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2008年09月01日
長谷幼稚園がMovable Typeを使う理由:前編
父母と保育士が積極的に関わって育てるウェブサイト
鎌倉にある長谷幼稚園は、異なる年齢の児童が同クラスで学ぶなどのユニークな教育方針で知られている。独自性溢れる雰囲気は、毎週更新される同幼稚園のブログからも伺える。Movable Typeで構築したというウェブサイトの運営方法についてお話を伺った。
長谷幼稚園のウェブサイトでは、園の概要はもちろん、子供たちの生き生きとした様子が掲載されている
■更新を容易にするためMovable Typeに移行
江ノ電の長谷駅から徒歩5分ほど、豊かな自然の残る静かな環境に長谷幼稚園はある。夏休み中の園内で取材に対応してくれたのは、保育士の横山彩さんと松川智子さん、サイトの制作を担当した柳澤大輔さんの3人。柳澤さんは、自分のお子さんを同幼稚園に通わせていた「父親」ではあるが、ウェブ制作も行っている株式会社カヤックの代表取締役でもある。しかし、長谷幼稚園のサイト構築は全くのボランティアとして請け負ったという。
「ボランティアって感じでもないんですよね(笑)。自然にやってるので」とさらりというが、言うは易く行うは難し。馴れているとはいえ、手間のかかるサイト制作に手を挙げたのはなぜなのだろう。
「僕はリニューアルを行ったのですが、それ以前のサイトも、父母がボランティアで運営していたんです」(柳澤さん)。
「そもそもは、2001年ごろに、父母の方からサイトを作りたいという提案を受けてできたサイトなんですね。詳しい方がいらして、制作から更新まですべて行ってくれました」(横山さん)。
しばらくはその体制でサイト運営を行っていたが、担当者のお子さんが卒園を迎え、更新を行える人がいなくなってしまった。
「HTMLで書いたホームページだったので、誰でも更新できるものではなかったんです。先生がHTMLを勉強するのは難しいし、僕も忙しくて更新には携われない。そこで、先生方でも更新しやすいCMSを入れてはどうかということになった。最初の導入だけ僕が担当すれば、あとは任せられますからね」(柳澤さん)。
CMSとしてMovable Typeを選んだ理由について聞くと「普段から使い慣れているから」とのこと。
「お金をもらう仕事ではないので、苦労せずに早く立ち上げられることを優先して選びました。仕事でいろいろなCMSを使っていますけど、一番多く使って慣れているのがMovable Typeでした」(柳澤さん)。
リニューアルにあたっては、サイト全体をMovable Typeで構築しなおし、掲示板など一部のコンテンツのみフリーの掲示板プログラムを使ったページにリンクを張ることにした。以前のコンテンツは、手作業で入力して移植したが、横山さんと松川さんは、そのときにはじめてMovable Typeに触れたそうだ。
「柳澤さんからレクチャーを受けて、マニュアルも作ってもらいました。以前のサイトからの移行分が3年分くらいあったので大変でしたが、やりながら入力に慣れることができました」(横山さん)という。
2005年の春には移行がおわり、今のかたちのウェブサイトに切り替えることができた。
■お母さんが取材班、保育士が更新係
「はせっこアルバム」は、週に1度という高い更新頻度を継続し、特別な行事のあるなしにかかわらず、普段の園児の姿が見られるということで、園児の父母や祖父母に人気を博しているコンテンツだ。写真撮影と文章作成を担当しているのは、園児のお母さんたち。取材班を結成し、週ごとに交代でレポート作成を行っているのだという。
週1回更新される「はせっこアルバム」。イベントだけでなく「帰りの会」など日常も伝えている
「今年は7人のお母さんが担当しています。園に撮影にきてもらって、週末に文章とデジカメ写真を私たち保育士にメールで送ってもらい、日曜日に更新するという体制です」(松川さん)。
幼稚園内には更新用のパソコンがないため、保育士がメールを受け、更新作業を行うのは自宅になる。取材を行うお母さん方だけでなく、保育士も時間外にボランティアで作業をしているということになるわけだ。
「更新自体はそれほど時間がかからないので、負担にはならないですね」(横山さん)。
Movable TypeのCMSが、功を奏しているようだ。
取材から更新まで幼稚園側で行う、もしくはすべてを父母に任せるという方法も考えられるが、今の体制がベストだと考えているそうだ。
「お母さん方に取材をしてもらうことによって、子供のことを違う目線で見られるとか、幼稚園の活動自体に興味を持ってもらえる効果もあるんです。続けていると、お母さん方と幼稚園、お母さんと子供たちの関わりの変化が実感できるんです。園で更新を担当しているのは、幼稚園側でも何らかの関わりを持っておきたいからですね」(横山さん)。
毎週違う取材者が担当すれば、個人あたりの負担も軽くなる。しかし、保育中に保育士と園児以外の人間が入れ替わり立ち代わり参加することに対して、否定論もあるのではないだろうか。
「それはないですね。うちはオープンなので、いつでも父母の方々も一緒に活動してるんです」(横山さん)。
「子供も、違うクラスのお母さんたちのことをよく知っているし、みんなですごすことに違和感は全くのないですね」(松川さん)。
むしろ、子供に多くの大人と接する機会を与えてくれると、肯定的に捉えているのだ。
また、コンテンツ内容の充実という点でも、取材者が代わることで目線が変わり、バリエーションがつく。いくつものメリットが現在の体制から生まれている。
導入後の効果などを伺いました。
↓↓↓
後編に続く
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 19:04
- カテゴリー Movable Type
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