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守谷市商工会が MovableType.net を使う理由

守谷市商工会様
手作業でページを更新する手間がなくなり、また、ブラウザー経由で誰でも簡単に情報が更新できる体制が整いました

守谷市内の事業者の振興を通じ、地域産業活性化の取り組みを続ける守谷市商工会は、従来の手作業による更新のウェブサイトをリニューアルし、デザインの刷新およびサイト更新の仕組みとしてCMS導入を検討。CMSにはSaaS形式で Movable Type(MT)を利用できる「MovableType.net」(MT.net)が採用された。導入の目的や経緯、効果等について、同会 営業企画部 記帳専任職員 山崎 悟さんと、リニューアルを担当したデザイン事務所 スマイル・バブルス 今井早苗さんにお話を伺った。

大規模サイトにも対応し、CMSの保守、運用を任せられるSaaS型のCMSが決め手

守谷市商工会は、守谷市内の事業者を対象に850社の会員を擁し、経営安定相談や融資、共済など、事業をサポートする各種サービスを提供している。また、各種イベントや地域情報発信を通じて地域活性化を図る活動を行っており、とくに、年に1回開催される「守谷市商工まつり」は、9月の最終土日の2日間、守谷駅前で開催され、毎年6万人から8万人の来場者を集めている。

商工会のウェブサイトの役割について、山崎さんは「商工会の取り組みを幅広く知ってもらうこと」だと述べる。

「会員、非会員を問わず、ビジネス振興に対する商工会の取り組みを知ってもらい、自社の経営に課題があれば、商工会に問い合わせをいただきたいと考えています。また、商工まつりについては、出展やステージ出演をする方の募集をホームページ上でも告知しており、市内だけでなく市外からも。問い合わせをたくさんいただいています」(山崎さん)

これまで、ウェブサイトは外部の制作会社に構築、運用を任せていたが、2017年より商工会で運用を行うこととなった。山崎さんによると「ホームページ制作、運用に関する知識や経験がなかったので、制作ソフト『ホームページ・ビルダー』を購入し、覚えながら運用を行っていた」そうだ。

しかし、手作業で1ページずつ作り、アップロードするのは「手間も時間もかかるうえに、ちゃんと閲覧してくれているか検証もできない」(山崎さん)ということで、自前での運用に限界を感じていた。そこで、ウェブサイトのリニューアルを本格的に検討開始する。

「リニューアルの要件は、見やすく、更新しやすく、検証しやすいホームページということで、デザイナーの今井さんに本格的に相談したのです」(山崎さん)

こうした要件を受け、今井さんは「リニューアル後の更新を商工会側で簡単に行えるようCMSの導入を検討した」と説明する。

「これまでは WordPress を主に使ってウェブサイトを構築していました。しかし、今回は会員事業者850社と規模が大きいサイトで、WordPress を使ってサイトを制作するには不安を感じていました」(今井さん)

とくに不安を感じていたのが、CMSの保守、運用だ。サーバーインストール型のCMSは、セキュリティアップデートをはじめとするCMSの保守、運用を行い、ソフトウェアを最新の状態に保つ必要がある。そんな折、今井さんは MT.net を知った。

「SaaS型のサービスとして提供される MT.net は、CMSの保守、運用をシックス・アパート側で責任を持って行ってもらえるので、セキュリティ面で安心感を得ました。また、850社の会員企業ごとにページの登録、更新の必要があったので、大規模サイトでも対応できる管理性の高さも決め手となりました」(今井さん)

実際に管理画面を触ったところ、早く、わかりやすく更新できることがわかり、正式に商工会に提案することを決定。商工会側の検討を経て、2017年7月頃に正式に MT.net の採用が決定した。

850社の会員企業の詳細ページを容易に管理できるよう MT.net の管理画面を設計

ウェブサイトの構築は、SaaS形式で「すぐに始められる」MT.net の強みが生かされた。まず、構成については、MT.net に標準で備わっているデザインテーマをベースに、プロトタイプを制作。

ワイヤーフレームではなく、実際に動くサイトとして提示することで、情報の構造を早く、スムーズに理解、確認することに寄与することができた。また、デザイン面では、「見やすさ」に力を入れた。

「TOPページを見たときに、会員も非会員でも興味を持って見てもらえるようにデザインしました。会員企業の取組みを紹介することや、守谷市のイメージである『水と緑に囲まれている市』を連想してもらえるよう、サイトの配色は青や緑を基調にしました」(今井さん)

