広報ブログ

シックス・アパートの広報より、社内のさまざまなトピックをお届けします。

YAPC::Fukuoka 2025 参加してきました! #yapcjapan #週刊SA

こんにちは。広報のことぶきです。本日は週刊シックス・アパートの号外として、YAPC::Fukuoka 参加レポートをお届けします。

🍜YAPC::Fukuoka 2025 参加レポート

2025年11月14-15日に福岡工業大学で開催された「YAPC::Fukuoka 2025」、シックス・アパートはこのイベントに Platinum スポンサーとして協力しました。現地でイベントに参加してきた、サポートエンジニアの田口による参加レポートをお届けします。

YAPC::Fukuoka 2025
YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。
yapcjapan.org
サポートエンジニア 田口の顔写真
サポートエンジニアの田口です。入社したばかりで、出張での技術イベント参加が初めてで緊張してたのですが、実際はとても楽しかったです!入社直後にこのような機会をいただいて、Perl についても、IT業界や他の企業様の取り組みについても、理解が深まりました。

広大な敷地に圧倒された、会場の福岡工業大学

会場となったのは福岡工業大学。同日に他イベントや入試も開催しているほど、広大なキャンパスでした。

福岡工業大学のキャンパス入り口、YAPC::Fukuoka 2025の看板があり、数名の参加者が会場に向かう背中の写真
広々した敷地で緑も多く、気持ちの良いキャンパスでした。各所に配置されたイベントの看板のおかげで、無事会場にたどり着けました!

セッションはキャパ100人のホールと、講義室で行なわれていました。

今回のテーマは「きゅう」、Movable Type も 9!

今回の YAPC::Fukuoka のテーマは「きゅう」。この数字には YAPC::Japan としてリブートしてから「9年目」だったり、「州」開催だったり、「速に進化するAI」、「開発の探」などいろんな意味が含まれている「きゅう」なのだそうです。

きゅうと言えば、私たちも10月22日に Movable Type のメジャーバージョンアップ「Movable Type 9」をリリースしました👏

Platinum スポンサーとして、私たちは「きゅう」をモチーフにした1分の動画を提供しました。セッションの幕間に流れていたので、現地にいた方は目にしたかもしれません。

「YAPC::Fukuokaも9年目、Movable Type も9をリリース!」という内容です。

YAPC::Fukuoka セッション会場となった大講堂のスクリーンに「2001年の誕生以来進化を続け、2025年10月22日 Movable Type 9 をリリースしました」と書かれたCM動画のワンシーンが表示されている写真
セッション準備の合間に、大講堂のスクリーンで動画を流していただきました。

動画の全編はこちらでどうぞ!

YAPC(Yet Another Perl Conference)だけれど、Perl だけじゃない盛り上がり

イベントの名前である YAPC は「Yet Another Perl Conference」の略称と聞いていたのですが、実際には Perl についてのセッションの数は多くない印象でした。

調べてみると、それもそのはず。JPA(Japan Perl Association)サイトにある YAPC の説明にこう書いてありました。

YAPCはもちろんPerlのカンファレンスですのでPerlに興味のある人が参加する傾向が強いですが、YAPC::Asia Tokyoに限らず、YAPCは「講演を聞きに行くイベント」ではなく、「様々な技術者と直接交流するためのイベント」としての傾向が強く、カンファレンスというよりお祭り色が強いイベントと言えます。このため、参加者も実に多岐に渡り、Perlというくくりだけで判断すると良い意味で期待を裏切られるかもしれません。
引用元: YAPC::Japan - Japan Perl Association

「Perl の講演を聞きにいくイベント」ではなく、「技術者同士の交流のお祭り色が強いイベント」なのですね。実際、セッションの前後や懇親会などで技術者の皆さんが楽しく交流されてる様子がありました。

セッションは、技術知識を勉強中の私には難しい内容も多く、みんなが笑っているところで笑えない、エンジニアネタについていけない切なさもありました。ですが、U29セッションでは、同世代の方々が何に興味を持っているかがわかり、刺激になりました!

