システム管理者は、複数の投稿者を作成できます。作成した投稿者には、「ブログを作成する」「エントリーを投稿する」「テンプレートを管理する」など、さまざまな役割を与えられます。システム管理者は役割(権限)の管理以外にも、ユーザー・パスワードの再発行といったユーザー管理が可能です。
Movable Type Enterpriseは役割に基づく権限決定システムを採用しています。各ブログには、複数の投稿者に、さまざまなアクセス権限を割り当てることができます。つまり、投稿者に、ある「役割」やアクションを遂行できるかできないかを指定することで、適切なアクセス権限を割り当てられます。例えば、完全に信頼できる投稿者が1人いるとします。この投稿者にはすべての権限を与えて、あなたのブログに投稿し、テンプレートや投稿者の権限、カテゴリーの編集といった特権も許可できます。また、あまり信頼できない投稿者には、エントリーの投稿と、投稿者自身が投稿したエントリーの編集のみ許可する、といったことも可能です。
パスワードを使ったログイン時のユーザー認証は、Movable Type Enterpriseが行っています。別のディレクトリ・システム等を使ってユーザー管理をしている場合、ユーザー認証にLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を使って運用することも可能です。前者を「通常モード」、後者を「LDAPモード」と呼びます。モードの切り替えは「mt-config.cgi」で行います。