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Movable Type環境のバックアップ(Linux, BSD, Mac OS X)

ホスティング・サーバーの事業者は、サーバーのバックアップを行っていますが、利用者が自由には使えないのが一般的です。Movable Typeの環境を定期的にバックアップすることで、不慮の事態からの復旧を早めることができます。

Movable Type環境のバックアップには、次のものがあります。

ディレクトリのバックアップ

FTPプログラムを利用し、次のディレクトリの内容をローカルPCにコピーします。コピーした内容は、圧縮ツール等で圧縮したり、必要に応じてCD-Rなどに書き出しておくと便利です。

データベースのバックアップ

MySQLやPostgreSQLを利用している場合、ホスティング・サーバーの事業者が提供するバックアップの方法、もしくはシェルを利用してバックアップを作成します。

MySQLの場合

MySQLデータベースのバックアップは、mysqldumpコマンドを実行して行います。次のように実行すると、FILENAME.mysqlというバックアップ・ファイルが作成されます。

$ mysqldump -a --user=USERNAME --password=PASSWORD DATABASE > FILENAME.mysql

PostgreSQLの場合

PostgreSQLデータベースのバックアップは、pg_dumpコマンドを実行して行います。次のように実行すると、FILENAME.pgというバックアップ・ファイルが作成されます。

$ pg_dump --username=USERNAME DATABASE > FILENAME.pg

データベースのリストア

データベースのバックアップを利用し、データベースを復旧する場合、ホスティング・サーバーの事業者が提供する復旧の方法、もしくはシェルを利用して復旧します。

MySQLの場合

MySQLデータベースの復旧は、次のようにmysqlコマンドを実行します。

$ mysql  --user=USERNAME --password=PASSWORD DATABASE < FILENAME.mysql

PostgreSQLの場合

PostgreSQLデータベースの復旧は、次のようにpsqlコマンドを実行します。

$ psql DATABASE < FILENAME.pg

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