Blog on Business
2008年12月08日
東京もつ鍋天国がMovable Typeを使う理由:前編
コミュニティ機能をアフィリエイトサイトに活かす
「東京もつ鍋天国」は、東京周辺を中心としたもつ鍋店専門の紹介サイトだ。「モツ男さんとモツ子さん」の2人が実際にもつ鍋店を訪れ、料理の感想と共に店舗情報を掲載するレストランガイド的な作りになっている。2008年11月にはMovable Type 4.2を導入して全面的にサイトをリニューアル。ユーザー参加型のコミュニティサイトへと大きくスタイルを変えた。管理人の一人である「モツ男」さんと、制作を担当したcrema designの黒野明子さん、TAKU-WORKの秋野琢さんにお話を伺った。

「東京もつ鍋天国」のトップページ。店舗情報とレビューが主なコンテンツだ
■CMS+コミュニティ機能で選択
「モツ男」さんが「東京もつ鍋天国」を始めたのは2006年11月。
「もともとアフィリエイトサイトをいくつか運営していたんですが、今まで食べ物のアフィリエイトサイトはやったことがなかったので、やってみることにしました」。
さっそくリサーチをすると、意外にも鍋の専門サイトがないことに気づく。
「ちょうど冬も間近だったし、プチもつブームが再来、みたいな時期でもあったんですね」。
さっそくMovable Type 3でサイトを構築し、2年目の冬には月間20万PVを集める人気サイトとなった。
「僕がMovable Typeを選んだ理由は、CMSとして使いやすかったのが第一。また、利用者が多いので、情報が多いのも利点ですね。全体のシステムは把握できていなくても、タグをひとつひとつ理解していけばカスタマイズもできるので、プログラミングができない個人でも使えるのがいいところです」。
今回、Movable Type 4.2でリニューアルした目的は、コミュニティ機能の導入だという。
「何年か前までは、インターネットは情報を一方的に送るという性質が強かった。情報を充実させて、SEO効果で集客するのが一般的だったんです。しかし、今は誰でもブログを使えば簡単に情報提供できるようになりました。でも、純粋に情報提供力だけの戦いになると、個人がコストをかけられる企業と戦っても勝ち目はないんですね。であれば、ひとりの力だけではなく、ユーザーからの情報提供もコンテンツとなるコミュニティを目指していくべきではないかと考えていました。リニューアル以前も、それは意識していて、ユーザーからの情報をコメント欄から提供してもらうようにしていました。でも、やはりコメント欄という域を脱しなかったんですね」。
Movable Type 4.2のコミュニティ・ソリューションは、その問題点を改善する手段となると考えられる。
「コミュニティ機能は、コメントと違ってユーザーが『参加』できるんです」。
今までは管理人しか行えなかった店情報の書き込みなど、ユーザーのできることが増加すれば、コンテンツ量は自然と増えていく。また、ユーザーの"積極的に参加している"という意識が強まれば、リピーターも増え、それに伴ったPVの増加も期待できる。さらには、SEOの効果が上がり、本来の目的であるアフィリエイト増収にもつなげられるという流れだ。
実際の導入に関しては、専門の制作者に頼むことにした。
「ちょっと自分で導入するにはハードルが高いような気がして、黒野さんと秋野さんにお願いすることにしました」。
リニューアルにあたったのは、crema designの黒野明子さんとTAKU-WORKの秋野琢さん。黒野さんがサイト構成とディレクションを担当し、秋野さんがデザインやHTMLコーディング、Movable Typeの実装を行った。
「モツ男さんから大筋のご希望をいただいて、私のほうでご提案をし、キャッチボールを繰り返しながら進めていきました」(黒野さん)。
黒野さんと秋野さんも、Movable Typeのコミュニティ・ソリューションを使ったサイト構築は初めてだったそうだ。
「実装できるかどうか、テストをしながら進めていきました。はっきりとした目的のもとにオーダーをいただき、なんとかして実現しようとすることで、こちらの技術力も上げることができました」(黒野さん)。
■アフィリエイト収入を上げるためのSEO
多くのアクセスを集めることは重要課題といえる。そのために、SEOに関してかなり高い意識を持っているようだ。
「SEOの基本ですが、ユーザーが何を考え、どんなキーワードで検索をするかに想像力を働かせることが最も重要だと思います。当然<もつ鍋>というワードと、あとは例えば<新橋>といった地域名などですね。そこで、カテゴリーを地域名にし、個別の店舗ページのタイトルにも地域名を入れるようにしています。あとは、<ランキング>や<クチコミ>などのキーワードも重視しています。みんな、お店を探すときには評判を気にするんですよ。SEO的な意味でも、今回のリニューアルでランキングの集計と表示ができるようになったのは大きいですね。今までは、時系列でしか並べることしかできなかったので、入れることができなかったんです。現在は、地域別の一覧表示のページをランキング順に表示し、タイトルも『銀座・有楽町・新橋のもつ鍋ランキング』にできました」(モツ男さん)。
細かいチューニングを加えていった効果もあり、「東京もつ鍋天国」は、モツ男さんが運営する多数のサイトの中でも1~2を争うアクセス数を獲得しているという。
アフィリエイトの収入には2種類ある。1つは店舗からグルメサイトへの誘導、もう1つはお取り寄せの店舗への誘導だ。
「収入としては、お取り寄せの商品購入による報酬の割合が大きいですね。でも、お取り寄せをしたいと思って検索する人よりも、もつ鍋を食べに行きたいと思って検索する人のほうが多いんです。店を探して、ついでにお取り寄せもしてみようかな?という感じですね」(モツ男さん)。
お取り寄せからのアフィリエイト収入を上げるためにも、店舗情報の充実はかかせないということだ。
コミュニティ機能の効果などを伺いました。
↓↓↓
後編に続く
- 投稿者 Blog on Business 編集部
- 16:00
- カテゴリー Movable Type
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