ビジネスブログの基礎知識
ビジネスブログの基礎知識
第2回:ブログとウェブサイトはなにが違うの?
ビジネスブログをご検討中のみなさん、こんにちは。シックス・アパートの中山です。
さて、前回はブロガーという人々についてご説明をしました。
第2回目の本日は、「ブログとウェブサイトはなにが違うの?」と題し、ブログそのものについてお話しようと思います。
<そもそもブログとは?>
ブログとは、一言で表現すると「更新のカンタンなウェブサイト」です。
そう、難しく考える必要はありません。ブログはウェブサイトと別物なのではなく、ウェブサイトの一種です。ブログとは、ブラウザ上でカンタンにウェブサイトを作成・更新できる、従来のウェブサイトより格段に使い勝手のよいツールです。
1.更新がラク、運営コストが低い
ブログの最大の特徴をひとつ挙げるとしたら、「更新がラクで、低コストで運営できる」に尽きます。従来のウェブサイト更新は、「原稿作成→HTMLページ作成→テストサーバにアップ→担当者が内容を確認→本番環境にアップ→公開」という面倒で時間のかかる手順を踏む必要があります。
また更新作業には専門スキルを要し、多くの場合、更新作業を専門のIT部署か外部の制作会社に依頼せねばならず、タイムリーな情報発信が難しいといった欠点があります。更新作業の面倒さとコストが原因で、長期にわたって更新されず、古い情報を掲載したままのウェブサイトも少なくありません。
ところがブログなら、HTML等の技術的知識は不要なので、誰にでもカンタンに扱えます。
ブログは「原稿を作成→(内容を確認して)すぐ公開」ができ、同時に各ページのリンクも自動的に設定されます。ブログなら、ウェブサイトの更新に比べて圧倒的に少ない作業と時間で済むのです。結果的に、本来時間をかけるべきコンテンツ制作により多くのエネルギーを割けることになります。そして、よいコンテンツには多くの訪問者が集まりやすく、アクセスも増えるという好循環が起こります。
2.高い双方向性
従来のウェブサイトの場合、情報は発信者である川上(企業、既存メディア等)から受信者である川下(消費者、顧客、会員等の閲覧者)へと、一方的に流されることがほとんどで、決して双方向性を実現できているとは言えませんでした。
閲覧者(消費者)側から企業にコンタクトをとりたくても、せいぜいメールか掲示板、もしくはフリーダイアル等のオフライン手段に限られ、満足のいくコミュニケーションはできません。つまり、従来のウェブサイトは、情報を提供することはできても、情報を吸い上げる・双方向でコミュニケーションを行う、という用途には適していないのです。
それに対し、ブログでは閲覧者が自由にコメント・トラックバックを発信できるので、川下からの積極的な情報発信が可能です。情報を発信する側と、受ける側双方からの意思表示がカンタンで、しかもそのやりとりは、コミュニケーションに参加していないブログ閲覧者にもリアルタイムで可視化されるのが特長です。この双方向性は、従来のウェブサイトでは実現できなかったブログの大きな特長です。
3.ブログは検索エンジンに強い構造を持つ
インターネット白書2006によると、企業が考える最も効果的な自社サイトへのアクセス誘導対策の第1位は「SEO」(※1)です。
2位の「紙メディア(雑誌広告やチラシ)にURLを記載」、3位の「検索連動型広告(アドワーズやOverture等)に出稿」よりも圧倒的に重視されており、しかもSEOを重視する傾向は、昨年よりも上昇傾向にあります。
(クリックで拡大)
ブログによってインターネット上のコンテンツが急増し、それに伴い検索エンジンの重要度はますます高まります。検索エンジンを制することが、アクセス誘導を制するといっても過言ではない昨今、検索エンジンに強いというブログの特長は大きなメリットになります。
<ブログが検索エンジンと相性がよい理由>
「ブログは一般的に検索エンジンと相性がよい」と言われていますが、注意しなければいけないのは、すべてのブログが検索エンジンに強いわけではないことです。
以下の条件をクリアしているブログなら、検索エンジンにヒットしやすくなると言われています。
1.「Web標準」でコーディングされている
「Web標準」とは、W3Cにより“文書構造をHTML、デザインをCSSで制御すること”と推奨されている仕様のことです。文字を表すHTMLと、デザインを制御するCSSを分離し、情報を整理することにより、検索エンジンが理解しやすい(検索されやすい)仕組みになるということです。(なお、Movable Typeは「Web標準」でできており、検索エンジンが理解しやすいHTML構造を持っています)
2.トラックバックによる被リンクの増加
Google等、主要検索エンジンは被リンクの多さを重視しており、被リンクの多いサイトほど重要なサイトと評価します。ブログのトラックバック機能を用いれば、相互リンクを受けやすく、検索エンジンに高い評価を受けやすくなります。
3.コンテンツの充実
ブログは更新がラクなため、頻繁な更新が可能となり、短期間でコンテンツの量が増えていきます。また、ブログを更新し続けると、自然とテーマに沿った情報が充実するので、検索エンジンに重要度が高いと判断されやすくなります。
<ブログで気をつけるべき点>
さて、ブログの持つ様々なメリットについてお話してきましたが、やはり通常のウェブサイト同様、運営に際しては気をつけるべきことがあります。
1.コメントスパム、トラックバックスパムの被害を受ける可能性
ブログはオープンなメディアであり、それがメリットではあるのですが、そのオープンさが仇となり、コメント・トラックバックスパムの標的になることがあります。
コメント、トラックバック機能をオープンにする以上、チェック体制や、削除ポリシーを整えておくとよいでしょう。
(なお、Movable Typeには、SpamLookupというスパム防止機能が備わっており、悪質な業者などから送られてくるコメント・トラックバックスパムを検知し、自動的に未公開にしたり、削除することができます。)
2.更新頻度が低いとサイトの体裁が悪い
ブログは更新しやすいツールですから、情報を発信してこそ、その真価を発揮します。逆にブログを更新しないと過去記事が残った状態になってしまい、格好の良いものではありません。企業が運営するブログの場合、極端に更新頻度が低いと企業姿勢を疑われかねませんので、注意が必要です。
<情報が格段に発信しやすくなった時代の到来>
ブログの登場により、人々のインターネットの使い方は大きく変わりました。
情報を「求める人」「発信したい人」「共有したい人」それぞれのニーズを満たしてくれる新しい形のウェブサイト、それがブログです。ブログは、すべてのインターネットユーザーに優しく、使いやすく、そして平等なメディアなのです。
次回は、「ブログには、どんな便利な機能があるの?」について、お届けします。
- 投稿者 nakayama
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