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2007年12月06日

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コロムビアミュージック「音レボ」がMovable Type 4 コミュニティ・ソリューションを使う理由:前編

これまでにないオーディションシステムをブログで目指す

音楽アーティストのオーディションを、一般リスナーのみで行う新しいデビューシステム「音レボ」。
音楽業界の常識を覆す革新的な試みに取り組んでいるのは、大手レコード会社のコロムビアミュージックエンタテインメントだ。
アーティストが自らをアピールし、リスナーとつながる舞台はネット上に据えられており、その仕組みは、Movable Type 4によって支えられている。

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「音レボ」のトップページ。SNS機能も投票システムも網羅したMovable Type 4 コミュニティソリューションをカスタマイズして構築されている

■ITビジネスのやりかたを音楽業界で実行する
世の中に星の数ほどいるミュージシャンの中で、プロとしてデビューし、成功を得られるのはひと握りに過ぎない。レコード会社に認められて売り出してもらうというプロセスが必要であり、その命運は一部の人の手に委ねられている。誰がプロとしてふさわしいかは、業界に所属する人が決定しているというわけだ。

そのシステムを根本的に変えようという試みが「音レボ」だ。誰でも楽曲を登録できるし、聴くのも自由。ネットに接続さえできれば、誰でもオーディションに参加できるのだ。運営はレコード会社であるコロムビアミュージックエンタテインメントが行っているので、支持を得られたアーティストはデビューも夢ではないのが大きな特長だ。

「音レボ」を立ち上げ、運営に当たっているのがニューヨーク出身のイジョビ・ヌーワーさん。
コンピュータセキュリティの専門家であり、いくつもの会社を創立して成功させるなどの実績を持ち、『ビジネス・ウィーク』誌にて「若い起業家TOP25」にもノミネートされたことのあるヌーワーさんだが、音楽業界に携わるのはこれが初めてだ。子供の頃に、演技や音楽を教える学校に通っていたことはあるが、「ブリトニー・スピアーズやアリーシャ・キーズも在籍していた有名な学校でしたが、自分には音楽の才能がなかったので、コンピュータ・ハッカーになりました」という。

ビジネスの才能を開花させ、アメリカで成功を収めたヌーワーさんが、日本でビジネスを始めたのは数年前。1年間大阪で暮らした経験を持ち、田中康夫長野知事(当時)より住基ネットのセキュリティテストを任されたこともある。
今回のプロジェクトに参加したきっかけは、2年前からコンサルタントとしてコロムビアミュージックエンタテインメントに在籍しているJordan Ritter(ジョーダン・リッター)さんと旧知の関係だったためだ。

「保守的な音楽業界には懐疑的だったし、興味もなかった」というが、同社CEO・廣瀬禎彦さんに惹かれ、その考えが変わった。
「廣瀬さんはIBM出身で、ITのバックグラウンドがある。彼に新しい音楽のビジネスモデルを作るように言われ、やってみることにしました」。

■日米間でのスピーディな開発もMovable Typeだから可能に

CDの売り上げが低迷するなど、音楽業界の置かれている状況は厳しい。

その原因のひとつが「生産(プロダクション)と配布(ディストリビューション)にお金がかかりすぎている」ことにある。

廣瀬さんがヌーワーさんとリッターさんに告げた使命は、効率の良いアーティスト発掘とディストリビュート方法の構築、そして"未来の音楽業界の仕組み"にふさわしいフロントエンドの開発だ。そこでヌーワーさんたちが考えたのは、「ファンとアーティストを直接つなぐ仕組み」を作ること。

いままでのように一部の人間がアーティスト発掘に当たるのではなく、リスナーに委ねようというのだ。

「全くの素人の投票によって、デビューを決めるなんて馬鹿げているという人もいます。
何が売れるかを市場が決めるという考えは音楽業界にはなく、いままでとは大きく違っていたからです」。

その考えの実現には、Movable Typeが大きく関わることとなった。

「Movable Typeを選んだ最も大きな理由は、継続的に誰でも運営が可能だということ。
自社開発や他のブログプラットフォームも検討しましたが、僕が抜けたら誰もわからなくなっては困ります。それに自社開発は、コストも時間もかかりますから」。

「音レボ」の開発は、ヌーワーさんの人脈を生かし、アメリカで行われた。
「シックス・アパートが提供してくれたコミュニティソリューションで、ほとんどの機能が網羅され、サイト全体を構築できました。SNS機能も用意されていましたし。投票システムの内容を多少カスタマイズしたぐらいですね」。

その後、日本国内のチームに移行してローカライズした後、サービスを開始。運営も日本国内で行っている。
国をまたいでの開発体制となったわけだが、日本とアメリカの両方でサポートが受けられるブログとなると、Movable Type以外の選択肢はほとんどなかったという。

「アメリカから日本に移行する際、日本のシックス・アパートにはずいぶん助けてもらいました」。

音レボが企画されてからサイトオープンまではわずか2ヶ月。
「もしMovable Typeがなかったら、この期間でのオープンは確実にムリでしたね」。

音レボが目指す新たな音楽業界モデルとは?
↓↓↓
後編に続く

  • 投稿者 Blog on Business 編集部
  • 16:50
  • カテゴリー Movable Type

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