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スケジュール・タスク

Movable Type 3.3では、指定日投稿や迷惑コメント/トラックバックの削除等のスケジュール処理を拡張しており、次のさまざまな方法でスケジュール処理を実行できます。

run-periodic-taskスクリプトの実行

crontabを利用したスケジュール・タスクの実行(LinuxまたはUNIXサーバーの場合)

crontabとは、LinuxやUNIXサーバー上で定期的にコマンドやスクリプトを実行するcronデーモンの設定ファイルです。crontabに登録することで、定期的に実行することができます。たとえば、毎時0分、20分、40分に実行する場合、次のように記述します。

0,20,40 * * * * cd <path to mt>; ./tools/run-periodic-tasks

cPanelを利用したスケジュール・タスクの実行(LinuxまたはUNIXサーバーの場合)

cPanelとは、ウェブベースのサーバー管理プログラムです。Command to runとラベルの付けいたテキストボックスに、次のように記述します

cd <path to mt>; ./tools/run-periodic-tasks

起動時刻は好きなように設定してかまいませんが、15分間隔より短くすることはお勧めしません。推奨する設定は「15分間隔」、「毎時」、「毎日」、「毎月」、「毎週」です。例えば、既定で登録されているスケジュール・タスクのうち、指定日投稿は15分毎、迷惑コメント・トラックバックの削除は12時間ごとにしか行われません。つまり、crontabを3分間隔で記述した結果、15分以内にrun-periodic-tasksスクリプトが2度目以降実行されても、15分経っていなければ指定日投稿は行われません。

Windowsのタスク・スケジューラを利用したスケジュール・タスクの実行

Windowsサーバーで動作させている場合は、Windowsのタスク・スケジューラを利用します。たとえば、次のように登録します。

0109-01.jpg
Windowsタスク・スケジューラ設定項目
項目名 解説
タスク名 「Movable Type 指定日時投稿機能」
実行するファイル名 Perlインタープリタのパスおよびファイル名(例:C:\Perl\bin\perl.exe)、「tools\run-periodictasks」の順に記述します。
開始 Movable Typeをインストールしたディレクトリへのフルパスを指定してください。
スケジュール タスクの実行スケジュールは自由に設定できますが、スクリプトを15分未満の間隔で実行すると、サーバーに負担がかかるためお勧めできません。環境や目的にあわせて調整してください。推奨する設定は「15分間隔」、「毎時」、「毎日」、「毎月」、「毎週」です。例えば、既定で登録されているスケジュール・タスクのうち、指定日投稿は15分毎、迷惑コメント・トラックバックの削除は12時間ごとにしか行われません。つまり、crontabを3分間隔で記述した結果、15分以内にrun-periodic-tasksスクリプトが2度目以降実行されても、15分経っていなければ指定日投稿は行われません。
run-periodic-tasksを実行する際は、アプリケーション・ディレクトリに移動することを忘れないでください。

ログ・フィードの取得時に実行

通常、ログ・フィードを取得した際に、スケジュール・タスクを実行します。ログ・フィードを取得してもスケジュール・タスクを実行しないようにするには、次の内容を環境設定ファイルmt-config.cgiに追記してください。

ActivityFeedsRunTasks 0

XML-RPC APIで拡張されたmt.runPeriodicTasksの利用

Movable Type 3.3で拡張されたメソッドを利用することで、XML-RPC API経由でスケジュール・タスクを実行できます。詳細は、別節を参照してください。


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