BSスカパー!が Zenback BIZ を使う理由

スカパーJSAT株式会社様

たった数行のコードを挿入するだけで、次の瞬間には全てのページがソーシャルメディア対応となっていました。Twitter という既に存在する大規模なコミュニティを活用できたことも重要でした。

CS でおなじみのスカパー!を運営するスカパーJSAT株式会社は、2011年10月1日より、新たな BS 放送局「BSスカパー!」を開局した。BS は CS と異なり専用の受信機を必要としないため、いままでスカパー!を視聴していなかった新しい層へとリーチできることが期待されている。またBSスカパー!ではスポーツ中継以外では同社初となる独自の番組を制作し、放送している。

放送局として新しい価値の獲得に挑戦するBSスカパー!では、公式サイトの新規オープンに際し、新しい試みとして Zenback BIZ ウィジェットを全ての番組紹介ページのフッターに導入し、全面的なソーシャルメディア連携に踏み切った。

BSスカパー!の実情と相性の良かったソーシャルメディア

今回、公式サイトの新規オープンに際しソーシャルメディアとの連携を提案したのは、同社のウェブ担当で自らも「ソーシャルメディアを頻繁に使う」という、スカパーJSATの阿部元貴さん。そこにはいったいどんな狙いがあったのだろうか。

「BSスカパー!は、スカパー!と異なり、様々な会社が制作した番組を、『ひとつのチャンネル』で放送することになります。そこで大事なのは、いかに番組個々の魅力を視聴者の方に知っていただくか。その点で、番組に対して生の声が表現されている Twitter とはとても相性が良かったんです。

特にBSスカパー!では『リピート放送』という、番組が再放送される仕組みがあります。まずはTwitterで番組の評判を知り、その後にリピート放送で観てもらう......そんな理想的な流れを生み出すことができました。開局時にも、 Twitter での盛り上がりを Zenback BIZ を介してスマートに公式サイトに持ち込むことができ、とても満足しています。そして開局時には本家CSのスカパー!公式サイトのアクセス数を超えたことが誇りですね」(阿部さん)

番組ページへの Zenback BIZ 導入事例
各番組ページへ Zenback BIZ を導入

BSスカパー!のサイトがユニークなのは、全ての番組において個別のページを持っているということ。その番組に対するコメントを Twitter から Zenback BIZ が吸い上げて表示することにより、番組の基本情報だけでなく、視聴者からの期待や感想を表示した、リッチなページとして仕上げることができている。

さらに阿部さんはこうも語ってくれた。

「BSスカパー!では、運用のコストを減らすため、各番組のページはデータベースを元に自動生成されるようになっています。これは、番組の数が多いこともそうですが、再放送などの関係で、ページの更新が頻繁にあり、人手をかけておこなうとコストがかさんでしまうからです。この運用の仕組みと相性の良かったのが、今回導入した Zenback BIZ です。たった数行のコードを挿入するだけで、次の瞬間には全てのページがソーシャルメディア対応となっていました。中でも Twitter という既に存在する大規模なコミュニティ資産を活用できたことも重要でした。また運用してみてわかったことですが、フィルタリングなどをほとんどかけなくても、『炎上』などとは無縁な現状には驚いています」(阿部さん)

企業自身がコミュニティを運営する場合、導入後、ユーザーへ登録をうながし、取得した個人情報を適切に管理する必要があるなど、コメントが寄せられたり盛り上がったりするまでの運用コストやタイムラグが問題となる。

しかし Zenback BIZ では、Twitter など既存のソーシャルメディアに寄せられた意見の集合体をコミュニティとして見せているため、活性化するまでのハードルがとても低いのだ。これらソーシャルメディアは、コミュニティとして荒れにくい性質をもっていることも、運用上は重要な要素であるといえるだろう。

