プレスリリース

シックス・アパートのプレスリリースです。

漸進的に進化し続けるCMSプラットフォーム「Movable Type 8」出荷開始

~ 今後約3カ月ごとにリリースを重ね、時代に合わせたニーズへの対応や
セキュリティ対策を継続的に実施 ~

2023年11月1日
シックス・アパート株式会社

プレスリリース資料

CMS(コンテンツ管理システム)および関連サービス大手のシックス・アパート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古賀 早)は本日、CMSプラットフォーム Movable Type のメジャーバージョンアップとなる「Movable Type 8(ムーバブル・タイプ エイト)」のソフトウェア版の出荷、ならびにクラウド版の提供を開始しました。AMI版は、AWS Marketplace に登録申請済みです。AWS による審査完了後に提供開始いたします。

漸進的に進化し続けるCMSプラットフォーム「Movable Type 8」出荷開始

Movable Type は、2001年10月に米国サンフランシスコでリリースして以来、進化を続けてきたCMSプラットフォームです。低価格から導入可能な商用CMSとして小規模なサイトから、大企業や官公庁、大学などの大規模サイト向けエンタープライズソリューションまで展開し、幅広いユーザー層に支持されています。

商用パッケージ型CMSとして、2015年度から8年連続して国内導入シェア(数量ベース)で83.9%を占め、第一位となっています。

国内導入シェア(数量ベース)83.9%
シックス・アパート
83.9%
A社
3.3%
B社
2.5%
C社
1.3%
その他
9.0%

富士キメラ総研『ソフトウェアビジネス新市場』
2016年版〜2023年版(2015年〜2022年度実績)
※シェア割合は、2022年度のデータを引用

  

使い続けられるCMSが求められる背景

ウェブサイトは企業や組織の重要な窓口として、ブランドイメージの醸成、製品・サービス情報の提供、顧客エンゲージメントの促進など、多岐にわたる目的を果たしています。その運用と管理には、日々変化するテクノロジーと市場の要求に対応するための機能追加やセキュリティ対策が常に必要です。特に長期間にわたって運用するウェブサイトには、安定して使い続けられる基盤が求められています。

このような背景を踏まえ、Movable Type 8 ではリリースサイクルとアップデートポリシーを明確にし、使い続けられるCMSプラットフォームに進化しました。互換性に配慮しつつ、細かくリリースを重ねていくことで、時代に合わせたニーズへの対応やセキュリティ対策を継続的に実施していきます。

サイト運営者にとっては、CMSのアップデートを計画的に実施でき、持続可能で効率的な運用が可能になります。

Movable Type 8 のアップデート方針とプロダクトライフサイクル

Movable Type 8 は長期間の継続利用を想定し、アップデートのポリシーを定めプロダクト・ライフサイクルポリシーを改訂しました。クラウド版を 3カ月に1回リリースを行い、パッケージ(ソフトウェア版、AMI版)については、リリースは年に1回とし、2年に1回LTS*版を提供します。
* LTS:Long-Term Support(長期サポート)

アップデートは、次のような方針で行なっていく予定です。

  • Movable Type ソフトウェア版とAMI版は1年ごと、クラウド版では3カ月ごとにリリースを行います。重大なバグやセキュリティに関する修正はソフトウェア版とAMI版にも適宜提供されます。
  • 互換性に関わる機能変更や廃止は、ソフトウェア版とAMI版のリリースのタイミングで実施します。
  • 互換性が大きく崩れるようなアップデートや大幅なユーザーインターフェースの変更は予定していません。
  • 機能追加や機能改善は、互換性が確保できるものは3カ月に1度のクラウド版のリリースで随時提供します。
  • 運用面を含めたセキュリティ対策に配慮しつつ、ライブラリや CPAN モジュールを含めて、積極的にアップデートします。

また、リリースサイクルの変更にともない、プロダクト・ライフサイクルポリシーも改定しました。

Movable Type のプロダクト・ライフサイクルポリシーについて | MovableType.jp

Movable Type 7 は、Movable Type 8 のリリース後、2年間はセキュリティサポートを維持します。ソフトウェア版、クラウド版それぞれの EOS / EOM / EOL * は次のようになります。
* EOS(End of Sales):製品販売終了日
* EOM(End of Maintenance):メンテナンス終了日
* EOL(End of Life):製品ライフサイクル終了日

Movable Type のプロダクト・ライフサイクル

[Movable Type のプロダクト・ライフサイクル]

Movable Type 8 の新機能

Movable Type 8 ではさまざまな機能追加、改善、役割を追えた機能の廃止、その他にもパフォーマンス改善や不具合修正を行いました。Movable Type 8 の主要な新機能をご紹介します。

共有プレビュー機能

共有プレビュー機能

従来のプレビュー機能を強化した「共有プレビュー機能」を追加しました。社内外の関係者にプレビューを確認いただく際に使いやすくなるよう、次の機能を搭載しています。

  • CMSのアカウントを持たない方も、共有プレビューリンクからコンテンツを閲覧可能
  • コンテンツを編集し再保存しても同一の共有プレビューリンクを維持
  • 閲覧パスワードを設定可能

