Movable Type Enterprise 1.5 マニュアル: 読者からのフィードバック

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読者からのフィードバック

Movable Type Enterpriseで作成したブログのエントリーには、読者からフィードバックを受け付けることができる仕組みが2種類用意されています。1つはコメント、もう1つはトラックバックです。どちらの仕組みも、受信する設定や受信してからのアクションを細かくコントロールすることが可能です。また、悪意あるフィードバックを自動的に受け付けないようにするフィルター機能も用意されています。

フィードバックの種類

読者からのフィードバックを受け付ける仕組みは2種類用意されています。「コメント」は、読者がエントリーに直接意見を書き込むことができる仕組みです。読者から書き込まれたコメントは、元エントリーの下部に掲示板のように表示され、他の読者も読むことができるようになっています。

「トラックバック」は、投稿されたエントリーを読み、それに触発されて新たな記事を書いた人が、そのことを知らせる仕組みです。読者があなたのブログにトラックバックをすることによって、あなただけではなく、あなたのブログの読者にも関連するエントリーの存在を知らせることできます。トラックバックの仕様はオープンになっており、今ではMovable Type Enterprise以外のほとんどのブログもトラックバックを送受信できるようになっています。

フィードバックを管理する

読者からのフィードバックは必ずしもポジティブなものばかりとは限りません。事実と異なっていたり、中傷目的で書かれたフィードバックも存在します。また、この仕組みを悪用して無差別に広告をまきちらす業者サイトなども出てきました。「迷惑コメント」、「迷惑トラックバック」と呼ばれるものです。管理者はブログに寄せられたフィードバックを常に管理(モデレート)する必要があります。

フィードバックの管理には3つのレイヤーがあります。ブログの性質に合わせて、それぞれを適切に設定・処理する必要があります。

[受け付け設定]
Movable Type Enterpriseではフィードバックを受け付けるかどうか、また受け付けたフィードバックをどのタイミングで公開するかなどをさまざまな条件で細かく設定できます。
[フィルター・プラグイン]
これは、迷惑コメントや迷惑トラックバックを自動的に判別し、排除する機能です。
[フィードバックの管理]
読者から寄せられたフィードバックをチェックし、公開したり、場合によっては削除したりできます。また、読者を個別に登録し、登録した読者からのフィードバックのみを即時公開するといった設定もできます。

フィードバックの受け付け設定

読者からのフィードバックを受け付ける条件は、「システム」「ブログ」「エントリー」の3つのレベルで個別に設定できます。

[システムレベル]
このレベルでは、インストールされたMovable Type Enterpriseで運営しているすべてのブログにおいて、「コメント」/「トラックバック」を受け付けるかどうかを設定できます。システムレベルの設定は、「メイン・メニュー」>「システム・メニュー」>「設定」ページにある「コメント/トラックバックの受信設定(システム全体)」で設定します。システムレベルで「コメント」を受け付けない設定にすると、たとえブログレベル、エントリーレベルで受け付けを許可していたとしても、すべてのコメントは受け付けません。
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[ブログレベル]
このレベルでは、ブログごとに「コメント」、「トラックバック」を設定します。ここでは受け付けの可否だけではなく、条件ごとに設定できます。コメントやトラックバックの設定に関しては別節を参照してください。
[エントリーレベル]
このレベルでは、エントリーごとに「コメント」、「トラックバック」を受け付けるかどうかを設定します。「新規投稿画面」、または「エントリーの編集画面」で、設定できます。
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フィルター・プラグインの設定

Movable Type Enterpriseにはスパムコメント(トラックバック)を自動的に判別する「SpamLookup」というプラグインが用意されています。「SpamLookup」の設定に関しては別節を参照してください。


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