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PayPay が MovableType.net を使う理由

PayPay株式会社様
CDNによる負荷分散によってパフォーマンスは安定しています。また「差し替え予約」機能で、キャンペーン開始から終了までコンテンツのライフサイクルを自動化できました

ソフトバンクとヤフーの共同出資会社として設立され、2018年10月よりスマホ決済サービス「PayPay」を提供する PayPay株式会社。PayPay のサービス開始以来、別ドメインとして運営されていたコーポレートサイトとサービスサイトを同一ドメインに統合、あわせてサイトをCMS化し、サイト基盤にはSaaS型CMS「MovableType.net」(MT.net)が採用された。ドメイン統合、サイト移行の狙いや経緯、MT.net の導入効果などについて、同社 コーポレート統括本部 マーケティング本部 プロモーション部の土屋裕美さんに話を聞いた。

別ドメインだったコーポレートサイトとサービスサイトを統合

2018年10月にサービス提供を開始して以来、累計登録者数は900万人、加盟点数は70万店を超えた PayPay。2018年12月には「100億円あげちゃうキャンペーン」、2019年2月には「第2弾100億円キャンペーン」を実施。これを起爆剤として、着実に登録者と加盟店を増やしている。

同社のサービスサイトは、PayPay のサービス説明や、スマホアプリのダウンロードを促すランディングページ(LP)の役割を果たしている。土屋さんによると「コーポレートサイトとあわせ、スマートフォンファーストを徹底して全ページがレスポンシブデザインになっている」という。

しかし、サービス開始後のしばらくの間、サービスサイトとコーポレートサイトは、別々のドメインで運用されていた。「ドメイン移行を何度か繰り返していたこと」によるものだが、コーポレートサイトを「paypay.ne.jp」のサブドメインに位置づけることで両者を統合することとなった。

「大きな理由なくドメインが複数ある状況によって、SEO的な不都合だけでなく(ローンチ直後は)PayPayで検索するとアプリの紹介でなくコーポレートサイトが上位に出てしまうなどユーザーにとっても不便な状態になっていました。そして、CMS化によるサイト運用の効率化は最優先で解決しなければならない課題でした。」(土屋さん)

実は、両サイトは AWS 上にホスティングされ、手動で構築、運用されていたという。手動によるページ更新を行わなければならないため「作業負荷は高く、また、ページ更新時にヘッダーやフッターの内容の整合性がとれなくなるなど、作業結果の面でも課題が生じてきた」という。

PayPayはサービス利用者獲得のため、大きな反響を呼ぶキャンペーンを実施しているところだったこともあり、効率的にページ更新やキャンペーンページのリリースを行うためにも、CMSの導入は待ったなしの状態だったといえる。

さらに、キャンペーン関連のページは、スマホアプリからはアプリ内でWebページを表示できる「WebView」を通じて表示させているが、テレビ番組などで取り上げられるタイミングなどで瞬間的にアクセスが集中するため、負荷対策も必要だった。

しかし、コストを考慮すると自社で個別にサーバーを立てて管理することは適切でないという観点から、サーバーインストール型のソフトウェア製品の利用は難しいという壁にぶつかっていた。

「サービスとして」利用でき、CDNに対応している点が採用の決め手

CMS選定は2018年9月頃から検討を開始した。「どうやったらデザイナーだけで運用が可能かという観点で環境構築を考えた」と土屋さんは振り返る。

当初、サイト全体に対してオープンソースソフトウェアである WordPress を用いることを検討した。実際に、サービス開始直後は社内のエンジニアがサーバーへのインストールや環境構築などを行い、運用を開始したものの、「今回の要件では運用フェーズで思ったよりも管理に大きな手間がかかることが分かった」という。また、機能面での不備や要望に対して細かな改修に対応できる速さなどの観点から、サイト全体には導入せず、一部のブログとしての利用に留めた。

「サービスサイトは、ブログ記事と違ってデザインの自由度が必要なことが多いです。今回は複数のサイトをまとめて管理しつつ、より自由度の高いページ運用ができるCMSを選択する必要がありました。」(土屋さん)

続いて検討したのが MovableType.net(MT.net)だ。MT.net 採用の決め手について、土屋さんは「MTの操作に慣れているメンバーが複数居た事」に加え、「SaaS形式で、自分たちでサーバーを持たずに運用することが可能な点」を挙げる。

サーバーを自分たちで持ち、ソフトウェアをインストールして保守・管理を行わなくても、サービスとしてCMSを利用できる点は大きな魅力でした。また、スピーディーに運用を行ううえで魅力的な機能が搭載されており、かつ、CDNによる負荷対策も可能だった(※)点が決め手となりました」(土屋さん)

※ MovableType.net の「アドバンス250」プランは、CDNサービスの導入を前提とし、CDN利用料金と設定サポートが月額料金に含まれています。

クラウドサービスを利用する点については、「サイトでユーザーの個人情報を一切保有しないことを条件に」社内決裁が通り、本格運用のメドがたった。

シックス・アパートへの問い合わせを行なったのが2019年2月頃、そこから見積、社内調整を経て2019年3月には移行手順の検討に入っていたという。サービスが急速な成長フェーズに入っていたこともあり、移行が急がれていたことが伺える。