ブロックエディタ機能

ブロックエディタ機能

記事やコンテンツタイプで、見出しや本文や画像要素をブロックを組み合わせるように編集できるブロックエディタ機能を追加しました。コンテンツの内容やデザインに合わせたサイトごとに独自の「カスタムブロック」を設定できます。カスタムブロックにより、コンテンツ制作者は複雑なHTMLを書かなくても簡単に意図通りの表現が可能になります。

管理画面の多要素認証

管理画面の多要素認証

Movable Type の管理画面サインインのセキュリティ強化のため、多要素認証を利用できる機能を追加しました。TOTP (Time-based One Time Password) による2要素認証に対応しています。

Movable Type 8 の製品ラインナップと価格

Movable Type 8 は、サイトの規模や機能要件に合わせて選べる複数の製品を用意しています。

Movable Type 8 は、Movable Type 7 と同じライセンス体系を継続し、各製品の価格変更はありません。

価格(税込)ライセンス概要
Movable Type ソフトウェア版
(1インストール・無制限ユーザー)
99,000円 プログラムをサーバーにインストールして利用するソフトウェア版のライセンスです。購入から1年間のメンテナンスが付属しています。
Movable Type 年間メンテナンス
(1年)
33,000円 最新バージョンおよびテクニカルサポートの提供を受けるためのライセンスです。Movable Type ソフトウェア版 ライセンスには1年間のメンテナンスが含まれ、本ライセンスを購入することでメンテナンスを継続可能です。
Movable Type ワークフローパック
(1インストール・無制限ユーザー)
198,000円 Movable Type ソフトウェア版のライセンスと、ワークフロー機能を追加して記事の公開申請、承認処理をするためのプラグイン「CheckRelease for Movable Type」をセットにしたパッケージ製品です。別々に購入するより4万円お得になります。
※ 次年度以降の CheckRelease 年間メンテナンス:33,000円(税込)
Movable Type ステージングパック
(1インストール・無制限ユーザー)
275,000円 Movable Type ソフトウェア版のライセンスと、管理するディレクトリ配下のファイルを別の環境に同期させるためのプラグイン「Uploader for Movable Type」をセットにしたパッケージ製品です。別々に購入するより4万円お得になります。
※ 次年度以降の Uploader 年間メンテナンス:44,000円(税込)
Movable Type Advanced
(無制限インストール・無制限ユーザー)
1,320,000円 Movable Type をベースに、Oracle や Microsoft SQL Server などの商用データベースへの対応、LDAP ディレクトリとの連携機能などを追加。1ライセンスで複数インストールでき、社内システムと連携させた大規模運用に最適な上位版です。
※ 次年度以降年間メンテナンス:264,000円(税込)
Movable Type クラウド版 月額 5,500円〜 Movable Type クラウド版は、クラウド環境にインストールされた最新版の Movable Type をそのまま利用するサービスです。月額の利用料にメンテナンス(テクニカルサポートと最新バージョンの提供)が含まれます。
Movable Type AMI版 0.07ドル / 時間
499ドル / 年
Movable Type がインストールされた、OS込みの Amazon Machine Image(AMI)です。Marketplace から数クリックで簡単に Amazon EC2 サーバー上に環境を構築できます。

Movable Type にステージングやワークフローなどのエンタープライズ向け機能を追加した「Movable Type Premium」(スカイアーク社開発)については、ソフトウェア版とクラウド版いずれも、12月中旬に Movable Type 8 に対応する予定です。

Movable Type 8 の詳細と入手方法について詳しくは、次のニュースをご参照ください。

Movable Type 8 の提供を開始

シックス・アパートは、安心して利用し続けられるウェブサイト構築・運用のためのCMSプラットフォームを提供していきます。

シックス・アパート株式会社について

シックス・アパート株式会社は、全国300以上の加盟を誇るパートナー制度「ProNet」加盟の企業や個人事業者を通じ、個人から法人まで幅広いCMSソリューションを提供しています。

個人のブログから大規模なコーポレートサイトまで、さまざまなシーンでのウェブサイト構築・運営・管理を支援するCMSプラットフォーム「Movable Type」、高機能CMSを低コストかつメンテナンスフリーなウェブサービス型で提供する「MovableType.net」、みんなで使えるブログサービス「Lekumo ブログ」を提供しています。

また、従業員一人ひとりが自分に合った形で働くことができる柔軟な働き方「SAWS(Six Apart らしい Working Style)」を実践しています。この取り組みを評価いただき、総務省が主催する令和元年度「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」、東京都が主催する令和元年度「スムーズビズ推進大賞」、厚生労働省が主催する令和二年度「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」に選出されました。

詳しい情報は、https://www.sixapart.jp/ をご覧ください。

本資料に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ窓口

シックス・アパート株式会社 広報担当
電話番号:03-6261-4640(広報)
電子メール:pr@sixapart.jp

本資料に関する一般の皆様からのお問い合わせ窓口

https://www.sixapart.jp/inquiry/

Six Apart、Movable Type、Lekumo、SAWS は、シックス・アパート株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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