ビジネスブログの基礎知識
ビジネスブログの基礎知識
第1回:ブロガーって、どんな人たち?
はじめまして。シックス・アパートの中山です。
各種プロバイダや大手ポータルサイトがブログサービスを提供し、個人レベルにはずいぶんと広まってきたブログ。みなさんの回りにも「ブログを書いている」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
「日記サイト」とか「簡易ホームページ」と呼ばれることもあるブログは、最近では徐々にビジネスにも使われ始め、“ビジネスブログ”としてプロモーションや製品案内等に活用する企業が増えています。
しかし、ブログはまだ新しいツールで、未知の部分も少なくありません。
「ビジネスに、ブログをどう利用すればいいのかわからない」
「ブログで何ができるのかわからない」
「ビジネスブログを運営するためのノウハウを知りたい」
といった不安や要望をきっとお持ちかと思います。
そこで「ビジネスブログの基礎知識」と題し、これからビジネスブログを始めたいとお考えの方々に、連載形式でビジネスブログについてわかりやすく解説いたします。
第1回目の本日は、「ブロガーって、どんな人たち?」。
まずはブロガーについて、ご理解を深めていただければと思います。
どうぞ、ごゆるりとお付き合いくださいませ!
<ブログの数は1,000万件!?>
2004年に本格化し、2005年にブレイクしたブログは、いまでは知らない人がいないくらいポピュラーになりました。総務省の調査によると、2005年3月時点のブログ登録数は335万件で、2年後の2007年3月時点には782万件に達するとの予想でしたが、実際は2006年3月時点ですでに868万件を突破しています。ブログは予想以上のスピードで急速に成長しており、すでに1,000万件を越えているかもしれません。
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ところで、「ブログ」という言葉が、インターネットユーザーの間でどのくらい認知されているかご存知ですか?
なんと認知率は99%!(※1)。ほぼインターネットユーザーの全員がブログという言葉を知っていると断言でき、いかにブログが市民権を得たかが分かります。蛇足ですが、99%の認知率とは、パソコンの「ウィルス感染」や「クールビズ」というフレーズの認知度に匹敵します。いまやブログは「知っていて当たり前」レベルなのです。
<ブロガーって誰?>
ブログの数についてはご理解いただけたと思います。では、ブロガーと呼ばれるブログに記事をせっせと投稿する人々とは、いったいどのような人たちなのでしょう?
ブログが一般化してきたとはいっても、その実態は実はあまり知られていません。ある調査(※2)によると、氏名を公開するブロガーは7%、顔写真を掲載するブロガーは6%に過ぎないのです。つまり、ほとんどの人は自分がブロガーであることを明かさないので、日常生活からでは誰がブロガーなのか、いつ何を書いているのかという利用実態が見えてこないのです。このような状況が、ブロガーという存在をわかりにくくさせていると言えます。
ブロガーとは、技術や知識に長けた一部のインターネットユーザーや、特定の職業・社会層の人々を指すのではありません。ブログを始めるのに特別なスキルや知識は不要です。HTMLを知らなくても、インターネット環境さえあればブログはものの数分で開始できます。無料サービスもたくさん出回っていますし、年齢制限や身分証明や必要資格もなく、誰でもその日からブロガーになれるのです。あらゆる人々に分け隔てなく与えられた、究極にカンタンなインターネット上での情報発信ツール、それがブログです。
ブロガーは学校、企業、地域社会、家庭、交友関係など、あらゆる所に存在するふつうの人々です。ただ、それに気がついていないだけなのです。
<インターネットユーザーの、3人に1人がブログ開設経験アリ>
2006年2月時点で、日本のインターネットユーザーは約7,300万人(※3)を越えました。冒頭で述べたとおり、その中のブログ認知率は99%です。そしてインターネットユーザーの36%がブログ開設経験アリという調査結果(※4)も発表されています。平均して3人に1人がブログを開設したことがあるのです。
この傾向は若い世代になるほど高く、10代では50%、20代では46%、30代では38%となっていて、50代以上でも18%がブログ開設をしたことがあると答えています。
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もちろん、三日坊主で更新されないブログや、試しに作られて放置されたブログもこの数には含まれます。それにすべてのブログ開設経験者が、必ずしも頻繁にブログを更新するわけでもありません。
しかし、それを差し引いても、ブログはティーンエージャーからシニア層までの幅広い世代の興味を集めていると言えるでしょう。
それだけではありません。ブロガーが従来のインターネットユーザーと決定的に異なるのは、ブロガーは「傍観者」ではなく、積極的な「情報発信者」であるという点です。
ブロガーが情報を発信し、その他のブロガーや非ブロガーがそれを読むことで、コメントやトラックバックを通じて情報が連鎖的に広がります。ブロガーはインターネット上で影響力を持った存在なのです。(中でも、特に影響力を持ったブロガーを、“インフルエンサー”と呼びます。)
消費者が自ら情報を発信して作るメディア(CGM:Consumer Generated Media)として、ブロガーがその担い手になると言われているのも、その影響力が大きいからなのです。
<消費者のブロガー化>
想像してみてください。自社顧客や会員の何%がインターネットユーザーであるか。その中の3分の1の方々がブログ開設経験者と考えたとき、その数は無視してもよいボリュームでしょうか?
ブロガーはニッチな存在で、自社とは関係のない特殊な消費者と言い切れるでしょうか?
そんなことはないはずです。
もはやブログとブロガーは、「知らなかった」では済まされません。
今日、インターネットが私たちの生活に深く根を下ろし、インターネット抜きのビジネスが成り立たなくなったように、今後ブログ抜きのビジネスは考えられなくなるでしょう。
消費者がブロガー化することによって新しい情報を手に入れ、その情報を共有する。近い将来、彼らの思考・判断・価値観に変化が訪れ、予想もしなかった行動を始めるかもしれません。企業が好むと好まざるとに関わらず、消費者側は確実に変化しているのです。
消費者のブロガー化への対応を、企業が真剣に考えるべき時代が到来したのです。
◎次回は、「ブログとウェブサイトは何が違うの?」です。
※1 インフォプラントのブログに関する調査
※2 (株)NEC総研 ブログ・SNS利用者の実像
※3 インターネット白書2006
※4 ※1に同じ
- 投稿者 nakayama
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