ドメイン移行とサイト統合(MT.net対応)の作業は、2019年3月から開始、いくつかのフェーズに分けて行われ、1次フェーズのカットオーバーは4月11日に、5月の連休明けには完全に移行を終えた。

大規模なトラフィックが予想されるサイトの、CDN連携を前提とした最上位プランでのサイト移行で、まだ同様の導入例も少なかったこともあり、シックス・アパートの開発チームもサービス側での対応が必要な点などを確認しながら移行をサポートしている。

移行時に注力した点について、土屋さんは「旧環境からのデータ移行は一筋縄でいかないことがあった」と述べる。たとえば、URL体系なども「微妙な違いがあるため」そのまま引き継げないケースがあった。

この点についても、シックス・アパートの支援を受けながら「双方のエンジニアが Slack でコミュニケーションを取りながら多数の記事を2、3営業日で移行した」そうだ。土屋さんは、シックス・アパートの手厚いサポートのおかげでスムーズに移行できたと語ってくれた。

負荷分散によりパフォーマンスは安定、「差し替え予約機能」も重宝

MT.net の導入効果として、まずは「負荷分散対策」というポイントが挙げられる。移行直後には「100億円キャンペーン」の終了告知が行われたが、アクセス集中によって表示が遅くなることもなかった。また、テレビなどで、サービスが取り上げられたときなどに瞬間的にアクセスが集中しても「CDNによる負荷分散の効果によって、パフォーマンスは安定している」という。

また、更新性の高さもポイントだ。「MT.net によって、カスタマーサポートや広報など、さまざまなチームの担当者に情報を発信してもらえるようになった」と土屋さんは説明する。

そして、MT.net で重宝している機能に「差し替え予約」機能がある。これは、公開済みのページの内容を指定した日時に差し替えることができる機能だ。

日時指定の予約投稿(公開予約)はどのCMSにも備わっている機能ですが、この差し替え予約は MT.net ならではの機能で、重宝しています。PayPay では期間限定でキャンペーンを行うこともよくあります。開始時に予約投稿でキャンペーンの告知記事を公開し、終了時刻にあわせて『キャンペーンは終了しました』という内容に差し替えるというところまで自動化することができました」(土屋さん)

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キャンペーンが終了するタイミングで、ページ上部に終了案内を追加した内容に差し替わる

予め、元の記事をベースにキャンペーン終了版の記事を作成して予約しておくと、設定した時刻に記事が上書きされる仕組みだ。これにより、キャンペーンなどのページを「記事」として量産し、開始の告知から終了のアナウンスまでのライフサイクルを自動で回すことができる。土屋さんは「これが一番やりたかったこと」だと話す。

さらに「ワークフロー」機能も活用している。「キャンペーンページなどのLPは、これまでデザイナーたちが、コーディング後、確認してリリースするプロセスをGitHubで管理していた」そうだが、これが、MT.net 上で承認依頼を出し、確認、公開するようなフローに変わったということだ。

大規模チームでも運用可能なプロジェクト管理機能の強化などを望む

現在は、MT.net の「サイト内検索機能」を活用し、一般の利用者向けだけでなく、店舗向けのヘルプ、FAQ系の記事の作成を進めているところだ。「MT.net は便利で使い勝手がよいという認識が少しずつ社内に浸透してきているので、各種ガイド系の記事も MT.net に移行して利用していきたい」と土屋さんは今後の展望を述べる。

MT.net やシックス・アパートに今後期待することについては、「大規模な体制でも運用しやすいようなワークフロー機能の強化をお願いしたい」との要望を挙げてくれた。たとえば、何が承認待ちで、何が承認終了しているかをダッシュボードなどで一覧できるようなプロジェクト管理機能の強化などがあるとありがたいとのこと。

「今は小規模なデザインチームで運用していますが、これが大規模化してもスムーズに運用できるような高機能な承認(ワークフロー)機能があると、さらに広範囲の担当者にMT.netの利用を広めていくことができ、サイトの安定的な運用の継続が可能になると思います」(土屋さん)

PayPay のさらなる利便性向上、会員獲得のため、サービスサイトやコーポレートサイトが果たすべき役割は重要になっていく。心強いパートナーとして、MT.netの存在感はますます高まっていくだろう。

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PayPayコーポレート統括本部 マーケティング本部 プロモーション部 土屋さん

事例データ

  • サイトURL: https://paypay.ne.jp/ , https://about.paypay.ne.jp/
  • 使用した製品: MovableType.net
  • サイトのオープン: 2019年4月
  • サイト移行の目的: ドメイン移行とサイト統合を機に、情報更新の効率化や管理コストの低減を実現し、あわせてトラフィックが増えても安定的な運用を可能にするため。
  • どのような手ごたえがありましたか?:CDNによるアクセス負荷分散でパフォーマンスは安定。更新性も高まり、特に「差し替え予約」機能は重宝している。

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