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光合金製作所 - Movable Type クラウド版 導入事例

株式会社光合金製作所様
製品情報をウェブに集約したことで、営業や現場、顧客対応までを支える共通の情報基盤を整えることができました

不凍給水栓をはじめとする寒冷地向け製品の開発・製造・販売を手がける株式会社光合金製作所。同社では、製品点数の多さや技術情報の複雑さに対し、従来のコーポレートサイトでは十分な情報提供ができていないという課題を抱えていた。そこで、製品情報を継続的に拡充し、現場や顧客対応に活用できる情報基盤を目指して2019年にサイト刷新を行った。そしてサイト運営基盤には、運用負荷を抑えながら柔軟なカスタマイズが可能な「Movable Type クラウド版」(MTクラウド)を採用した。サイトリニューアルの背景や取り組み、導入効果について、光合金製作所 総務部 次長の小松敏紀さん、営業部 課長の正木 亨さん、そして構築・保守を担当した株式会社ジャクスタポジション 代表取締役の西山泰史さんに話を聞いた。

「製品情報を伝えきれない」コーポレートサイトが抱えていた課題

寒冷地のインフラを支える不凍給水栓などの製品の開発・製造・販売を手がける光合金製作所。同社の製品は、住宅や公共施設、工場など幅広い現場で使用されており、「今晩は冷え込みます。水道の凍結にご注意ください。」という同社の水道凍結予防の啓蒙CMは、北海道民であれば、誰でも一度は見たことがあるはずだ。

同社が扱う製品に関する技術情報は、型番や仕様、施工条件、メンテナンス方法など多岐にわたる。にもかかわらず、リニューアル前のコーポレートサイトでは、そうした情報を十分に伝えきれていなかった。正木さんは当時を振り返り、「製品について説明しようとすると、紙のカタログを個別に送ったり、電話で補足説明したりする必要がありました」と語る。製品点数が多い分、ウェブサイトに掲載されている情報量が限られていることは、営業活動や問い合わせ対応において大きな制約になっていたという。設計事務所や施工業者から詳細な仕様を求められても、「サイトを見てください」と言える状態ではなかった。

また、ウェブサイト運用の面でも課題はあった。新しい製品や仕様変更があっても、ページを追加・更新するにはHTMLファイルを編集し、サーバーにアップロードする必要があり、更新作業は外部パートナーに依存せざるを得なかった。小松さんは、「情報を増やしたい気持ちはあっても、更新のハードルが高く、結果として後回しになってしまう状況でした」と話す。製品情報を継続的に拡充したくても、それを支える仕組みが整っていなかったのである。

こうした状況を受け、光合金製作所ではコーポレートサイトの役割をあらためて見直すことになった。単なる会社案内ではなく、製品情報を体系的に整理し、営業現場や顧客対応に活用できる“情報基盤”として機能させたい。そのためには、ページを量産でき、情報を蓄積していける仕組みが不可欠だった。「製品情報をきちんと出せるサイトにしないと、現場の負担は減らない。そこが一番の出発点でした」と正木さんは話す。

こうして2019年、同社はサイト刷新を実施した。目指したのは、製品情報を継続的に拡充でき、誰が担当しても迷わず更新できる運営体制の確立である。その前提として求められたのが、運用負荷を抑えつつ、製品情報の構造に合わせて柔軟に設計できるCMS基盤だった。

製品情報を“迷わず増やせる”基盤として選ばれたMTクラウド

コーポレートサイト刷新にあたり、光合金製作所が最初に整理したのは「どのような仕組みであれば、製品情報を継続的に増やしていけるのか」という点だった。そこで検討されたのが、CMSの導入である。ただし、単にCMSを導入すれば解決するわけではない。小松さんは、「サーバー管理やセキュリティ対策まで自分たちで抱えるような形は避けたかった」と話す。限られた人員リソースの中でソフトウェアのバージョンアップやセキュリティ対応を継続的に行うのは現実的ではなかったからだ。

こうした条件を踏まえ、最終的に選ばれたのがMTクラウドである。サーバーやCMS本体の保守、セキュリティアップデートをサービス側に任せることができるため、運用担当者はコンテンツ更新に集中できる。小松さんは「安心して長く使えることが一番重要でした。運用負荷を最小限に抑えられる点は大きな決め手でした」と振り返る。

一方で、SaaS版のMovable Type.netという選択肢も検討されたが、最終的にはMTクラウドを採用している。その理由について、西山さんは「光合金製作所さんの場合、製品情報の管理項目が非常に多く、入力項目や表示構造を柔軟に設計できる必要がありました」と説明する。製品ごとに仕様、図面、CADデータ、メンテナンス情報を紐付けて管理するには、管理画面側の自由度が欠かせなかった。

MTクラウドであれば、製品や業務に即した情報構造を設計できる。その柔軟性は、製品情報を“資産”として蓄積していく同社の方針と合致していた。正木さんも、「入力項目が整理されているので、何を入れればいいか迷わない。結果として、更新作業が続けやすくなっています」と現場視点での手応えを語る。

また、クラウド版であっても、将来的な拡張やデザイン刷新に対応できる点も評価された。「最初から完璧な形を目指すのではなく、まずは情報を出せる状態をつくり、必要に応じて改善していく。その前提として、基盤がしっかりしていることが重要でした」(西山さん)。

