導入事例

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田無すくすく保育園 公式サイト - MovableType.net 導入事例

日本アドバタイザーズ協会(JAA)公式サイト - Movable Type 導入事例

日本アドバタイザーズ協会様
つぎはぎで拡張してきたサイトの全体設計を見直すことができ、フォームなどの機能もユーザー視点で使い勝手を改善できたのは大きいです

広告活動の健全な発展に貢献することを目的に、1957年に創立された日本アドバタイザーズ協会(JAA)。アドバタイザー(広告主)企業・団体が会員となり、広告に関する様々な課題の研究をしたり業界団体に提言したりするなどの活動を行う。JAAでは、デザイン刷新や常時SSL対応、マルチデバイス対応などの課題解決のため、サイトリニューアルに着手、サイト基盤はエンタープライズ向けに拡張されたCMSをアマゾンウェブサービス(AWS)上で提供する「Movable Type SmartSync Platform」が採用された。リニューアルの狙いや経緯、リニューアル後の効果などについて、JAA 事業部の藤田聡子さん、同 事務局の林 博史さん、サイト構築を担当したCOLSIS(コルシス)WEBディレクターの榎本一輝さん、フロントエンドエンジニアの屋宜レイチェルさん、WEBディレクターの平周馬さんに話を聞いた。

デザイン刷新とサイト構造の見直し、マルチデバイス対応が課題

JAAは、広告主の公益社団法人として、「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」をはじめとするアワードの運営やアドバタイザーの事業活動に役立つ広告やマーケティングに関するセミナー、人材育成事業などを手がける。JAAのオフィシャルサイトは、従前のサイトがデザインの面からも、使い勝手の面からも古くなってきている課題を抱えていた。

藤田さんは次のように述べる。

「これまで継ぎ足しながら機能を拡張してきたため、サイトの動線が複雑で、ユーザー第一の構造ではありませんでした。また、常時SSL対応などセキュリティ面での課題もありました」(藤田さん)。

サイトの来訪者に事業内容をわかりやすく伝えるためのサイト構造や情報整理に加え、スマホをはじめとするマルチデバイスへの対応も課題だった。

また、サイト運用については、これまで「オープンソースのCMSを使っていた」(藤田さん)そうだが、メンテナンスを含め、そのつど制作会社に相談しながら対応していたため、対応のレスポンスのスピードにも課題を抱えていた。

「日常的なサイトの更新は、事業に関わる担当者全員で更新するため、それほどWebの運用に精通していない人もいます。そのあたりの更新性の高い仕組みも必要でした」(藤田さん)。

そこで、2020年7月より本格的にリニューアルの検討に着手した。

対面かオンラインか、イベント内容に応じて申し込みフォームを柔軟に変更可能に

構築パートナーの選定は、JAA デジタルマーケティング研究機構で制作会社やCMSベンダーとの付き合いも多い林さんからの助言があった。

「サイトの規模や予算などに鑑みて、大規模CMSを導入する規模ではないと考え、要件に沿って柔軟に対応してくれそうな制作会社を中心に4、5社に声をかけて、提案をいただきました」(林さん)。

選定の結果、コルシスの提案内容が「自分たちが求める要件に最も相応しい提案だった」と評価された。藤田さんは、「提案内容も具体的でイメージがつきやすく、社内に説明、理解を得る上でも助かった。価格面ではコルシスさんよりリーズナブルな提案もあったが、最終的にはすべての点で総合力が高かったのが決め手となった」と振り返る。

CMSとして採用されたのは「Movable Type SmartSync Platform」だ。これは、CMSとしてMovable Type(MT)がバンドルされ、アマゾンウェブサービス(AWS)上で提供されるマネージドサービスだ。コルシスの榎本さんによれば「サーバーとMTライセンス、各種プラグインをセットにして、サービスとして提供される。サーバーやCMSの保守・運用の手間がなくなり、よく使うプラグインをまとめて利用できるため、企業ニーズに合わせた拡張性の高いサービスといえる」と説明する。

リニューアル作業は2020年11月頃よりスタートした。

運用のしやすさという観点から改善すべきだった機能のひとつが「メールフォーム」だ。藤田さんによれば、リニューアル前のフォームはスクラッチ開発したものだが、「さまざまな申し込みパターンに対応できていなかった」という。

「コロナ禍によって、セミナーや人材育成などが対面からオンラインに変更されました。しかし、申し込み画面のフォームが対面をベースにしたものから変更できず、申込者にとって不便なものになっていました」(藤田)。

