広報ブログ

シックス・アパートの広報より、社内のさまざまなトピックをお届けします。

記事一覧 RSS

2017年 4月18日(火)

地方在住の外部スタッフだったエンジニアが、リモートで働く正社員に。「住むところも働き方も変わっていません」

こんにちは、広報のことぶきです。

昨年夏に実施したEBO(エンプロイー・バイアウト)を機に、働く場所や時間を自分で自由にコントロールできる「SAWS」と名付けた働き方改革をスタートしたシックス・アパート。ほとんどの社員がオフィスに出社せず、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどそれぞれにとって都合の良い場所で働いています。

長野に住む天野も、SAWSなスタイルで働くシックス・アパートメンバーのひとり。天野はSAWS以前の全社員が毎日オフィスに出社していた時代には外部スタッフとして Movable Type (以下、MT)の製品開発に関わり、SAWSが始まったことをきっかけにシックス・アパートの正社員になりました。彼は、SAWS以前も今も、長野に住んで月一回程度出社するスタイルで勤務しています。

生まれ育った長野に住みながら、東京のソフトウェアベンダーであるシックス・アパートでエンジニアとして働くって、どんな感じなのでしょう。天野に、Slack チャットで聞いてみました。

天野のプロフィール

amano_prof.jpg

天野卓(Taku AMANO)
2006年から個人事業でウェブ系の開発の仕事をはじめる。仕事で利用していたMovable Typeのプラグインをオープンソースで公開していたのをきっかけに声をかけられて、2010年から開発に参加。料理好き(得意というわけではない)。少しずつ自宅に調理家電が増えている。ヌードルメーカーが最後に使われたのは6ヶ月ほど前。今はAnova Precision Cookerが欲しいけれども、まだ妻に言い出せていない。

「Movable Type とは10年、シックス・アパートとは7年のつきあいになります」

ーー天野さんはかなり昔からMovable Type の開発チームにいましたが、正社員として入社したのはつい最近なんですよね。

そうなんです、シックス・アパートに入社したのは2017年の1月1日です。

MTとの関わりは長く、2006年の夏にMTのバージョン3を触り始めたのが最初でした。このころちょうどウェブ関連の開発の仕事を個人事業でやっていたのですが、受託の仕事でMT連携のシステム構築案件があったのをきっかけにプラグインの開発をはじめました。

その後、2008年9月(MT 4.2 の頃)とある案件で開発した「TinyMCE(WebベースのHTMLエディタ)を MT で使う」プラグインがわりと好評で、MT コミュニティに名前を覚えてもらえるようになりました。

その後も、「MTのプラグインをオープンソースで公開する」という活動を続けていたら、2010年8月(MT 5.0の頃)に新宿で開催された MTDDC イベント会場で当時MTのプロダクトマネージャだった金子さんに声をかけてもらって、MTの開発に関わることになりました。

まとめると、「MTのプラグインをいっぱい公開していたら、声をかけていただいて開発に参加するようになった」という形ですね。

ーー天野さんのエンジニア人生のここ10年くらいは、MTと共にあるんですね。

そうですね。仕事としてプログラミングをはじめたのが2006年くらいなので、自分のエンジニア人生まるまるMTです。

ーーそして、外部スタッフとしてMT開発に7年ほど関わってきて、今年、SAに入社することになったきっかけはなんだったのでしょうか?

2010年〜2012年までは週に2〜3日相当の業務量で関わっていたのですが、「MTの開発にもっと強く関わりたい」という思いが強くなってきて、2013年にフルタイムでコミットする契約への変更を会社に打診しました。

その時、社員になることも検討しました。ですが、当時は会社にリモートワークの制度がなかったこと、私も移住や長野から毎日出社するという形は希望しなかったこと、「社員である」ことにこだわりがなかったこともあって、「フルタイム相当の業務委託」という形になりました。

そして、昨年夏にSAWSが導入されたのをきっかけに、長野からも正社員として働けるということで入社しました。

長野に住みながら東京のソフトウェアベンダーの正社員として働くのって、どうですか?

ーーずっと長野に住んでいるのでしたよね?

はい。長野県の佐久市で産まれて、いまも佐久市に住んでいます。ですが、正直なところ、住む場所にはあまりこだわりが無いんですよね。プログラミングが好きなので、プログラミングの作業が自由にできれば、どこでもいいですね。

でも、都会に住みたいという希望はないので、空気のきれいな田舎がいいなとは思っています。

佐久市は新幹線の駅が市内にあって、東京に出るのが便利なので気に入っています。例えば、朝、子供を保育園に送っていくついでに車で駅まで送ってもらうと8時40分発くらいの新幹線に乗ることができます。新幹線に乗れば、東京駅まではすぐです。神保町のシックス・アパートオフィスには10時30分くらいに到着します。

ーー2時間もかからないんですね!いま、天野さんはどれくらいの頻度で出社、もしくは東京での全社MTGなどに参加していますか?

出社頻度は、月1回です。これはSAWS以前の外部スタッフだったころからずっと変わっていませんね。

出社するのは第四水曜日に開催している開発チームのミーティングの参加のためです。東京に来るときは、夕方から MT Live に行けるようにスケジュールしています。

家で働くからこそ、ワークタイムは規則正しく

ーー都内に来ない日の日常はどんな働き方ですか?

