Movable Typeのテンプレートは、通常のHTMLや標準のプレーン・テキスト、あるいはXML形式のテキストになっています。この中に、Movable Type独自のさまざまな情報を埋め込むためのタグを設定します。Movable Typeのテンプレート･タグには、コンテナ・タグと変数タグの2種類があります。また、アーカイブの種類やコンテナ・タグの有無など、状況によって使えるタグと使えないタグがあります。
コンテナ・タグは、HTMLの標準タグと同じように、開始タグと終了タグでひとまとまりの部分を挟み込むものです（このコンテナ・タグで挟まれた部分をサブ・テンプレートと呼びます）。コンテナ・タグには、エントリー、カテゴリー、コメント、トラックバック、カレンダー、検索結果などに関するものがあります。コンテナ・タグの働きには、2種類あります。
たとえば、<MTEntries>と</MTEntries>で挟まれた部分で、個々のエントリーのタイトル、日付、本文、投稿者名を表示するように設定したとします。すると、ここで設定された内容でエントリーの内容が繰り返し表示されます。
たとえば、<MTEntryIfExtended>と</MTEntryIfExtended>で挟まれた部分は、エントリーに追記があるときだけ表示されます。追記がある場合のみ続きを読むリンクを表示し、ない場合は何も表示しないのは、このタグで条件を示しているからです。条件文は、コメントやトラックバックの有無、サブカテゴリーの有無などを判断します。
コンテナ・タグ以外のタグは、単独で使われます。そして、単純にデータ（変数）と置き換えられます。これは、Movable Typeの管理画面で設定／編集するさまざまなデータを、サイトに反映するためのタグといえます。たとえば、<$MTEntryTitle$>タグは、エントリーのタイトルに置き換わります。