MT::Upgrade->do_upgrade(Install => 1);このモジュールは、データベースのアップグレードまたはインストールを処理するものです。フレームワークは、サード・パーティー製プラグインで独自のスキーマを管理するために使うこともできるよう、柔軟なものとなっています。詳細は、MT::Pluginを参照してください。
このモジュールの中心となる処理をするメソッドがdo_upgradeです。次の引数を取ることができます。
新規インストールと、ブログと初期投稿者の作成を行う場合には、1を値として指定します。
次のメソッドを提供するパッケージ名またはappオブジェクトです。
アップグレード中に呼び出され、アップグレード・プロセスが実行している処理内容についてのフィードバックを提供します。
アップグレード中に呼び出され、発生したエラーを伝えます。
コマンドライン・ツールから呼び出す場合に1を指定します。アップグレード処理中に表示されるメッセージが、インストール時の環境設定PublishCharsetの指定にしたがってエンコードされてしまわないようにします。
Movable Type 3.2以前のデータベース上でコマンドラインからアップグレードする場合、システム管理者に昇格させる必要のある既存の投稿者IDをここで指定します。
データベースをチェックし、データベースへの変更を行わずに、インストール/アップグレードの必要があるかどうかのみを調べる際に1を指定します。実際のアップグレードを行わずに、アップグレード進行中のメッセージをすべて表示させることができます。
upgradeモジュールでは、次のコールバックを定義しています。
アップグレード・プロセスの一環として、データベースに対し発行されるSQL文の各々について呼び出されます。このコールバックに渡されるパラメーターは次のとおりです。
MT::Callbackオブジェクトです。
アップグレード・プロセスを起動するアプリケーションのパッケージ名またはMT::Appオブジェクトです。
データベースに対して発行されようとしている実際のSQLクエリーです。