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2009年01月13日

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東京綜合写真専門学校がTypePadを使う理由:後編

前編はこちら

■Flickrを使ったトップページの写真

トップページ上部にはFlashを使って大きめの写真が表示されており、クリックすることによって別の写真を見ることができるようになっている。

「トップページには写真学校らしいインパクトのあるものを表示したいと思ったので、本校の卒業生・講師であるプロの写真家が撮影した、『作品』と呼べるクオリティの写真を大きく使うことにしました」(村上さん)。

実はここで使われている写真は、米国Yahoo!が運営する写真共有サイト「Flickr」にアップされているものだ。Flickrに学校のアカウントを作り、そこにアップした写真をAPIを使って取得し、Flashでランダムに表示するという手法が取れられている。その際、サイズ調整も行われ、大きい写真は自動的にリサイズされる仕組みになっている。
tcp04.jpg
トップページの写真はFlickrで管理され、Flashで読み込まれて表示される

「拝見した写真がとてもきれいだったので、写真から興味を持った人がこのサイトに来てくれるという動線があってもいいんじゃないかと思い、Flickrの利用を提案しました。また、Flickrには、写真を扱うには優れたインターフェースが用意されていますし、訪れるユーザーは写真に興味がある方が多いですからね」(山辺さん)。

現在Flickrには、本校の卒業生であり講師の高橋和海氏の写真がアップされているが、今後もたくさんの写真家の写真をアップしていく予定だ。

また、トップページ下部に表示される写真展情報記事の見出しにはサムネイル写真が配置されている。一見ごく普通のレイアウトに見えるが、Movable Typeに比べると多少機能が制限されているTypePadでこのような表現を行うことは少々難しい。

「実はこの部分は、JavaScriptを呼び出してエントリーから写真のURLを抜き出し、整形のうえ表示しています」(山辺さん)。

MTタグを使ったテンプレートの編集だけでは不可能なことも、JavaScriptやCSSを工夫することによって、TypePadでもかなり高度な表現が可能だという。

東京総合写真専門学校
トップページの下部はJavaScriptを使ってサムネイル表示

■同素材で紙媒体も作成

今回のサイトリニューアルに続き、アライアンス・ポートでは学校の説明会などで配布するパンフレットも作成した。パンフレットには学校の沿革や校長の言葉など、一部ウェブサイトの情報を流用している。ウェブ媒体と紙媒体を同時に作成することによって、かなりメリットがあったようだ。
「作成する際、ウェブサイトのデザインコンセプトを紙の方にも引き続き持って行けるので、統一感を取ることができました。また、ヒアリングも省略できるうえ、作成に使う写真やテキストなどのデータもほとんどいただいているので、時間的、ひいてはコスト的にかなり省力化が図れました」(山辺さん)。

■TypePadの長所と短所

今回のサイトリニューアルにあたり、以前から使用されていたTypePadを上位プロダクトであるMovable Typeに変更するという選択もあったが、検討のうえ、そのままTypePadを利用し続けることになった。

「いちばん大きな理由は、TypePadをすでに利用していたので、使い方に慣れていたという点です。Movable Typeに変更すると管理画面が大きく変わってしまうと伺ったので、その場合新たに使い方を覚えなくてはなりません。また、費用的にもMovable Typeにすると新たにホスティング代がかかってしまいますしね」(眞海さん)。

と、眞海さんが語るように、担当者がすでにTypePadを使いこなしているという理由が大きかったそうだ。そのうえで、TypePadでどこまでできるか、なにができないか、という説明を受け、最終的な決定を行ったということだ。
TypePadをMovable Typeの簡易版、もしくは個人向けエントリーブログツール、といった認識でとらえている人も多いが、「それは間違っている」と以前はシックス・アパートでTypePadやMovable Typeのサポートを担当していた大和さんは話す。

「Movable TypeにできてTypePadにできないことというのは実はそんなに多くありません。確かに『MTIf~』をはじめとするMTタグの一部やメールフォーム、管理画面のカスタマイズなどできないこともありますが、中・小規模のサイトであれば問題なく構築できます。専門のウェブマスターや管理者などがいないような組織のウェブサイトの場合には、サーバーホスティング型なので契約がワンストップ、使いやすい管理画面、もちろんコスト面などMovable Typeにない利点もあるので、案件によってはTypePadをおすすめすることもあります」(大和さん)。

※ 2010年8月 追記
2010年5月におこなった仕様変更により TypePad ビジネス でサポートする MT タグの種類が大幅に増えました。サポートする MT タグについての詳細は以下ナレッジベースよりご参照ください。

確かに、大規模な企業サイトのように高度なユーザー管理やワークフロー処理が必要な場合は、Movable Typeの方が適しているだろう。だが、それらは運用でもある程度カバーできる。専任のサイト担当者を置けないような企業規模であれば、TypePadを選択肢に入れるのもよいのではないだろうか。

tcp05.JPG
お話を伺った村上さん、眞海さん(左から)
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アライアンス・ポートの大和さん、山辺さん(左から)

事例データ
TypePad
・サイトを公開したのは:2008年8月
・はじめた理由:バラバラに運用されていたブログをまとめ、学校サイトとして体裁を整えるため。
・制作を担当したのは:合同会社アライアンス・ポート
・何か手ごたえはありましたか?:見やすく安心感のあるサイトができ、好評をいただいています。

(文:田口 和裕)

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 12:31
  • カテゴリー TypePad

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