こんな感じです。

  • 4時〜 : 仕掛りの作業があって気がむいたらそれをやったり、なければ本を読んだり。
  • 6時〜9時 : 朝食を作ったり子供の学校の準備をしたり。
  • 9時〜18時 : 仕事。合間にランニングしたり、昼寝したり、子供の習い事への送り迎えが入ったり。
  • 18時〜 : 夕食を作ったりなど、ほぼ仕事はしない。18時以降に仕事をしたのは、年間を通して考えても数回ほど。料理の担当は、週ごとに妻と交代で切り替えています。

ーー4時って、朝の4時?とっても早起きですね。

夜は子供と一緒に寝ることにしたので、10時以降に起きていることもないです。なので睡眠時間は6時間は確保している感じです。そして、夜残業はしないけれど、朝にできることあればやっとく、みたいな感じですね。

生活リズムとしては入社前からずっとこんな感じで、入社したら変えねばならないかと心配していたのですが、取り越し苦労でした。「業務委託で、管理されていないときのリズムのまま、変えないでそのまま社員として仕事できている」というのは、 SAWS のありがたいところだと思います。

ーー奥様と週交代で料理担当を切り替えてるのですね。

朝・昼・夕の全部を、隔週で私と妻で交代で担当しています。週で切り替えてるのは、買い出しとか混乱しないように、です。

料理は上手ではないのですが、自分で料理を作って食べるのは以前から好きでしたね。(エンジニアを始める前はパン屋に勤めていたくらいなので。ただ、今思い返すと、パン屋では使えない従業員だった気がしますが)

最近はこんなご飯を作りました。

foods.jpg

ーーおいしそうすぎる......!そして右下に真田丸らしきものが見える!

真田丸の舞台の上田市は近いんですよね。このラーメンはこどもにウケるかと思ってやってみたのですが、お腹ぺこぺこだったようで全く反応なかったです。残念。

ーーそれは、残念...。

正社員になって、変わりました?

ーー入社して変わったことはありますか?

考えてみたけど、ほとんどないですね。

私は人生ではじめて会社員になったので、「休む時には有給休暇の申請をする必要がある」とかは新鮮ではありますが、まあでも、何かがやりにくくなったり(あるいはやりやすくなったり)というのはあまり変わっていません

強いて言うなら、「関わっていないプロジェクトにも興味を持つ」というのは、社員になったのでほんの少し意識しています。それと、外から見ると「シックス・アパートの中の人」になったので、そういう意味ではいくらかの責任は感じています。

ーー働き方はかわらない。けど、中の人になったのでより責任感が増えた、と。それは天野さんが以前から思っていらした、もう少し中の人としてコミットしたいという希望にかなったものなんですね。私はチームの外から見ているだけですが、天野さんからの提案や発言が今年に入ってからすごく増えているのを感じますし、それが、チームの活性化にも繋がっているように見えています。

そう思っていただければ、私も嬉しいです。

今の働き方、全体的にどうですか?

ーー今の働き方(たぶん生き方にも繋がっていると思いますが)、ご自身では満足されていますか?

「満足している」と言ってしまうと、この先どこを見ていけばいいんだという気もしてしまいますが(笑)、でも満足していますね。

  • プログラミングの仕事ができる
  • 自分で料理をして食事をする

というライフスタイルは自分にあっていると思うので、その意味では満たされているなあと思っています。

ーーいいですね。働き方について、会社に改善してほしい点、または自分が変えていきたいところはありますか?

私にとって「長野である必要」というのはあまりないんですよね。ただ、だからといって「東京だったらもっといい」という点もあまりなく。ということを考えると、「今いる場所で、正社員として普通に働ける」SAWSは、いい制度だなと思っています。

その辺りを含めて「地方に住みながら、リモートで東京の会社の仕事を行う、というのはメリット/デメリットはあるけど、わりと現実的な選択肢の一つになる」時代になったんだな、と実感します。

ーー天野さんの場合、長野にいるからこそできることもありますしね。

そうですね。もともと id=Nagano という2005年からやっている「ウェブデザイナー/制作者」の勉強会の活動の一つとして、「MT長野」というMTコミュニティを運営してもらっています。私も過去何回か、彼らと一緒にMTの講習会をやりました。

他にも、「ProNet」(シックス・アパート プロフェッショナル・ネットワーク)に所属する長野県内の企業の方々は、ほとんど顔を知っています。

私が今の環境で仕事ができるようになるまでには、MTコミュニティでの活動もあってのことなので、id=Nagano をはじめとした県内のパートナー企業の方々に支えられて今の自分があるという思いはありますね。

ーーいい話ですね。これまでと今の働き方の話、地域コミュニティとの関わりについても話してくださって、ありがとうございました!

amano_wp.jpg

以上、長野から正社員として MovableType.net を開発するエンジニア、天野のインタビューでした。

天野のストーリーは会社から見ると「長野エリアで活躍していた優秀なエンジニアを、SAWSのおかげで正社員として迎え入れることができた」という話でもあります。居住地にかかわらず、製品に思いを持ってくださる方と一緒に働くことができることも、SAWSのメリットのひとつと言えますね。

シックス・アパートの新しい働き方の実践についてはこれからも頻繁に発信していきます。会社公式Facebookページで、新着ニュースをお届けしていきますので、よろしければぜひいいねしてください。

これまでに公開した SAWS インタビュー記事はこちら

Kaori Kotobuki   15:30