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環境設定ファイルmt-config.cgiの設定

Movable Typeを実行するための情報(環境変数)のほとんどは、システムの初期値として設定されています。そのため、アプリケーション・ディレクトリやデータベースに関する設定等のご利用の環境にあわせた設定のみを、環境設定ファイルmt-config.cgiに登録する形態になっています。

この環境設定ファイルに記述した内容で、システムの初期値を置き換えるため、アプリケーション・ディレクトリに限らず、細かい設定ができます。

mt-config.cgiの設定の方法

mt-config.cgiを設定する際の注意点は、次のとおりです。

必須の設定

  1. mt-config.cgiファイルの作成

    別節で決定したアプリケーション・ディレクトリに、mt-config.cgi-originalファイルがあります。このファイルをコピーして、mt-config.cgiファイルを作成します。作成したら、テキスト・エディタでmt-config.cgiを編集します。

  2. CGIPathの設定

    アプリケーション・ディレクトリをウェブ・ブラウザーからアクセスした際のパスを、次のように設定します。

    CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
  3. StaticWebPathの設定

    スタティック・ディレクトリにウェブ・ブラウザーからアクセスした際のパスを、次のように設定します。

    StaticWebPath http://www.example.com/mt-static/
  4. データベースの設定

    Movable Typeで利用するデータベースに関する情報を設定します。設定する内容は、利用するデータベースごとに異なります。別節を参照して設定してください。

  5. 不要な項目の削除

    必要な項目をすべて編集したら、利用する環境で不要な設定項目はすべて削除します。mt-config.cgi-originalには、4種類のデータベース設定がサンプルとしてすべて記述されているので、それをコピーしたmt-config.cgiにも利用しない残り3種類のデータベース設定が残っています。それらはすべて削除してください。

  6. mt-config.cgiのアップロード

    編集したmt-config.cgiをアプリケーション・ディレクトリにアップロードします。

環境に応じて必要な設定

  1. PublishCharsetの設定

    Movable Typeは、HTMLの文字エンコーディングをUTF-8で作成します。他のエンコーディングで作成したい場合は、次のように設定します。

    PublishCharset Shift_JIS
  2. DBUmask、HTMLUmask、UploadUmask、DirUmaskの設定

    Apacheがsuexecで動作している場合、以下のようにします。

    DBUmask 0022
    HTMLUmask 0022
    UploadUmask 0022
    DirUmask 0022
  3. TempDirの設定

    Movable Typeが生成するテンポラリー・ファイルの保存場所を設定します。/tmp/以外の場所にしたい場合や、Windowsサーバー上で構成している場合に設定します。

    TempDir /temp/
  4. DefaultSiteURL、DefaultSiteRootの設定

    Movable Typeのシステム上でたくさんのブログを運営したい場合で、ブログ・ディレクトリのサンプルを設定しておきたいときに、次のように設定します。ブログ・ディレクトリの設定はMovable Typeをインストールした後に管理画面で行えるます。この設定はたくさんのブログを運営する場合に、管理者の負担を若干軽減する機能です。

    DefaultSiteURL http://www.example.com/blog/
    DefaultSiteRoot /var/www/htdocs/blog
  5. その他

    mt-config.cgiには、公開したブログに対する検索のオプションやメール・サーバーとの連携等の設定を追加できます。


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