TSUTAYA DISCASが「TSUTAYA DISCAS BLOG」でTypePadを使う理由:前編

ブログによる情報整理から今後の可能性を探る

TSUTAYA DISCASはウェブサイト上からDVDやCDのレンタルができるオンラインサービスだ。2002年のサービス開始以来、右肩上がりに会員を増やしているが、5年目を迎えた2007年の秋に「TSUTAYA DISCAS BLOG」というブログを立ち上げ、情報提供を開始した。

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TSUTAYA DISCASのウェブサイト。自宅にいながら映画のレンタルが可能で、人気が高い

手間をかけずに情報を整理する手段としてブログを導入

TSUTAYA DISCASの提供するサービスは、宅配レンタルと配信、通販の3種類。宅配レンタルは、ネットで指定したタイトルが自宅に宅配され、見終わったソフトは郵便ポストに返却する方式だ。定額レンタルプランなら延滞料もかからないし、配信なら自宅のパソコンに映像がダイレクトに届けられる。店舗に行けない人でも、時間にもしばられずに好きなソフトを楽しめるとあって、多くの会員を集めている。
通常のレンタルサービスの店頭ディスプレイや棚の代わりを務めるのが、TSUTAYA DISCASのウェブサイト。ページには新着DVD情報やランキングなどが所狭しと並ぶ。

「サービス開始から5年がたち、次々とサービスを追加してきた結果、サイトに情報が溢れかえる状態になってきました」と語るのは、株式会社ツタヤ・ディスカスのマーケティンググループに所属する山本由紀子さん。情報を整理し、わかりやすくするための手段として選んだのがブログの導入だった。

「2007年10月から、『TSUTAYA DISCAS BLOG』をスタートしました。DISCASからの情報発信と、お客様による情報検索とで、コンテンツのすみわけをしたいというのが大きな理由です。ブログが流行っているから、という理由ではないですね。手間も時間もかけずに簡単にできることはないか探したら、ブログが最適でした」。

ブログを選んだ理由はもうひとつある。CMSツールとしての可能性だ。TSUTAYA DISCASのウェブサイトはサイト更新の際、社内の手続きなどの関係で反映までにある程度の時間が必要だ。同じくマーケティンググループ所属、ウェブ制作チームの岡田康豊さんは「そのタイムロスを何とかできないかな、と思っていたんです。」という。

「特集ページなどをローカルで作って、それを納品するという形でした。ブログ内では自由に制作や更新が行えるのがいいですね」。サーバーを自由に触れない環境でも、ホスティング型のTypePad ビジネスならブログを立ち上げることができる。岡田さんのようなウェブ制作スキルがある人ならカスタマイズが可能であり、HTMLがわからない人でも記事の制作は簡単に行える。今までとは段違いに、多くの人がウェブの更新に携われるようになるというわけだ。

おすすめ情報をタイムリーに発信し、商品訴求につなげる

情報発信の内容はキャンペーン情報やメンテナンス予定などの「お知らせ」、注目タイトルを紹介する「スタッフおすすめ!」、便利な小技の紹介「ディスカスTIPS」と大きく3つに分けられ、それぞれがブログのカテゴリーとなっている。特に「スタッフおすすめ!」は積極的に更新されているようだ。

「DVDの貸し出しタイトル数は、いま7万くらいあるのですが、その中から興味のあるタイトルを選ぶのはたいへんです。借りたいタイトルがなければ、退会されてしまいますので、まずはスタッフのおすすめをタイムリーに発信していきたいと考えました」(山本さん)。

社内の部署に協力を仰ぎ、持ち回りでおすすめ情報を書き込んでもらうようにしたが、その際に細かいルールの設定はほとんど行わなかったという。「更新する人の負担にならないようにすることを一番に考えた」からだ。その甲斐もあり、当初決めていた週1回の更新よりも頻繁に記事が公開されるようになった。

「平均すると、3~4日に1回くらい更新されています。社内には映画好きが多いので、書きたいことがあるんでしょうね。僕も順番に関係なく、書きたいことがあったら書いちゃいますしね(笑)」(岡田さん)。

唯一決めていたのが、ブログ内で紹介したタイトルからTSUTAYA DISCASのサイト内のタイトルページへリンクを貼ること。記事を読んで読者が興味を持てば、すぐにレンタルにつなげることができる。

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ブログではスタッフお勧めの映画や、サービスを利用する上での豆知識などが掲載されている

ブログ導入により見えてきた今後の構想とは?

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