Movable Type Enterprise 1.5 マニュアル: スケジュールタスク

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スケジュールタスク

指定日時投稿機能を利用するためには、ウェブ・サーバーのcronもしくはタスク・スケジューラにて設定を行う必要があります。指定日時投稿機能の設定は、一度行うだけで利用できます。設定後は、エントリーを投稿する際、そのエントリーをいつ公開するのかを「投稿日時」に設定して保存するだけです。設定したスクリプトが自動的にエントリーを公開します。

指定日時に投稿

LinuxまたはUNIXサーバーの場合

ウェブ・サーバーのcronを使用して次のように指定日時投稿機能を設定します。

  1. ウェブ・サーバーにログインします。
  2. 「crontab」を編集します。
     $ crontab -e 
  3. 「crontab」に以下の行を追加します。
    0,20,40 * * * * cd <path to mt>; ./tools/run-periodic-tasks

    この記述では設定したスクリプトを毎時0分、20分、40分にそれぞれ実行します。アスタリスク「*」はcronに毎時、毎日、毎週、毎月実行することを指示しています。アスタリスクは、空白(スペース)を入れて設定する必要があります。<path to mt>はMovable Type Enterpriseをインストールしたディレクトリです。追加できたら、保存してエディタを閉じてください。cronは新しいcrontabの設定を有効にします。

cPanelを利用した設定

cPanelを利用した指定日投稿の設定方法は、以下のとおりです。「Command to run」とラベルの付けいたテキストボックスに、Movable Type Enterpriseのインストール先ディレクトリ名に続けて、「/tools/run-periodic-tasks」を入力します。

cd <path to mt>; ./tools/run-periodic-tasks

起動時刻は好きなように設定してかまいませんが、15分間隔より短くすることはお勧めしません。推奨する設定は「15分間隔」、「毎時」、「毎日」、「毎月」、「毎週」です。例えば、既定で登録されているスケジュール・タスクのうち、指定日投稿は15分毎、迷惑コメント・トラックバックの削除は12時間ごとにしか行われません。つまり、crontabを3分間隔で記述した結果、15分以内にrun-periodic-tasksスクリプトが2度目以降実行されても、15分経っていなければ指定日投稿は行われません。

Windowsサーバーの場合

Movable Type EnterpriseをWindowsサーバーで動作させている場合は、Windowsのタスク・スケジューラを活用することで、指定日時投稿機能を実現できます。タスクに以下の例の内容を登録してください。

0109-01.jpg
Windowsタスク・スケジューラ設定項目
項目名 解説
タスク名 「Movable Type Enterprise指定日時投稿機能」
実行するファイル名 Perlインタープリタのパスおよびファイル名(例:C:¥Perl¥bin¥perl.exe)、「tools¥run-periodictasks」の順に記述します。
開始 Movable Type Enterpriseをインストールしたディレクトリへのフルパスを指定してください。
スケジュール タスクの実行スケジュールは自由に設定できますが、スクリプトを15分未満の間隔で実行すると、サーバーに負担がかかるためお勧めできません。環境や目的にあわせて調整してください。推奨する設定は「15分間隔」から「毎日」までです。例えば、既定で登録されているスケジュール・タスクのうち、指定日投稿は15分毎、迷惑コメント・トラックバックの削除は12時間ごとにしか行われません。つまり、crontabを3分間隔で記述した結果、15分以内にrun-periodic-tasksスクリプトが2度目以降実行されても、15分経っていなければ指定日投稿は行われません。

MTE1.02以降の機能

Movable Type Enterprise 1.02では、指定日投稿や迷惑コメント/トラックバックの削除等のスケジュールタスクの機能を拡張しています。従来のcronWindowsタスク・スケジューラを利用した方法に加えて以下の方法でスケジュールタスクを実行できます。

  • ログ・フィードの取得時に実行
  • XML-RPC APIで拡張されたmt.runPeriodicTasksの利用

ログ・フィードの取得時に実行

通常、ログ・フィードを取得した際に、スケジュール・タスクを実行します。ログ・フィードを取得してもスケジュール・タスクを実行しないようにするには、次の内容を環境設定ファイルmt-config.cgiに追記してください。

ActivityFeedsRunTasks 0

XML-RPC APIで拡張されたmt.runPeriodicTasksの利用

Movable Type 3.3で拡張されたメソッドを利用することで、XML-RPC API経由でスケジュール・タスクを実行できます。詳細は、別節を参照してください。


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