さんは続けた。

ドーナッツプラントのサイトでは、一部「スタッフブログ」としてブログ形式のページもあるが、そのほかのページはメニューや店舗、製品を紹介するカタログ的なページ構成になっている。どちらかというと、CMSとしての使い勝手を求めてMovable Typeを導入したということだろう。

さらに阿部さんは、ウェブサイト構築にMovable Typeを採用した理由について端的にまとめてくれた。
「まず、ツールとして使い勝手がよいことです。HTMLを知らないようなスタッフでも投稿できます。デザインしやすい設計であり、プラグインも多いため、ユーザーの利用状況に的確に対応できる点もポイントです。また、有料で提供されているので、サポートがしっかりしていることも大きいでしょう。ブログツール、CMSツールにはフリーウェアのものもありますが、それでは何かあったときに困る可能性があります」。

■リアルデザインと保たれた統一感
ウェブサイト製作を担当したのは株式会社アベンティ。Movable Typeを採用したウェブサイト構築を多く手がけている。
「実質製作期間は1カ月ぐらいと短期間で済みました。デザインコンセプトで作業が滞ることも多いのですが、このサイトに関しては、ビッグイーツの社内デザイナーさんと話を進め、ドーナッツプラントのブランドイメージを保ったサイト構築ができました」
と、同社のコンテンツプロデュース事業部 シニアディレクター 田中 紘征さんが話してくれた。

このウェブサイトの特徴の1つに、実店舗のデザインと同じイメージで構築されている点が挙げられる。田中さんの話にあるとおり、これはビッグイーツ社内のデザイナーもデザインを検討したためだ。社内デザイナーは、店舗デザインやポスターやチラシ、各種グッズなど、ドーナッツプラントにおけるさまざまな"モノ"のデザインを実際に行っているスタッフである。そのため、ウェブサイトにもリアル店舗と同じ意匠コンセプトを感じさせる結果となっているのだ。

「ビッグイーツ社内のデザイナーさんは、決してウェブデザインに通じているわけではありませんでした。しかし、提案していただいたデザインを折衝しながら実現できました。この柔軟性もMovable Typeのアドバンテージの1つではないかと、制作側として思います」(田中さん)

なお、田中さんはビッグイーツが2007年3月に新規業態として開店したベジタブルカフェ「イート モア グリーンズ」のウェブサイト構築にも携わったという。同サイトもMovable Typeを使って構築されたこともあり、それもサイトリニューアルが円滑に行われた要因の1つであるようだ。

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ビッグイーツの他業態であるベジタブルカフェ「イート モア グリーンズ」のウェブサイト。株式会社アベンティが手がけた

■スタッフブログは顧客と同時に社内に向けたメッセージ
ウェブサイトの管理は阿部さんのほかには実質1名だというが、「スタッフブログ」では各部署の責任者を筆頭として、定期的な記事が投稿・掲載されている。
スタッフブログは「製造」「販売」「販促」「セールス」「経営」と部署ごとにカテゴリ分けされている。この部署ごとの責務で、記事が投稿されているという。

「ある程度の"義務"というニュアンスで、社内の各部署に通達を行って、投稿を促すスタイルをとっています」。(阿部さん)

ビジネスブログの少なからずは「重要でない私信」でまとまりがちだが、ドーナッツプラントにおいては、その趣はないようだ。部署ごとに的確な内容を写真とともに伝えている、"正統的なビジネスブログ"である。阿部さんをはじめとする、運営側のコントロールがうまく働いている証左だろう。

「もちろん、お客様にドーナッツプラントの情報を提供するのが第1の目的ですが、各部署が定期的に記事を投稿することで、部署間の情報交換のソースにもなっている面があります」と阿部さんは言う。

これまで他部署の情報は、責任者同士での情報交換はあっても、末端のスタッフまで行き届くのは難しかったという。ところが、スタッフブログによって他部署の情報を迅速に得ることができるようになり、図らずも社内情報の共有化につながる事態になっているというのだ。複数の部門を持つ企業の場合、社内情報の伝達に難がある場合も少なくないだろう。ドーナッツプラントは、結果的にではあるが、スタッフブログが社内情報の共有に一役買っている例だ。

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スタッフブログでトートバッグを紹介したところ問い合わせが増加。現在はECサイトで販売されている

「リニューアルしたこのサイトに点数を付けるとしたら10点満点で8点か9点ぐらいは上げられると思っています。今後は、各店舗による独自情報の発信を行ったり、RSSを使ってお客様へすばやく情報をお届けし、販売促進につながるようなことができればと思います」と阿部さん。
また、商品情報を一元化し、データベースとして利用できるような方向も検討しているという。Movable TypeをCMSツール、コミュニケーションツールとして活用している同社の今後に注目したい。

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お話を伺った阿部さん、 田中さん(左から)

事例データ
Movable Type(基本ライセンスパック)
・サイトを公開したのは:2007年11月
・始めた理由:サイトリニューアルを機に、サイト情報を迅速に更新するため、社内情報を円滑に共有するため
・制作を担当したのは:株式会社アベンティ
・何か手応えはありましたか?:各店舗の情報を素早く提供することができるようになった。社内部署間の状況把握が容易になった

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 10:26
  • カテゴリー Movable Type

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