Movable Typeテンプレート・タグは、HTMLタグと似ています。アトリビュート(属性)を指定して、表示の条件を設定できるタグがある点も共通しています。Movable Typeでは、テンプレート・タグとHTMLタグとを区別しやすくするために、テンプレート・タグに「$」を付けて記述することもできます。
Movable Typeのタグはすべて、HTMLタグのように「<」と「>」で囲まれています。また、<$MTEntryBody$>というように、「<$」と「$>」で挟んでも構いません。つまり、<MTEntryBody>でも<$MTEntryBody$>でも設定可能です。「$」が付いたタグにしておくと、通常のHTMLタグと見分けがつきやすくなります。ただし、コンテナ・タグの終了タグ(</foo>など)には「$」をつけてはいけないという仕様になっています。この場合、<$MTEntries$>……</MTEntries>というように、開始と終了で「$」がついていたり、ついていなかったりするとかえって見づらくなってしまいます。Movable Typeの初期設定テンプレートでは以下のように記載しています。
Movable Typeのタグの中には、アトリビュート(属性)をつけて、細かい設定を追加できるものがあります。HTMLのタグで「<a href="index.html">」と書くのと同じように、テンプレート・タグでも「属性="属性値"」という形式で設定します。
<MTEntries author="Foo" category="Bar"> <$MTEntryDate format="%B %e, %Y"$>
アトリビュート(属性)の値は、必ず「"(ダブルクオーテーション)」で囲んでください。「$」を使った場合は、その内側に入れるようにします。
Movable Typeのテンプレート・タグは、使える場所・状況と、使えない場所・状況があります。間違えると、再構築できないこともあります。例えば、「日付アーカイブ」を使わない設定にしているにも関わらず、「日付アーカイブ」を表示させるためのタグをテンプレートで使っていると、再構築するときにエラーになります。
例:
- <$MTEntryTitle$>
- <$MTEntryTitle$>タグは、<MTEntries>……</MTEntries>コンテナ・タグの中で使わなければなりません。このコンテナ・タグの外に書かれているとエラーになります。
- <MTArchiveDate>
- <MTArchiveDate>タグは、アーカイブ・テンプレート以外では使えません。
どのタグがどこで使えるかについては、タグ・リファレンスで解説しています。