そして、以上を実現するまでの Zenback BIZ 導入コストについても聞いてみた。

「実は Zenback BIZ の導入を検討してからサイトのオープンまで約1カ月しかありませんでした。このスピード感を実現してくれる実装の簡単さ、社内開発に比べたときの圧倒的な手軽さ、そして運用の手間などを考えると、費用(価格)としてはとても安いですね」(阿部さん)

番組ページへ  Zenback BIZ から Twitter のコメントを表示
Twitter に寄せられたコメントを Zenback BIZ を介して番組ページ内に表示している様子

意外なところへと波及していく効果

そんな Zenback BIZ の導入は、当初予想もしていなかった効果を生み出しているという。

当初 Zenback BIZ を導入する前は、番組情報ページにソーシャルメディアからの反応を一覧表示し、サイト訪問者に対して、番組に対する一般視聴者からの意見(口コミ)を伝えることが目的だった。

しかしフタを開けてみると、番組ごとにソーシャルメディアからの反応がページ上にならんでいくことで、その番組の担当者の意識が変わっていくきっかけにもなりつつあるという。

「いままでテレビ番組へのレスポンスといえば、電話やメール、古いところでテレゴングなどでした。それが、ソーシャルメディアにより、生の声をリアルタイムに拾えるようになりました。これは社内、特に制作チームにモチベーションとなっているようで、より『誰かに見られている』ということを意識出来るようになったという声を聞いています。

また、放送するコンテンツ選択の意志決定にも今後影響が出てくる可能性もあると思います。コメントが付かない番組に対して、ひとつの指標として『視聴者層との相性が良くない』という判断も出てくるかもしれません。このように、Zenback BIZ 導入によって、自分たちの意識が変わっていくきっかけとなるかもしれません。ソーシャルメディアを連携させたことの影響力の大きさに、改めて驚いています」(阿部さん)

まずは視聴者とのコミュニケーションがソーシャルメディアを介しておこなわれ、各番組ページに設置された Zenback BIZ によって可視化された結果、そのコメントの量と内容が社内にフィードバックされ、番組編成方針をも左右する可能性があるということだから驚きだ。

番組と興味をもってくれる視聴者をつなげたい

最後に、BSスカパー!のサイトや、Zenback BIZ に対する展望や課題についても聞いてみた。

「いまは訪問者が興味を持つと思われる他番組へのレコメンデーション機能として『関連記事』を利用しており、記事ごとの関連性を高めるため、ジャンル別に RSS を出力しています。今後は他サイトにも Zenback BIZ の導入を検討しており、この方針を横展開させていく予定です。

スカパー!には、沢山の番組がありますが、中には魅力的でありながら、残念なことにまだ見られていない番組もあります......。そのような番組は『見てみたら実は面白かった』ということがほとんどですので、こうしたレコメンデーションを通じて、興味を持っていただける方にうまく届ける仕組みを実現できればと思っています」(阿部さん)

BSスカパー!の今後の Zenback BIZ の使い方が楽しみでならない。

今回お話をうかがった、スカパーJSAT株式会社 マーケティング本部 プロモーション部 デジタルメディアチームの阿部 元貴さん
今回お話をうかがった、スカパーJSAT株式会社 マーケティング本部 プロモーション部 デジタルメディアチームの阿部 元貴さん

スカパーJSAT株式会社が開局したBS放送局の公式サイト

事例データ

  • ソーシャルメディア連携ツール:Zenback BIZ
  • 導入したのは:2011年10月
  • 導入した理由:番組ページへの口コミ掲載、番組へのフィードバックのチェック
  • 導入を担当したのは:社内ウェブ担当者
  • 何か手ごたえはありましたか?:番組への生の声がほぼリアルタイムで聞けるようになったことで、社内での制作モチベーションがアップ。さらに「関連記事」がレコメンデーション機能の役割をはたし、訪問者に興味をもってもらえるであろう他番組へつなげられた
2011年 12月 1日      カテゴリー Zenback BIZ

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