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岐阜女子大学がMovable Typeを使う理由

岐阜女子大学様

学生に栄養指導にきて欲しいとか、お弁当を販売して欲しいとか、教員へは研究に対するメールでの質問が増えました。

エントリーを重ねて大学の"今"をわかりやすく伝える

1968年の開学以来、家政学部を中心に、地域に根付いた教育を実践してきた岐阜女子大学。この岐阜女子大学が、教員ブログ開設を機に、大学サイト全体をMovable Typeでリニューアルした。大学の教育や研究内容を広く発信し、PRするために教員ブログを利用する大学はもはや珍しくないが、大学全体の広報活動にもMovable Typeを利用しようと考えたのはなぜだろうか。

■教員ブログから大学サイト全体の構築へ

岐阜女子大学のサイトリニューアルを手がけたのは、東海地方の企業・団体サイト制作に実績を持つ、「株式会社ちらし屋ドットコム」だ。担当の山内翼さんによれば、当初制作の依頼を受けたのは教員ブログのみだったという。

「サイト更新のスピードがアップするMovable Typeのメリットをご説明して、サイト構築のご提案をしました」。

大学側は、"ブログ=日記"というイメージしか持っていなかったそうだが、ちらし屋ドットコムの制作実績を見て、デザイン面への懸念は払拭され、導入を決めたという。完成したのは、女性らしく上品なデザインに、情報がきちんと整理されたサイトだ。

「入学を検討する高校生やその保護者にもアピールすることを考え、上品さと親しみやすさが両立するようデザインしました」。

大学側の反応はどのようなものだったのだろうか。家政学部健康栄養学科 学科長 小川 宣子教授に伺った。

「ブログで作成されたホームページとは思えないデザインで、しかも大枠のデザインがキッチリ決まっており、学内で更新しても崩れることがないので安心です」と納得のいくものとなった。

リニューアルで得たものは、更新の手間の軽減と、サイトの使いやすさだ。大学サイトには、各学部からの重要なお知らせが多数掲載される。

「いろいろな学部の先生から、最新情報にあれを載せて欲しい、これを載せて欲しいという要望があります」。

以前は、こうした要望を1件ずつ時間をかけて処理していたわけだ。現状を伺った。

「学部ごとに個別のサイトを制作し、そのサイトの最新情報を大学ホームページのトップ画面に掲示できます。クリックひとつでページが作成され、各ページ間のリンクも自動で作成してくれます」と、情報の流れが整理されている。また、掲載の手間の軽減だけではない。

「大学トップから学部の新着情報をクリックするだけで学部のサイトへ移動できるので、在学生はもとより、受験生の方からも、利用しやすいと好評です」と、多方面に好評な結果となった。

以前は、サイト更新のたびに担当者は残業していたが、現在はそのようなこともないそうだ。このような点も担当者にとっては嬉しいだろう。

■研究内容がダイレクトに地域へ

サイトリニューアルのきっかけとなった教員ブログは、家政学部 健康栄養学科と文化創造学部 文化創造学科文化創造学専攻のそれぞれ6名の教授を中心に、各研究室の活動や研究内容を紹介するもの。もともと、大学で行われるさまざまな専門分野の研究や、授業・学会への貢献がどのようなものなのかわかりにくい、という悩みが岐阜女子大学にはあった。教員ブログは、そうした問題を解決するため、大学の活動を広く紹介するためのものだ。

 

教員とついているが、研究生や学生が実際の活動内容を紹介する記事が多い。研究という一言ではイメージしにくい大学の活動を、

「生活習慣病・食事バランスガイド・地産地消をテーマに、お弁当を製作・販売するフードマネジメント実習を行った」

「日本家政学会に参加した」

といったエントリーと

「授業以外の大学行事などそれにかかわっている学生の目から紹介を行っています」

というような記事が並ぶことで、大学で何が行われているのか、"地域社会とのコラボレーションや専門分野を活かし、卒業後の専門職を意識した実践教育"とはどういうものかよくわかるようになる。

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小川教授の教員ブログ。大学や研究室の様子が教授だけでなく学生の目線からも綴られている

地域に対し研究内容をアピールすることで、

「特に食育にかかわる事業が行政などで企画されており、本学でのこのような取り組みの事例報告を学生からして欲しいとの多くの依頼があります。また企業から、研究内容を詳細に知りたいとか、研究委託への要望などがあります」という反応が得られるようになった。研究機関としての大学の認知度が高まっているのだ。

研究が活性化することは、学生や研究生の将来にも大きく影響する。

「学生に栄養指導にきて欲しいとか、お弁当を販売して欲しいとか、教員へは研究に対するメールでの質問が増えました」という結果にやりがいを感じる学生はたくさんいる。

また、ブログの記事作成は、学生にとって広報活動としての面ばかりではない。

「大学のブログを意識して書くように指導しています。そのためには自分の考えを整理して書くことになり、文章の構成も考える必要がありますので、自分の考えを文章化することが苦手な大学生には、履歴書書きの訓練や社会に出てからの文章力の訓練になります」。

社会へ出るための重要な訓練になっているのだ。研究と広報、両方をバランスよく訓練できたことで、「就職先の拡大や受け入れ人数の増加にも繋がってきています」という結果が出ているのだから、大学の存在が地域で重みを増していることがよくわかる。

各地の大学が生き残りをかけてさまざまな取り組みをしている中、岐阜女子大が選んだのは、研究機関としての大学の活動を、地域に対して認知してもらう地道で基本的な方法だった。そのためには、抽象的な言葉で研究内容をまとめてしまうより、当事者である学生の目線で具体的な事例をひとつひとつ積み重ねていくほうが実は効果があった。エントリーという小さな情報を、毎日こつこつ積み上げていくことで、いつの間にか大きな情報を整理して提供できるブログは、こうしたやり方に合っていたのだ。

事例データ

Movable Type(基本ライセンスパック)

・ビジネスブログをオープンさせたのは:2006年5月30日

・はじめた理由:地方にある大学として、大学の取り組みを多くの方に知っていただく機会を増やすため

・制作を担当したのは:ちらし屋ドットコム

・何か手ごたえはありましたか?:広く地域、行政、企業などから、研究や活動への問い合わせ、委託などが増えた

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