ベストLT賞だった「一人で大規模OSSに立ち向かうには」は、私にとっても学びが多かったです。一人で立ち向かう必要はないけど、やるしかない人は「時間をとにかく見つけて集中する」「大好きなものと同じ熱量で取り組み、本気で理解する」「ダメになりそうなら休む」という内容で、何かを極めたいと思ったら、他のことにも通じるなと感じました。

スポンサーブースも盛況でした

各社のスポンサーブースでは、動画を流したり、参加できるクイズを用意したりなど、さまざまな工夫が凝らされていました。テーマである「きゅう」にちなんだ質問を募集しているところが多かった印象です。

スポンサーブースが並ぶ教室の様子、いくつかの企業のブースを聞きに集まる参加者の背中の写真
各社のスポンサーブースが並ぶ教室の様子

いろんな企業の取り組みを学べる良い機会だったので、スタンプラリーに参加していろんなブースを回ってきました。写真はいただいたパンフレットやノベルティです。

YAPC::Fukuoka のスポンサーブースを回るスタンプラリーといただいたぱんふれっとやノベルティの写真
スタンプラリーに参加して、たくさんのブースを回りました

最後に発表!次回は東京ビックサイトで開催とのこと

イベント最後にサプライズ。次回の YAPC は、2026年11月28-29日に東京ビックサイトで開催とのことでした。

盛り上がった懇親会

懇親会会場までは、バス7台分もの人数の大移動でした。車内で聞こえてくる会話も難しい内容ばかりだったのが、さすがエンジニアのお祭り YAPC です。

懇親会の様子

懇親会では、4種類の地元のクラフトビールが振る舞われ、美味しくいただきました!

クラフトビールのキャラクター付きカップがかわいかったです

懇親会にはITに興味ある学生さんも参加していて(もちろん未成年はノンアルコール!)、既に就職が決まっている人も多かったようです。

記念写真

イベントロゴの背景パネルと手持ちパネルが用意された立派なフォトブースがあったので、参加したメンバーの記念写真を撮りました。

シックス・アパートメンバーの記念写真。左からサポートエンジニアの田口、開発エンジニアの須釜、CEO & CTO の平田、開発シニアマネジャーの重田です。一番右の重田の「福」顔はめパネル、横向いちゃってます。
撮影メンバーを交代してもう1枚。「福」パネルを頭の上に掲げているのはマーケティングシニアマネジャーの澤です。あ、重田がパネルが横向いていたのに気づいたようです。

他の参加メンバーの感想

開発シニアマネジャー 重田のプロフィール写真
開発シニアマネジャーの重田です。懇親会では、学生旅費支援制度を活用して東京から参加した学生とお話する機会がありました。YAPC::Fukuoka の開催を知ったのは SNS でおすすめに流れてきたのがきっかけだったとのことでした。

長く続くイベントだと参加者の高齢化が懸念されるところですが、ちゃんと新しい世代にも届いていて楽しんでもらえるというのが YAPC のよいところですね。もちろん(私もそうですが)古参もいて、10年ぶりくらいの方もいらっしゃって参加者の幅広さには驚きます。

トークでは RFC や Perl の近況、他社の運用経験を聞けるのは本当に助かります。ふとしたときに思い出して実務上のヒントになることがあります。調べた内容を20分や40分の尺にまとめるのは大変ですのでスピーカーの皆さんには感謝です。

ところで、弊社シックス・アパートでは Perl を使っていますが、最近の YAPC のトークの内容からみても Perl を実務利用している企業はもはや弊社くらいなのではないか?!と心配になりましたが、懇親会で聞き込みをしましたら Perl を使ってウェブサービスを運用している企業が弊社以外にもいましたので安心しました。

最後に私は過去に YAPC::Asia の運営に関わったことがありますので、広い大学の校内での設営がとても大変なことはよく知っています。運営の皆さん本当にお疲れ様でした!
エンジニア 須釜のプロフィール写真
開発エンジニアの須釜です。札幌から参加しました。福岡への直行便は少ないので、初日午後に会場入りしました。人生で2度目の福岡空港でしたが毎度、飛行機から見える街並みの近さに驚きます。博多駅まで電車で数分の便利さが羨ましい。都心が近いがゆえの騒音対策に関する空港内の展示が興味深かったです。

YAPC本編はあまり予習せず参加しました。印象としては Perl の話題は少なめ、AIやセキュリティの話題が多め、という印象でした。クレカのセキュリティ対策の話題が前回のYAPC::Hakodateからの続編として面白かったです。

二日目の「踊り場」会場では登壇者自身によるトークの振り返りが行われおり、付加情報や、見逃したセッションの情報も得ることができました。

会場の一角ではコーヒースポンサーのカケハシさんが連日コーヒーを振る舞われていました。ネルドリップの本格コーヒーを美味しく頂きました。

滞在していた3日間で福岡グルメもたっぷり堪能しました。ラーメン、モツ鍋、ゴマ鯖、クラフトビール、蕎麦、担々麺など。

 

以上、YAPC::Fukuoka 2025 レポートでした。次回の YAPC も楽しみにしています!

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