また、ウェブサイト内のビジュアルも、今井さんがディレクションをして、実際にイベントや会員事業者の会社に訪問して撮影したものを使用。ちなみに、TOPページのメインビジュアルに使われている守谷市の全景も、今回のサイトリニューアルのために撮影して掲載した。

一方、機能面では、850社の会員事業者を紹介するページに力を入れた。これまでは、850社を一覧表で紹介していたが、リニューアル後は、一覧表から、850社分の詳細ページが閲覧できるようになった。この850社分のランディングページの登録、管理は MT.net 側で行う。

「管理画面側で登録、管理しやすいよう、住所や業種、ホームページURL、求人情報に掲載の有無などの項目を管理画面側で容易に設定できるように設計しています」(今井さん)

また、問い合わせフォームもリニューアル後に新規で追加された機能だ。従来のメールリンクから問い合わせフォームを新設し、わかりやすいUIで問い合わせの経路が明確になったことで「守谷市に転入された直後の市民の方から、市役所のホームページと勘違いして問い合わせがあった」(山崎さん)など“想定外”の効果もあったそうだ。

情報更新の手間が大幅に削減され、すぐに情報更新できる体制が整った

リニューアルサイトのカットオーバーは、2017年12月。日常的に更新される情報は、「商工会からのお知らせ」「セミナー・イベント情報」などで、会員企業の求人情報などを掲載するケースもあるとのこと。

「更新担当は私一人ですが、リニューアル前のように1ページずつ作って、サーバーアップする手間がありません。また、ブラウザーがあれば他の人のパソコンでも、Web上で簡単に更新できるため、更新作業の属人性がなくなったのが一番のポイントです」(山崎さん)

商工会では、最低でも月1回はウェブサイトの情報を更新することを目標にしている。「イベント、講習会などがあるときに、開催前に情報発信し、開催後の報告を行っています。また、確定申告など季節性がある情報を掲載したり、そのほかにも女性部の活動内容を報告するなど、何かあればすぐ情報を更新できる体制が整った」と山崎さんは説明する。

リニューアル後のウェブサイトは、レスポンシブ対応で、PC、タブレット、スマートフォンに最適化され、さらに、リニューアルと同時にFacebookの公式アカウントを開設した。

「さまざまなところから情報を発信して、商工会の取り組みを多くの人に知ってもらいたい」というリニューアルの目標は、ある程度達成できたと山崎さんは述べる。

一方で、問い合わせのタッチポイントは依然として電話が基本とも山崎さんは述べる。今後はウェブサイトの認知度をさらに高めていくことを課題に挙げてくれた。

「情報の更新頻度を上げることに加え、整理できていない情報を整理するなど、コンテンツの改修を行いながら、さらに多くの人に見てもらえるホームページにしていきたいです」(山崎さん)

さらなる会員獲得に寄与できるウェブサイトとして

山崎さんは、今後のウェブサイトのさらなる活用について、「850社という会員数もこれから増やしていきたい」と目標を述べる。

「市内に流入する人口が増え、新たに事業をはじめた方が増えています。そうした新規事業者からの問い合わせも増えているので、ホームページが新規会員の会員獲得に貢献していけるようにしていきたいです」(山崎さん)

また、今回のリニューアルを通じて、MT.net について今井さんは以下のように総括してくれた。

「大規模サイトにも対応できる安心感、信頼性や使いやすさが MT.net の最大の特長です。HTMLとCSSが書けるデザイナーであれば、一人でも大規模サイトの構築が完結できます。今後もデザイナーが苦手な部分をフォローしていただけるサービスとして、とくに技術面のサポートをお願いしたいです」(今井さん)

守谷市商工会のウェブサイトがバージョンアップを重ね、さらなる会員獲得のためのタッチポイントとなるために、MT.net が果たしていく役割はますます大きくなっていきそうだ。

moriyashisyoukoukai

守谷市商工会の皆さん

事例データ

  • 使用した製品: MovableType.net
  • リニューアルサイトのオープン: 2017年12月
  • リニューアルサイトの目的: デザイン面の刷新と、情報更新を容易にする仕組みを整備すること
  • どのような手ごたえがありましたか?:手作業でページ制作、アップロードする手間が省かれ、更新作業が省力化された。また、Web上で誰でも簡単に更新できるため、更新作業の属人性が緩和された

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