そこで、コルシスでは「MovableType.net フォーム」を採用した。コルシスの平さんは「金額的にも、他のフォームサービスより安価で、必要最低限の機能をしっかり備えている」と述べる。コルシスではイベント開催のタイミングや、対面かオンラインかなどを運営側が管理画面経由で柔軟に変更できるようにした。

また、「サイト内検索」については「MovableType.net サイトサーチ」が活用されている。「これまでのサイトには『Google カスタム検索』が用いられていたが、検索結果に広告が表示されるため、公益社団法人のサイトとしていかがなものかという議論があった」(藤田さん)ことから、MTとしての連携性も考慮して選ばれたものだ。

そして、サイトの情報整理については、「サイト構造の見直しとコンテンツ整理に注力した」と榎本さんは話す。似たようなコンテンツをまとめたり、コンテンツの末尾に関連性の高いコンテンツを一覧表示できるようにした。

その他、特徴的な機能として、イベントやセミナー、講座などの参加型イベントについては「データを一元管理する仕組み」が導入されている。コルシスの屋宜さんは、「各種イベントの情報を一元管理し、更新担当者が投稿画面で入力するときに、一元管理されたデータを利用できるよう管理画面をカスタマイズした」と話す。

これによって、更新時の入力作業が省力化できるとともに「情報表示する場所が増えることによって複数箇所で複数回入力する必要がなくなり、運用者の負荷が高まらないように」工夫されている。

マルチデバイス対応によりスマホ経由のアクセスが増加、サイト更新性も向上

新サイトは2021年4月から稼働開始した。運用体制は藤田さんを含め、更新担当が4名、会員管理1名の5名体制で、「平均すると週1回、誰かが何らかの更新作業を行っている」状況だ。

リニューアル後の効果として、「更新性が高まった」点が挙げられる。CMSの操作について事前にコルシスからレクチャーを受けていたため、スムーズに更新できているとのことで、「特に会員管理業務は、年度の初めに社名変更などがある会員社があり、変更にスピーディに対応できるようになった」と藤田さんは話す。

また、会員社一覧ページの修正も、これまでは制作会社にお願いしていたものが、内製化でき、変更があったときにすぐに対応できるようになった。

定量効果については、マルチデバイス対応によって、スマホからのアクセスが増えた点が挙げられる。アクセスに占めるモバイルの割合は「約3割」とのことだが、その比率も今後高まってくる見込だ。

「紫色をベースにしたロゴを生かしつつ、赤をベースにしたテーマカラーを提案してもらい、内部での満足度が高い」という。広告主企業からもリニューアル後のサイトは好評を得ており、活用頻度が上がる感触を得ていると藤田さんは話す。

なお、フォームについては、「まだ本格的に利用していないものの、JAA広告賞の申し込みが8月から予定されており、業務フローを含め、整備して準備が完了している」状態だ。

林さんは「今までのウェブサイトは、さまざまな事業、業務がある中で、つぎはぎで機能を乗せてきた。今回のリニューアルで、全体設計を見直すことができ、ユーザー視点で使い勝手を改善できたのは大きい」と総括してくれた。

今後も会員目線でのサイト改善を続け、ともに成長できるパートナーの役割を期待

今後の展望について、藤田さんは「営利団体ではないので、ウェブサイトで何かを実現するというより、会員社にメリットを感じていただけるコンテンツの発信などを検討しているところだ」と話す。

これまで紙で発行していた月刊誌を「コロナ禍でテレワークの機会が増えている会員社の方にも、オンラインで閲覧できるようにする」ことなどを検討していきたいという。

今後、MTやシックス・アパート、コルシスに期待することについて、藤田さんは「リニューアルについて、丁寧に対応してくれたことに感謝している」と述べた上で、「ITリテラシー高くない私たちに寄り添って対応してくれた。今後も引き続き、変わらぬサポートをお願いしたい」と述べた。

林さんは「オンライン環境で進めたプロジェクトだったが、濃密に連携してプロジェクトを進められた」と振り返った。そして、引き続き、この状況下でもお付き合いいただきたいとした上で、「サイトは作って終わりではない」と、今後の改善が重要だとの見方を示した。そして、会員の視点で改善ポイントを洗い出し、提案をいただきながら、ともに成長していくパートナーとしての役割に期待したいと締めくくってくれた。

高い提案力、対応力を持ったコルシスは、JAAにとっても心強いパートナーとなるに違いない。

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