広報ブログ

シックス・アパートの広報より、社内のさまざまなトピックをお届けします。

Raspberry Piと温度・湿度・CO2濃度・照度センサーで、オフィスを見守ろう

IoTsensor.jpeg

リモート中心に切り替わり、オフィスがほぼ無人になる時間が大半という会社も増えているのではないでしょうか。そんなとき温度・湿度・照度などのセンサーを設置しておけば、リモートにいてもオフィスの様子をうかがい知ることができるのです。

シックス・アパートでは、センサーを使ってオフィスの環境を計測する仕組みを長年運用しています。

はじまりは「IoT」がバズワードになっていた2015年頃。当時のシックス・アパートは赤坂に広いオフィスを持っていてエアコンの温度設定に腐心するという課題がありました。どこの会社でもよくあることですよね。

IoTに興味を持っていたエンジニアたちが、この課題に目をつけました。「いろいろ測って最適なコントロールを目指す」という良い言い訳をみつけて、ワンボードマイコン「Raspberry Pi」に温度、湿度センサーを搭載し、計測を始めたのが最初でした。

その後2016年夏に、シックス・アパートは「必要な時だけ出社」するワークスタイル(SAWS)に切り替わり、コンパクトな神保町オフィスに移転しました。赤坂オフィスでエアコンの温度設定の参考のために設置していた仕組みも、神保町にそのままお引っ越し。いくつかのセンサーを追加拡張し、リモートからもオフィスの状況が把握できるようアップデートして、運用を続けています。

というわけで、この記事ではリモート中心にシフトした会社のみなさま向けに、リモートからオフィスの様子をうかがう方法の一つとして、シックス・アパートのアイデアを共有します。

どうやって計測しているの?

Raspberry Pi と各種センサーを組み合わせて作ったものを、会議室と執務室に設置しています。接続しているセンサーは、温度・湿度・二酸化炭素(CO2)濃度・照度・人感(人の動きを感知)などです。取れそうなデータいろいろ取ってみた感じですね。

この通り、メカメカしいビジュアルです。

sensor.jpg

このセンサーで計測した数値は、毎正時にSlackに投稿されます。

slack.png

一行目が上の写真のセンサーで計測した、執務室の気温、湿度、照度、CO2濃度。
> 15.67℃ 35.81% 51lx 400ppm(0)

二行目が小会議室に置いてある別のセンサーで計測した気温と湿度です。
> 18.08℃ 30.66%

どう活用するの?

さて、このようにオフィスの気温、湿度、照度、CO2濃度がわかると何が便利なのでしょうか。

シックス・アパートでは、この計測データをこんな風に使っています。

  • オフィスの照度の変化から、オフィスの稼働(最初の出社・最後の退社)がわかる
  • 誰かが出社しているとき(エアコンがONになっている時間)と、退社後や土日の日中(エアコンOFF時)の気温差を見て、エアコンの消し忘れに気付ける
  • CO2濃度が1000ppmを超えるとSlackにアラートが送られ、社内にいる人に換気を促す
  • オフィスに出社すると(=照明を付けると)社内で設置しているサウンドマスキング用の環境音(カフェサウンド)が自動で再生され、暗くなると自動で止まる

このようにデータを取得しておくことで、数値の変化をいろんなものと連動させることが可能です。もちろん、当初の目的であったエアコンの温度設定の参考としても役立ちます。

計測方法はお調べください

「なるほど、うちのオフィスでも同じように計測してみたい」と思った方に、シックス・アパートのこの仕組みの詳細を共有したいところなのですが、これは2015年に作ったものなので、今ならばもっと簡単に作る方法があると思います。

以前に比べて、こういった環境測定のセンサー類は入手がしやすくなっていますし、Raspberry Pi を使わずとも、市販のクラウド温度計などもAPI経由で値がとれるものもありますから、よりスマートに実現できるかもしれません。いまならスマートスピーカーと組み合わせてもよいかもしれませんね。ぜひ調べてみてください。

参考までにシックス・アパートのはやせが個人宅で試してみた事例の記事を共有します。記事に書いてあるのは、アプリで計測データが見られる仕組みですが、さらにオプションのハブを購入するとAPIを通じてデータを活用することが可能です。スマートスイッチと組み合わせれば、設定した湿度で加湿器のオンオフを制御するなど可能性が広がりますね。

SwitchBot 温湿度計を仕事部屋に設置したら生活しやすくなった | hayase.tvブログ

まとめ

以上、シックス・アパートのIoTセンサーを活用した、オフィスの状況をざっくり把握する仕組みのご紹介でした。

リモート中心になっても、神保町のオフィスは私たちにとって欠かせない場所です。たまにしか出社しないけれど、オフィスのこともゆるく気に掛けておきたい。そのためにも、この毎時計測&レポートは有用だなと感じています。

このアイデアが、リモートワーク中心の会社で働く皆さんとオフィスとをつなぐアイデアとして、参考になれば幸いです。


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