リモートチームの一員として働く

普段はフルリモート、必要な時は集まる。

働く場所も時間もバラバラなリモートチームの一員として働くには、非同期コミュニケーションへの配慮が必要です。

シックス・アパートでの日常の業務は、課題、具体的には各種のイシュートラッカーに登録された個別のイシューへの対応という形になることが多いです。例えば Movable Type の開発チームでは、JIRA Project 上に Issue として登録された各種の課題を解決し、それを積み上げることで最終的なアウトプット、プロダクトになっていきます。トラッキングに用いるツールは、プロジェクト、チーム、業務によってさまざまです。課題のイシュー化は非同期でのコミュニケーションを行う上でとても重要です。それぞれの課題ごとにそれぞれのスタッフが自分の時間軸で仕事を行うことができます。タスクの存在と対応が透明化されるほか、過去のタスクも参考にすることができます。

リモートチームでスムーズに業務を進めるためのコミュニケーションのヒントは、次の3つです。

1. 01言葉で伝える

   リモートワークでは、オフィスのように空気や雰囲気や暗黙のコンテキストなどを伝えることができないため、伝えるべき情報やコンテキストはすべて口頭、もしくは、文章化して直接伝える必要があります。ミーティングでは、議事録、メモなどの形でドキュメント化し、できるだけ多くのメンバーで共有することが推奨されます。また、ミーティングにあたってドキュメントなど事前に準備しておくことも重要です。 自分の考えを簡潔、かつ、わかりやすくまとめて表現できることだけでなく、相手の話を聞いてきちんと理解することが必要です。

   社内のコミュニケーション手段としては、日常的に Slack が用いられています。また、ミーティングには Zoom などのツールを用いたボイスカンファレンスを利用します。ビデオカンファレンスは、主に社外とのミーティングで、社内では社員総会や雑談など特別なときに用いられます。

2. 02セルフマネジメント

   シックス・アパートでは、自分の裁量で働く場所、時間、働き方を決めることができます。日々の働き方を細かく管理されることはありません。

   しかし、アウトカムに影響があるような働き方は推奨されません。プロフェッショナルとして、健康管理も含めて、持続的、継続的に安定したパフォーマンスが発揮されることを期待します。

   会社組織の一員として会社の目標にコミットしつつ、自分で立てた目標に向かって自律して動ける人が高く評価されます。

3. 03必要な時は集まる

   リモートワークが中心といっても、すべての業務をリモートワークのみで実施する必要はありません。必要な場合には対面でのミーティングをリクエスト、セッティングして実施しても構いません。業務の内容によっては、リモートワーク、対面でのミーティング、それぞれにメリット、デメリットがあります。メリットが多いほうを選択してください。

   対面でのミーティングが向いている例としては、深いコンテキストの共有、新しいアイデアを考えるブレインストーミングや集中的に行う共同作業、新しいメンバーを迎えるときの歓迎会などがあります。特別に費用が必要な場合は、会社にリクエストしてください。

   社外のお客様とのミーティングについては、お客様のご希望も踏まえて調整されます。

全社ミーティングで、経営指標を公開

月例の全社ミーティングでは、売上高や収益などの主だった経営指標を共有しています。全員が現状を等しく理解した上で、どのように事業を伸ばしていくのか、会社をどのようにしたいのか、それぞれのスタッフが自ら考え、自分事として実行に移していくことができます。全社ミーティングはオンラインだけでなく、定期的に対面でも開催しています。