現場が迷わず使える管理画面設計と、製品情報の一元管理

MTクラウドの採用によって、製品情報を継続的に増やせる基盤は整った。しかし、製品点数が多く、仕様や関連情報も複雑な光合金製作所にとって重要だったのは、「誰が更新しても迷わず、情報の齟齬が起きない仕組み」をどう実現するかという点だった。

サイト構築を担当した西山さんは、「多機能なCMSをそのまま使うと、かえって現場が混乱してしまう場合があります」と語る。そこでジャクスタポジションが重視したのは、Movable Typeの機能の中から、業務に必要な操作だけが自然に目に入る管理画面を設計することだった。

具体的には、製品情報を「1製品=1情報単位」として整理し、仕様、写真、図面、CADデータ、メンテナンス情報などを一元的に管理できる構造を採用した。入力項目はあらかじめ整理され、「どこに何を入力すればよいか」が直感的に分かるよう設計されている。正木さんは、「更新作業のハードルがかなり下がりました」と言う。

この設計は、情報の正確性を担保するうえでも効果を発揮している。製品点数や型番が多い同社では、情報の取り違えや更新漏れが大きなリスクになり得る。しかし、管理画面側で情報を一元管理することで、ページごとに情報が分散することを防ぎ、常に最新の状態を保ちやすくなった。西山さんは、「情報を“コピーして使い回す”のではなく、“一つの情報源を参照する”設計にしたことで、長期運用でも破綻しにくくなっています」と説明する。

また、長期的な視点での運用も意識されている。プラグインの使用は最小限に抑え、Movable Typeの標準機能を中心に設計を行った。「MTは後方互換性が保たれてはいますが、長期的に安定して運用できる構成にすることを重視しました」(西山さん)。

こうした設計思想のもと、光合金製作所のコーポレートサイトは、“作って終わり”のウェブサイトから、“使い続ける業務基盤”へと刷新されたのである。その結果、製品情報の更新作業は特別な業務ではなく、日常業務の一部として定着している。

情報が蓄積され、現場と顧客対応を支えるウェブサイトへ

MTクラウドを基盤としたサイト刷新により、光合金製作所のコーポレートサイトは、単なる会社案内から、製品情報を蓄積・活用する業務基盤へと進化した。その効果は、営業活動や顧客対応といった日々の業務の中で、着実に表れている。

正木さんは、「問い合わせ対応のやり方が大きく変わりました」と語る。リニューアル後は、製品ごとの情報が整理され、必要な仕様や資料にすぐアクセスできるようになった。電話やメールでの問い合わせに対しても、「まずはサイトを見てください」と案内できるケースが増え、説明にかかる時間や手間が削減されたという。特に設計事務所や施工業者とのやり取りでは、ウェブ上の情報が共通言語となり、コミュニケーションがスムーズになった。

もう一つが、ペーパーレスの実現である。リニューアル前は、製品ごとに紙の説明書を同梱して出荷していたが、現在ではそれらの情報をウェブ上で提供する形へと切り替えている。正木さんは、「情報更新のたびに印刷物を差し替える必要もなくなり、コスト削減と情報鮮度の両立が可能になりました」と話す。

加えて、スマートフォン対応による利便性向上も大きな効果として挙げられる。現場でのメンテナンスや確認作業の際、これまでは事務所に戻って資料を確認する必要があったが、現在では出先からでもスマートフォンで必要な情報にアクセスできるようになった。

社内の業務効率化という点でも効果は大きい。以前は、製品情報の更新や修正が必要になるたびに外部パートナーへ依頼していたが、現在は社内で完結できる。また、情報が蓄積されていくことで、サイトの価値も徐々に高まっている。製品ページが増えるほど、過去の問い合わせ内容や顧客ニーズを反映した情報が整理され、次の問い合わせ対応に活かせるようになるからだ。

今後の展望として、光合金製作所が見据えているのが、受注プロセスのさらなるデジタル化である。現在も、受注業務の一部にはFAXが使われており、そこには人手による確認や転記といった作業が発生している。正木さんは、「業界的にFAXが完全になくなるとは思っていません」としつつも、「FAXを前提にしながら、どう効率化するかを考えています」と語る。具体的には、FAXで受け取った注文書をAI-OCRで読み取り、データ化する仕組みの検討だ。紙で届いた情報をデジタルに変換し、そのまま受注管理や後続業務につなげることで、人的負担やミスの削減を目指していくということだ。

製品情報の蓄積から始まった取り組みは、いまや受注や業務プロセス全体の見直しへと視野を広げつつある。MTクラウドを中核としたウェブ基盤は、そうした将来像を支える“入口”として、今後も重要な役割を果たしていきそうだ。

ネットフォレスト

写真左からジャクスタポジションの西山泰史さん、
光合金製作所の小松敏紀さんと正木 亨さん、嶋田竹敏さん

事例データ

  • サイトURL:https://www.hikarigokin.co.jp/
  • 使用した製品:Movable Type クラウド版
  • 制作を担当したのは:株式会社ジャクスタポジション
  • Movable Type クラウド版の利用目的:製品点数が多く、仕様や関連情報が複雑な製品情報を継続的に拡充・管理し、社内で無理なく更新を続けられるサイト基盤を整備するため。
  • どのような手ごたえがありましたか?:製品情報をウェブに集約したことで、問い合わせ対応や営業活動が効率化され、ペーパーレス化が実現された。またスマートフォン対応により利便性も向上している。

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