山中会計事務所が Movable Type クラウド版を使う理由

山中会計事務所様

ホームページは“看板”。新しい若いお客さんの中には「ホームページを見てきた」という方もいますが、もしホームページがなければそういった方たちとは接触がなかったかもしれません。

平成13年に税理士や弁護士をはじめとする専門8職種の広告が原則自由となって以来、ウェブ集客を目指す士業事務所のホームページ開設が一般的となっている。業務内容・料金・連絡先などの必要な要素を並べただけの味気のないホームページや、料金の安さをアピールするばかりのホームページが多く、本来こういった職業に必要な信頼や安心感といった部分がないがしろにしているものも少なくない。 そのような流れに逆らうように、山中会計事務所ではホームページ開設以来、コンテンツ重視のホームページで事務所のPRを行ってきた。今年1月の相続税改正に合わせて行われたリニューアルについて、山中会計事務所の山中孝一さんと、制作を担当したAll Home Page株式会社の藤まなみさんにお話を伺った。

会計事務所がオウンドメディアを持つ意義とは?

山中会計事務所が最初にホームページを立ち上げたのは、2009年のこと。当時、税理士のサイトといえば、「決算をいくらでやります」「相続税ならいくら」というように、安さをアピールするだけのビジネス色の強いものが多かったという。

「仕事を頼むとき、最終的に決め手となるのはその人の能力や人柄。それをそのまま出すことが一番いいコンテンツになり、豊かな営業につながる。それが"オウンドメディア"の意義なのではないかと思ったんです」(藤さん)

そこで制作されたのが、「税務実務」「社会一般」「趣味」という3つのジャンルのブログを組み込んだホームページだった。Movable Type(以下MT)を使用してサイト構築をする最大の利点である、「生きた情報の発信」というメリットを生かすためでもあった。

「豊かなコンテンツのおかげでページビューも多く、単なる事務所のホームページという役割を超えて、本当に有益な情報を発信している"オウンドメディア"としての成長を続けてきた感があります」(藤さん)

「ホームページは"看板"。(税理士というのは)ホームページを見たというだけで、顧客になってもらえるような業種ではありません。最終的に会って話をしないと成約しないことが多いんです。新しい若いお客さんの中には『ホームページを見てきた』という方もいます。もしホームページがなければそういった方たちとは接触がなかったかもしれません」(山中さん)

「Six Apart UNIBaaS」の利用には経済的メリットも

藤さんがリニューアルの提案をしたのは、昨年秋ごろ。サイト開設以来、MT4を使用してきたのだが、セキュリティ―面での不安が大きくなってきていたため、バージョンアップに伴うリニューアルを山中さんに打診した。

「ちょうど、Movable Typeクラウド版のリーズナブルな料金プランが出てきたタイミングだったんです。一般的に、サーバーはレンタルサーバーの会社が、ウェブサイトは制作会社である弊社が保守します。でも、サイトの一番のベースとなるCMSを守る点については手薄になりがちなんです。その部分を、CMSの開発元がサーバーとパックにしてしっかり守ってくれるというところに魅力を感じました」(藤さん)

シックス・アパートの公認パートナー「ProNet(Six Apart Professional Network)」のメンバーであるAll Home Page社では、制作会社が顧客に Movable Type クラウド版を直接展開することができる販売支援プラットフォーム「Six Apart UNIBaaS」を使用している。それにより、スムーズに環境を用意することができ、複数抱えている顧客のCMSを一元管理することができる上、MTバージョンアップ時のテスト環境なども得られる。

「クラウド環境、CMSの準備まですべてゼロからやろうとすると、とても大変です。またそのコストは、お客さまに費用として負担していただくことにもなってしまいます。UNIBaaSを使えば、バージョン管理も含めて非常に楽にできるので、(お客様にとっての)経済的なメリットにもつながります」(藤さん)

成長し続けるサイトを目指して

MT4はスマートフォンオプションが入っていなかったため、旧サイトではiPadにインストールしたアプリを使用してサイトの更新を行っていたそう。リニューアルでクラウド版に移行して最新バージョンになり、MTの管理画面がスマートフォンやタブレットでも最適化されるようになったことで、更新の際の使用感が大きく変わったという。

「以前使っていたアプリでは、細かい管理ができませんでした。(リニューアル後は)例えばタイトルを入れ忘れてしまっても、すぐに入力できるのでとても楽になりました」(山中さん)

多忙な業務の隙を縫い、月に10本は記事をアップするという山中さん。この6年間でアップされた記事は500件を超える。リニューアルで藤さんが最も配慮したのが、豊富なコンテンツを持つブログの価値の高さをアピールするデザインと構成だったそう。

トップ画面にブログ記事のサムネイルをタイル形式で表示することで、訪問者の視覚に訴える工夫を施した。また、「これからも成長していくサイトとして、見やすいものを作るためにはどこかで一度整理しないと(藤さん)」ということで、それまで更新日とタイトルしか表示されていなかったブログの記事一覧も、それぞれの記事をカテゴリに分け、一覧で見られるように。

「特に税務実務のブログについては、ほかの税理士さんなど専門の方が見に来ることも多いようなんです。だから、『所得税』『法人税』など、カテゴリとタイトルで訪問者が知りたいことにしっかりたどり着けるような形を目指しました」(藤さん)

「相続税シミュレーション」の導入で、より身近な会計事務所へ

また、今回のリニューアルにあたって、大きな目玉となったのは「相続税シミュレーション」の導入だ。フォームに相続人や財産について入力すると、予想される相続額がわかるようになっている。平成27年からの相続税改正の影響で、相続税申告の対象が、都内では従来の倍近い10数パーセントの人が対象になると見込まれている。普段の生活で税理士と付き合いがないような人たちにも相続税がかかる可能性があるのだという。

「サラリーマンをやっていてリタイヤして、ちょっとアパートを持っているとか、退職金がある、これは相続税がかかるのかな、心配だな、と思うような人たちに向けてのサービスです」(山中さん)

「相続税について調べたくてこのページに来れば、(ブログで)先生の声を読むことができる。それによって、親近感を持ちますよね。誰かに税理士をお願いしたいとなったとき、そういう親近感ってとても大切だと思うんです」(藤さん)

「日本で一番会計事務所らしくないホームページですよ」と笑う山中さん。とはいえ、これまで税理士との付き合いがなかった人々にとって、朗らかな人柄まで透けて見えそうなコンテンツに彩られたこのホームページは、安心感を持つのに十分な役割を果たすに違いない。

山中会計事務所

写真左からAll Home Page株式会社の藤まなみさん、 山中会計事務所の山中孝一さん

事例データ

  • 使用されたソフトウェア・サービス:Movable Type クラウド版
  • ウェブサイトURL:http://yamanaka.asia/
  • サイトをリニューアルしたのは:2015年3月
  • リニューアルの理由:セキュリティの向上
  • 制作を担当したのは:All Home Page株式会社
  • リニューアルのポイントは?:相続税シミュレーションを導入し、豊富なブログコンテンツをより見やすく整理。クラウド版の提供には、Six Apart UNIBaaS が利用され、制作会社側で環境の一元管理できるように。
2015年 5月12日      カテゴリー Movable Type クラウド版

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