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フジテレビKIDSクラブ「ガチャピン日記」がMovable Typeを使う理由

フジテレビKIDSクラブ様

特にあちこちで宣伝したわけではなく、あくまで「フジテレビKIDSクラブ」というサイトの中でスタートして、反応を見てどうしようか考えていこうと思っていたんです。ここまで大きな反応が来るとは予想外でした。

ガチャピン......34年前、フジテレビ『ひらけ!ポンキッキ』(現『ポンキッキ』)に登場した全身緑色の恐竜の子で永遠の5歳、水上スキーからフリークライミング、流鏑馬とハードなスポーツを何種類もこなすチャレンジャー。「子ども番組のキャラクター」を越えて、誰もが知っている全国的な人気者だ。そのガチャピンが、今夏からブログ『ガチャピン日記』をスタートしている。

人気者ブログのとてつもない反響

多忙なガチャピンに代わり、ブログ運営について話してくれたのは、フジテレビKIDS プロデューサーの網谷浩恵さん。

「ガチャピンはいつでもチャレンジがモットーですから。スポーツ以外のチャレンジもしようということで、すでに中国語教室を開講し、ポッドキャストを利用した配信を始めていたんです。さらに夏ならではの挑戦をしようと。そして夏休みといえば日記ですよね。ですから、毎日日記を付けることにチャレンジして、それを公開したわけです。ガチャピンが自分の言葉で毎日あったことを綴る、というのが日記の方針です」

当初夏休み限定の挑戦として始めた日記だが、毎日100以上、日によっては500近いコメントが寄せられる大人気コンテンツになり、延長することになった。

コメントはすべて承認制

「特にあちこちで宣伝したわけではなく、あくまで『フジテレビKIDSクラブ』というサイトの中でスタートして、反応を見てどうしようか考えていこうと思っていたんです。ここまで大きな反応が来るとは予想外でした」

人気者がブログを始めればPVもうなぎ登り、といった単純なものではなかったのだ。当初、1日あたりのPVは数千程度だった。しかし、Yahoo! JAPANやニュース番組で紹介された効果もあって、現在では1日20万PVに届く日もあるという。

人気を如実に感じるのは、PVばかりでなく寄せられたコメントの質だ。夏限定カフェや甲子園の応援など、忙しいガチャピンの日常を応援、共感するコメントがほとんどなのだ。コメントの掲載にあたっては、担当者が承認の上で公開している(もちろん、ガチャピンも一緒に見ている)。手作業ではなかなか大変だが、多少のスパム以外はほぼ公開できる内容だという。

「承認作業は大変なんですが、応援のコメントは見ているこちらが嬉しくて癒やされます。『毎日書かなくては』とガチャピンも意欲が湧く結果になりました」

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日によっては500近いコメントが寄せられる。掲載できないコメントは僅かとのこと

子どもから親世代まで応援の循環ができる

もともと、ガチャピンは番組へ寄せられる子どもからの応援ハガキなど、多数のメッセージを受け取る存在ではある。日記公開で見えてきたのは、その背後にある全年齢的な支持の存在だ。

「テレビ番組『ポンキッキ』は、あくまで未就学児を対象としています。それに対して、ウェブサイトはもっと多様な年齢に向けて発信することができます。ブログは漢字を使った記事ですから、やはり大人が読むという前提があります。実際、20~30代からのコメントがもっとも多いですし、1日の中でアクセスのピークの一つは、就業時間が終わった直後なんです」

昔ポンキッキを見ていた世代がまた親となり、子どもと共に楽しんでいる、その応援の循環が見えてくる。

「私たちと同じ世界にガチャピンという実体が活動して日記を付けている、そのことをユーザーが楽しみ、応援してくれていると実感できました」

ガチャピン支援を実現したきめ細かい開発

7月の『ガチャピン日記』スタートにあたって、企画から公開までは2ヶ月の時間を要している。開発にあたったリトルスタジオインクの町田保さんによれば、コメント欄にフジテレビKIDSクラブのIDなどを入力するフィールドを追加し、誰がどのように応援しているのかわかる仕組みを作る、といった部分を丁寧に作り込むためだったという。

「もともと、フジテレビKIDSクラブの『ブログ式けいじばん』というコンテンツでMovable Typeを使っていました。開発に必要な情報量の多さやカスタマイズの容易さ、といった点から採用したんです。そこで培ったノウハウはありましたよ。ただ、今回はソースも多少いじりましたからね...。開発は大変でしたが、網谷さんからの『ぜひこの機能を入れてください』というリクエストには答えられたと思います」

その結果、人気者を支える良い循環が見えるようになった。ガチャピンが安心して毎日の日記に取り組める背後には、スタッフ一丸となって取り組んだきめ細やかな舞台設定があったのである。

ところで、ガチャピンが日記を書いているとなると、やはり「ムックも書かないの?」という声が寄せられる。当初は「できれば遠慮したい」と消極的だったムックだが、次々に上がる「ムックブログも読みたい」の要望に、「がんばってみてもいいかな......でも......」と揺れているらしい。ムックを動かす次の一声は、あなたが寄せるコメントかもしれない。

事例データ

・Movable Type3.2 通常ライセンス(ダウンロードライセンス)

・サイトを公開したのは:2006年7月26日

・はじめた理由:TV番組だけでなく、さまざまな年齢層に向けてウェブサイトからも発信を行う流れの一環として

・開発を担当したのは:リトルスタジオインク

・何か手ごたえはありましたか?:予想を上回る数の「ガチャピンに癒やされる」コメントが寄せられ、ガチャピンを始めスタッフの方が応援に癒やされている

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