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アイ・オー・データ機器がMovable Type Advanced(旧Enterprise)を使う理由

株式会社アイ・オー・データ機器様
実際にMovable Typeの管理画面を触っているのは私一人です。一人で会員とのコミュニケーションからコンテンツの発信、ウェブサイトの管理まですべて行える。そのしくみとして、Movable Typeが役立っています。

Movable Type Advanced(旧Enterprise)ベースのソラノワを導入し、会員制ウェブサイトを運営

パソコン周辺機器メーカーの株式会社アイ・オー・データ機器では、Movable Type EnterpriseをベースにしたCMS「ソラノワ」を利用し、取引先を対象とした製品情報提供サイトを開設した。新たな営業ツールとして、社内と顧客の双方から好評を得ているという。同社の第1開発本部宇津原武さんと、実際に導入を担当した広報推進部羽田明生さんにお話を伺った。

アイ・オーLAN DISK パートナーサービストップページ

アイ・オー・データ機器では、以前から取引先専用のサイトを提供し、現在でも稼働中だ。今回、新たに別サイトを立ち上げたのには理由がある。「法人向けのNASの新商品が販売されることになり、営業にヒヤリングを行ったところ、流通向けではなく、エンドユーザーやシステムを提案するSI業者とのパイプとなる場所が欲しいとの要望が出てきました。通常、エンドユーザーはSI業者との接点しかありませんし、SI業者の中でも小規模なところには手が回っていないという現状があります。NASはユーザーから見ると効果がわかりづらい商材なので、販売にあたってはコミュニケーションが重要となるため、その場となるウェブサイトを設けることにしました」(宇津原武さん)。

当初、既存のサイトのリニューアルも考えたが、開発期間と費用の両面で折り合いがつかなかったという。「企画が出たのが6月下旬で、製品発売が9月の予定でした。既存のシステムを改修すると半年かかると言われ、全く間に合いません。そこで候補に上がったのがMovable Typeを利用する方法でした。サイト構築をお願いすることになったスカイアークシステムに相談すると、同社で開発したMovable Type Enterpriseベースのソラノワに、こちらの要求する機能がすべて含まれていることがわかり、お願いすることにしました。価格もMovable Type Enterpriseをもとにして機能を付加していくよりも安く収まりました」(羽田明生さん)。その結果、約1ヶ月という短期間で、要望どおりのサイトをオープンすることができた。
「最も時間がかかったのは必要要件の洗い出しでしたね。その後は拍子抜けするくらい、あっという間に完成しました」(羽田明生さん)。

営業の業務をウェブサイトが担当

会員向けウェブサイトで提供しているサービスは大きく分けて3つ。1つ目は、評価機材の貸出窓口としての機能だ。
「以前はSI業者が流通に依頼し、さらに流通が弊社の営業に依頼して貸出を行うという経路でした。これでは、気軽に評価機材を試してもらうことはできません。そこで、ウェブサイトからの申し込みで、直接貸出ができるようにしました」(宇津原武さん)。

機材貸出の申し込みは、アイ・オー・データ側が受理し、貸出の手配を行う。間に人が入らないため、貸出までの時間が短縮されるだけでなく、新規の顧客にも気軽に機材を試してもらうことができるようになった。

その他、販促資料の提供場所としての役割がある。営業が顧客に製品を勧めるとき、カタログや製品紹介サイトに載せるような製品紹介資料とは別に、他社製品との比較表や導入事例を載せた資料を用意する。その資料をサイトにアップロードし、顧客が好きなときにダウンロードできるようにした。

「不特定多数のユーザが見る通常のウェブサイトでは、他社製品の型番まではっきりと記した比較表を公開するのは適当ではありません。でも、会員向けに限定した場所になら載せることができます」(宇津原武さん)。
「これらの資料は営業が出向いて提示していたので、弊社と接点がないところには提供できませんでした。会員に登録していただければ誰でもダウンロードできるので、今までよりも広く資料の提供を行えるようになりました」(羽田明生さん)。

もう1つは、会員向けの専用連絡口としての役割だ。会員向けの専用ダイヤルと、ウェブサイトからの質問が可能だ。
「会員となってログインすると、専用のユーザーサポートの電話番号を見られます。通常のサポートセンターでは繋がりづらいこともあるので、会員向けのサービスとして用意しました」(宇津原武さん)。

アイ・オーLAN DISK 資料/販促データページ

ウェブサイトの管理は一人で対応可能

通常の管理業務は、会員IDの発行と新しい資料のアップロード、貸出業務などだ。会員IDの発行や管理は、あらかじめソラノワの機能に含まれている。また、資料のアップロードも管理画面から行うことができる。今までは他の部署に依頼をしなければならなかった作業も、新しいウェブサイトができてからは、すぐに自ら対応することができるようになった。
また、ウェブサイトのデザイン変更にすぐ対応できるようになったというメリットもある。

「ページの横にメニューがあったほうが使いやすいとか、ヘッダにリンクを追加したいなどの変更は、Movable Typeのテンプレートをちょっと打ちかえるだけで、即座に全ページに反映されます。顧客からの要望にもすぐに対応できるのがいいですね。この画面がわかりづらいと言われたら即編集してボタンを押せば、すぐに確認してもらえます。劇的に業務は早くなりましたね。また、旧システムの時は、変更に費用がかかるので、要望があっても一旦保留していたんですね。今は自分で対応できるので、ウェブサイトの変更に対する自分のスタンスが全く変わりました」(羽田明生さん)。

これらのウェブサイト管理は、羽田さんひとりで担当しているそうだ。
「実際にMovable Typeの管理画面を触っているのは私一人です。一人で会員とのコミュニケーションからコンテンツの発信、ウェブサイトの管理まですべて行える。そのしくみとして、Movable Typeが役立っています」(羽田明生さん)。

新たな機能の追加も簡単に行える

ウェブサイトのオープンから約3ヶ月。会員数も順調に増加している。
「当初、10月末までに会員を200人にするという目標を立てていたのですが、400人を超え、11月の段階で500人を達成しました。メーカー系販社の方から個人まで、さまざまな方に登録していただいています。学校向けの小規模なSI業者の方から、こういう仕組みができるのを待っていたという言葉も頂きました。営業がなかなか行きづらい規模の小さいところの方に使っていただきたかったので、我々にとってとても励みになります」(宇津原武さん)。

今後は、さらに機能を充実させていきたいという。
「当初の目的だった、コミュニケーションツールとしての機能を増やしていきたいですね。一方的な情報配信でなく、直接顔は見えないものの、営業活動をしたいと思っています。現在は会員の方のログイン頻度などは把握できていますが、今後はどの資料をダウンロードしたかなどのログを取ったり、資料に対する評価やコメントをいただけるような仕組みも付けていきたいです。また、会員同士のコミュニケーションの場も作っていきたいですね。アピールの場として利用してもらい、仕事が生まれるきっかけになればと思っています」(羽田明生さん)。

これらの評価機能やコメント機能などは、あらかじめソラノワ(Movable Type)に含まれており、設定次第ですぐに使えるようになっている。
「使いこなす準備がまだできていないので、今は機能を絞って運用していますが、まだまだ使ってみたい機能がたくさんあります。携帯との連携などもやってみたいですね」(羽田明生さん)。

当初の目的だった顧客と会社とのコミュニケーションツールとして、期待通りのスタートを切った会員制ウェブサイト。さらなる新機能もすでに計画中だという。Movable Typeベースのソラノワなら、次々と生まれるアイデアをすぐに実現に移すのも難しいことではない。

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