ビジネスブログの基礎知識

ビジネスブログの基礎知識

第8回:ビジネスブログの方向性を決める(前編)

ビジネスブログをご検討中のみなさん、こんにちは。シックス・アパートの中山です。さて、8回目の今回からは、第2ステージとして「より具体的なビジネスブログの運営方法」についてご説明していきたいと思います。

何事も、始める前に「目的」を明確にしておくことで、方向性を定まり、ブレが生じにくくなります。ブログは継続的に運営するものですから、なおさら初めにキチンと目的を設定しておくことが肝要になります。

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<そのビジネスブログの目的は?>
「何のために、ビジネスブログを始めるのか?」

気軽に始められるモノほど、目的を深く考えずに始めてしまうものです。ブログも始めるのはカンタンですから、まずは一呼吸置いて、「自分たちのおこなうビジネスブログの目的は何なのか?」を自問自答してください。明確な目的がないまま走り出すブログは、往々にしてテーマがブレてしまったり、あれもこれもと欲張りすぎて一貫性のない情報で溢れてしまったりして、期待する効果を得にくくなってしまいます。

当たり前すぎて驚かれるかもしれませんが、意外なことに「ただ、なんとなく始めた」「何をしたいのかが伝わってこない」ように見受けられるビジネスブログが中には存在します。ビジネスブログをおこなおうという意気込みは感じるのですが、それがただの日記の延長では、せっかく始めたブログの効果が半減してしまいます。

それでは、ビジネスブログの目的とは何のことを指すのでしょう?

ビジネスブログの大きな目的として、「なんらかの形で自社の利益や売り上げに貢献する」が挙げられます。たとえば、ブログ上で商品を購入してもらったり、問い合わせを増やして見込み顧客を開拓するのは直接的で、メリットがハッキリしています。

しかし、直接的なメリットだけが目的となるのではありません。
ブログを通じて企業イメージを向上させたり、消費者との距離感を縮めたり、自社についての理解を深めてもらったりという目的は、間接的なメリットを自社にもたらします。
直接的・間接的なメリットのどちらも、立派なビジネスブログの目的と呼べます。

個人のブログとビジネスブログの最大の違いは、「最終的にビジネスに結びついているか、いないか」にあります。ブログで何をやりたいのか、どんな効果を得ようとしているのか、具体的な目標設定が必要です。

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<具体的な目標設定>
そこでビジネスブログの具体的な目標設定になるのですが、どのような業種、業界であれ、ビジネスブログの目的を設定するとしたら、大きく以下の5項目のどれかに当てはまると思います。

 1. 自社の説明・紹介・ブランディング
 2. 見込み顧客の開拓
   (例:商品&サービスの説明・紹介、および販売)
 3. 読者(一般の消費者や既存顧客)とのコミュニケーション
   (例:トラックバックキャンペーン、読者参加ブログ、フィードバックの窓口)
 4. 既存媒体との相互補完ツール(雑誌、書籍、放送等 × ブログ)
 5. ウェブサイト運用にかかるコスト削減と効率化
   (例:コンテンツ管理システム(CMS))


ビジネスブログの目的が明確になることで、「ブログ読者(訪問者)に、どんな行動を起こさせたいのか」もハッキリします。ブログ記事を読ませ、あるいは継続的なブログ読者になってもらうことで、おこなわせたいアクションこそ、真のビジネスブログの目的と言えるのです。

たとえば、
 「最寄りのお店に訪問してもらう」
 「実際に商品を手にとって触ってもらう」
 「問い合わせフォームで問い合わせてもらう」
 「商品の使用コメントや意見を発言してもらう」
 「見込み顧客から資料請求をしてもらう」
 「お試し期間のトライアルを申し込んでもらう」
 「見積もりを請求してもらう」
 「商品を購入してもらう」
 「別のウェブサイトに訪問してもらう」

等が挙げられます。


<消費者との距離を縮めてくれる使い方も>
目的はこれだけに限りません。上記以外にも「消費者の共感を呼ぶ」という使い方もあります。

たとえば、マクドナルドがピタマック(袋状のパンにいろいろな材料を挟む、従来のハンバーガーとは異なる新しいサンドイッチ)という新商品をPRするために実施した「ピタマックカーブログ」では、1台のミニバンを用意し、全国各地で試食会をおこなう様子をレポートしました。

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マクドナルドの「ピタマックカーブログ

複数のミニバンを全国に配置し、大型トレーラーを使って目立たせることも可能でしたが、あえてそれをおこなわず、1台のミニバンで全国を走るという方法を採用しました。
なぜなら、たった1台のミニバンが一生懸命全国を走り回ることで、消費者から「ピタマックカー、がんばって」という雰囲気を醸成したかったという目的があったからです。単純な告知活動としてだけでなく、消費者の共感や応援を呼び込む役割も担っていたということなのです。その舞台として、担当者の方は、「ブログが一番、ピタマックカーの現状・臨場感を伝えられるツールでした」とコメントされています。

今までマクドナルドは、テレビ広告を中心とするマス・マーケティングが中心で、ブログを軸とした、口コミを誘因するマーケティング活動は初の試みでした。しかし、最初の記事投稿に対し、200件近いコメントが寄せられる等、「消費者の共感」を育てることに成功しています。


<誰に読んでほしいのか?>
目的と同時に忘れてならないのが、「誰に向かって情報を発信するのか」です。
つまり、ターゲット読者は誰かを決めておくことです。
インターネットユーザー層と一口にいっても、その幅は非常に広く、老若男女に及びます。想定するブログ読者層をハッキリとイメージし、その層に向かって情報発信する必要があるということです。

性別、年齢、社会的地位、職業、所得、在住地域、家族構成、趣味や価値観等、様々な要素が絡む中で、リーチしたい読者層が求める情報を分かりやすく表現しましょう。

たとえばですが、単純に、

 「潜在ユーザー」と「既存ユーザー」
 「1回だけ購入経験があるユーザー」と「リピートユーザー」
 「ライトユーザー」と「ヘビーユーザー」

と切り分けてみるのも一案です。
ターゲットを大きく分類してみるだけでも、伝えるべき情報とアプローチの方法に大きな差があることに気がつくはずと思います。

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次回は、引き続き、「ビジネスブログの方向性を決める(後編)」をお話します。

お楽しみに!

  • 投稿者 nakayama

シックス・アパート製品紹介

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