導入事例

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株式会社AIサポート「スマート電気スイッチ」ウェブサイト- MovableType.net 導入事例
田無すくすく保育園 公式サイト - MovableType.net 導入事例

株式会社ローソンがMovable TypeとPowerCMSを使う理由

株式会社ローソン様
ソーシャルメディアを活用したり、デバイスの壁を乗り越えるためにも、CMSの位置づけが重要になってくるんです。PVは前年比で130パーセント位ですから、すごく伸びています。ソーシャルメディア上に、ローソンへのリンクがはられていて、そこから来てくれているのではないかと思います。

大手コンビニエンスストアチェーンのローソンは、Movable Type と Power CMS を導入してWebサイトをリニューアルした。携帯、iPhone/Android等のマルチデバイス対応やHTML5/CSSの最新技術道入、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアサービスとの連携など、時代に合わせたサイト構築を実現した。

また柔軟な運営のために、Movable Type を導入した。Movable Type コンテスト2010 で準グランプリを獲得するなど、技術的にも高い評価を受けている同サイトの運営を行う株式会社ローソン マーケティング戦略グループ広告販促企画部の白井明子さんと、構築を担当した株式会社ソニックジャムの正木隆士さん、株式会社ネットコンシェルジェの太田篤志さんにお話を伺った。

Movable Type 5 導入を機に運用体制も変更

全国に1万近くの店舗数を構える大手コンビニチェーン、ローソン。その情報発信の一端を担っているのが、同社のウェブサイトだ。以前は独自のCMSを使ってサイト更新を行っていたが、2010年4月のリニューアルを機に、Movable Type を導入、さらに PowerCMS でCMS機能を拡張した。

「ウェブサイトの実質運用は、ローソンエンターメディアという子会社が主に行っています。今まで修正もすべてローソンエンターメディアに頼んでいたので、効率が悪いことが問題となっていました。独自のCMSを導入していましたが、複数のCMSがインストールされているなど運用が複雑なこともあり、修正を頼んでもすぐに対応してもらえないこともありました」(ローソン 白井さん)

リニューアル後は、本社でも入力や修正作業を行うようになった。

「運用体制そのものから組み直しました。このサイトに関わっている部署は20程度にありますが、各部署に1人ずつウェブ担当がいます。部署ごとにコンテンツに責任を持ち、担当者がそれぞれMovable Typeから更新する体制に切り替えているところです。まだ過渡期で移行しきれてはいませんが、今後は切り替えを進めていきたいと考えています」(ローソン 白井さん)

現在は、新商品のリリース情報などを扱う数部署が直接更新作業を行っているという。

マルチデバイスに対応

Movable Type の導入理由には、マルチデバイスへの対応もあった。ローソンでは、PC用のサイトのほかに、携帯サイト、iPhoneアプリ、Androidアプリを運用しているが、全デバイスの更新をMovable Typeから行っている。

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「Movable Type の導入には、情報のデータ化という目的もあります。Movable Type から入力されたデータは、ひとつのデータベースに蓄積され、それぞれのデバイスごとにテンプレートを用意することで、マルチデバイスへの対応が可能となりました。」(ネットコンシェルジェ 太田篤志さん)

たとえば、ページのデザインの変更や新たなデバイスへの対応も、テンプレートを用意したり変更するだけでよい。過去のデータも活かしつつ、最新技術もいち早く取り入れていくことができるというわけだ。

また、様々な電子デバイスへの展開を視野に入れ、HTML5/CSS3の技術をベースにサイトを構築、基本的にFlashは採用していないとのことだ。

ソーシャルメディアとの連携が鍵に

マルチデバイス化は、ローソンが目指すウェブ戦略の一端でもある。

「デバイスフリーは強く意識しています。もうパソコンだけではなく、携帯やスマートフォンなどさまざまなデバイスからサイトにアクセスする時代がきています。もうひとつ、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアとの親和性もポイントです」(ソニックジャム 正木隆士さん)。

ソーシャルメディアへの対応はすでに始めている。

これからの情報伝達方法は、企業のウェブサイトのみではなく、様々なソーシャルメデイア上に拡散されていくことも意識していかないといけない。情報を提供する場所を用意するだけではなく、情報拡散を行っていくためにさまざまな手段を積極的に採用していかなければならないという。

共有ボタンの設置もそのひとつだ。Twitter、mixi、Facebook、はてなブックマークの共有ボタンを用意し、1クリックでユーザーが情報を掲載できるようになっている。

「ローソンクルーあきこちゃん」というキャラを立てて、Twitterの公式アカウントを用意、ローソンのキャンペーン情報やTwitter限定クーポン、フォロワーとのコミュニケーションを行い、2010年12月現在、「ローソンクルーあきこちゃん」のTwitterアカウントのフォロワーは7.3万人を越えている。

また、Facebookのファンページをいち早く開設、4コママンガの連載やキャンペーン情報の告知や商品の写真などを更新している。

そのほか、GREE日記、モバゲーTOWN、アメーバピグにも「ローソンクルーあきこちゃん」のコンテンツを展開、さらに、イラストの投稿・閲覧が楽しめる「pixiv」で「あきこちゃん」の公式キャラのイラストを募集したり、「こえ部」であきこちゃんの声優オーディションを実施したり、その他にも様々なソーシャルメディアサービスを積極的に活用している。日本の企業でここまでソーシャルメディアを活用している事例は数少ない。

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「ソーシャルメディアを活用したり、デバイスの壁を乗り越えるためにも、CMSの位置づけが重要になってくるんです。データとして情報を活用できる状態にしておくことが重要だからです。外部のページにデータを転用するときにも、元の情報が一元的にデータとして管理されていれば、容易に展開できます」(ソニックジャム 正木隆士さん)。

実際に、ソーシャルメディアによる効果は上がっているという。

「PVは前年比で130パーセント位ですから、すごく伸びています。ソーシャルメディア上に、ローソンへのリンクがはられていて、そこから来てくれているのではないかと思います。ソーシャルメディア上でつぶやかれるワードでは、コンビニの中でローソンが一位だというデータが出ているんですね。サイトへのアクセス元を調べると、Twitterからの流入が全体の3パーセント程度を占めていますから、かなり多いと思います」(ローソン 白井さん)

今後の課題は、情報発信を購買行動にいかに結びつけていくかに移っていく。

「PVを増やすことには成功したので、次はEコマースですね。FacebookでのEコマースにも積極的に取り組んでいこうと思っています。あとは、ポイントカードの情報を活用したマーケティングですね。ネットの活用としては、消費者の意見を取り入れた商品開発をやってみたいと思っています」(ローソン 白井さん)

ユーザー参加型の商品開発を行って成功を収めた企業の多くは、ウェブサイトやブログをうまく活用している。さらにソーシャルメディアを組み合わせることで、新たな活路を見出すことができそうだ。

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今回お話をうかがった株式会社ソニックジャムの正木隆士さん(左)、株式会社ローソン マーケティング戦略グループ広告販促企画部の白井明子さん(中)、株式会社ネットコンシェルジェの太田篤志さん(右)

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