導入事例

デコジャパン株式会社 コーポレートサイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
岡崎市民会館 公式サイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
一般社団法人 西東京市伝統文化育成会 公式サイト - MovableType.net 導入事例
画家 小高朋恵 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社フラワー不動産 ウェブサイト- Movable Type クラウド版導入事例
浅野肖像画工房 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社ヨシダ工業「Glanz(グランツ)」ウェブサイト- Movable Type 導入事例

シンクエージェントが Movable Type と PowerCMS を使う理由

株式会社シンクエージェント様
Webサイトのおかげで、問い合わせが入りやすくなりました。また、セミナー開催後などには多くの会員登録をいただいています。サイトに掲載する情報量が増えるにつれ、問い合わせの質も高まり、対応の省力化に寄与しています。

位置情報を用いたマーケティングサービス「HitoDynamics(ヒト・ダイナミクス)」を提供する株式会社シンクエージェント。同サービスは株式会社ゼンリンデータコムとの共同プロジェクトで、2012年6月よりスタートしたものだ。Webサイトでは、同サービスの告知や問い合わせフォーム、レポートサンプルをはじめとする会員向けの独自コンテンツの提供など、見込客や顧客に向けたタッチポイントの役割を果たしている。さらに、Salesforceとの連携(PowerCMS for Salesforce)により、「PowerCMS」上で顧客データ管理も行えるようになっている。同サイトの概要について、株式会社シンクエージェントのアカウントプランナー、横内詳平さんにお話を伺った。

情報の更新性やサイトの拡張性、Salesforceとの連携が『PowerCMS』採用の決め手

「HitoDynamics」というサービスは、利用者から許諾を得て取得した位置情報を個人特定できないよう統計処理し、マーケティングに活用するソリューションだ。「ユーザーの動き」を地図上に可視化し、時間軸で推移を把握することにより、施設等に来訪したお客様の行動分析や商圏分析、広告、プロモーションなどの効果測定などに活用できる。今回のプロジェクトについて、前出の横内さんは次のように語る。「このプロジェクトは、ゼンリンデータコムさんとの共同プロジェクトです。位置情報データを分析し、ある施設を訪れたユーザーの動きを時間軸で可視化し、調査レポートという形でお客様に提出するというのがサービスの内容です(横内さん)」。

同サービスの顧客は、大型商業施設を保有、運営している事業者や、店舗等を運営する事業者が対象となる。「位置情報をマーケティングに活用するというのは、お客様にとって関心の高いテーマです。最初はレポートを直接、手渡しで販売していたのですが、よく使うデータの項目や分析はある程度共通化できるので、Web上でレポートを販売できる仕組みはないか、というのがWebサイト立ち上げの背景にあります(横内さん)」。

サービス立ち上げ当初のWebサイトは、ティーザーサイトのような位置づけで、サービスの告知を断片的に行うだけであった。これを拡充し、会員登録機能や、セミナー等の開催時に見込客の一元管理などをWeb上で行うための仕組みとしてリニューアルを行った。「サービス告知と会員登録の導線作りというのがリニューアルのポイントです。会員向けのページでは、購入した定型レポートの管理やレポートサンプルなどが閲覧できるようにしました。また、レポートは位置情報を用いているので、あらかじめレポート利用に際して、個人情報の取扱いに関する規約に同意いただく必要があるのですが、こうした規約への同意フローもWeb上であれば簡易に行えるというメリットがありました(横内さん)」。

サイトのリニューアルは2012年6月のサービスリリース後に行われ、2012年8月頃にオープンした。サイト管理に「PowerCMS」が採用された経緯について横内さんは次のように語る。「記事やレポートといったコンテンツの更新が管理ページからできることが第一条件でした。また、会員情報の一元管理というゴールがあったので、そのために一番利便性が高く、拡張性があるのは何かを総合的に比較検討しました。やはり、Salesforceとの連携や情報の更新性、サイトの拡張性などが『PowerCMS』採用の決め手となりました(横内さん)」。

実績紹介や導入事例紹介、セミナー配布資料の公開といった今後のコンテンツ拡充、機能拡張を考えたとき、「PowerCMS」の優位性が決め手となったようだ。

ta2.png シンクエージェントの横内詳平さん

会員限定ページへのログイン機能に注力。現状の業務フローに柔軟に対応

Webサイトの特徴的な機能について横内さんに聞いてみた。「一番の機能は、ログイン機能です。ユーザー登録をいただいたお客様に、無料でサンプルレポートがダウンロードいただけるというものです。会員限定ページでは、会員登録から購買に結びつけたり、会員様専用の事例紹介といった限定コンテンツを公開したりしたいと考えています(横内さん)」。

「PowerCMS for Salesforce」により、WebサイトはSalesforceと連携しており、サイトへ来訪し、メールアドレスやパスワードを登録して会員登録したり、問い合わせフォームから問い合わせを行ったりすると、その段階でメールが担当者に送信されるようになっている。「システム上は、Web上で会員登録からレポートのダウンロード販売までをワンストップで行うことが可能です。ただし、現状は、問い合わせや登録といったアクションがあるごとにメールが担当者に送信され、そこから直接、コミュニケーションが発生するような導線としています(横内さん)」。将来の拡張性を見据え、現状の業務フローに柔軟に対応したシステム設計となっていることがわかる。

また、同社は、「O to O(Online to Offline)」というテーマで、リアル店舗とオンラインの購買行動を結びつけるマーケティングに関するセミナーを積極的に開催している。「位置情報というデータを活用するマーケティングというのは、まだ新しい領域で、お客様の消費行動の分析やテナント誘致のためのツールとして活用したいという引き合いをいただいています。導入実績が増えれば、さらに認知も高まると思うので、そういう意味でもWebサイトを役立てていきたいです(横内さん)」。

問い合わせの質向上と対応の省力化に寄与。「PowerCMS」の使い勝手も問題なし

現在、サービスの導入先として、調査レポートを納品した企業は10社を超えているという。「Webサイトのおかげで、問い合わせが入りやすくなりました。また、セミナー開催後などには多くの会員登録をいただいています。Webサイトに掲載する情報量が増えるにつれ、問い合わせの質も高まり、対応の省力化にも寄与しています(横内さん)」。問い合わせ内容には、引き合いに関するものから、いわゆるFAQで解決できるものまで様々なレベルがある。メールで回答できるものはメールで対応し、営業につなげられる問い合わせは営業に対応させるというように、問い合わせの仕分けが行えるのもSalesforce連携の大きなメリットといえる。

では、「PowerCMS」の使い勝手はどうだろうか。「現状は、特に問題はありません。Salesforceとの連携もシームレスに滞りなく行えており、今回のサイトリニューアルでやりたいと思っていたことは実現できていると認識しています(横内さん)」。今後は、導入実績や事例の紹介やセミナー開催情報といったコンテンツを増やしていくことにより、「PowerCMS」の使い勝手も実感値として得られるだろうと横内さんは語ってくれた。

会員登録していただいたお客様への限定コンテンツなどを拡充し、サービスの付加価値を高めたい

今後は、前述したような導入事例の紹介や、会員登録していただいた顧客への限定コンテンツなどを増やしていくということだ。「まずはコンテンツを増やしていきたいです。それ以外に考えているのは、現状では構想段階ですが、調査レポートをよりリッチに見せるため、何かしらのAPIと連携し、ワンクリックで商圏が表示されるというようなビューワー機能を会員限定で公開していけたらと思います(横内さん)」。

このように、サービスの付加価値を高めていくような取り組みが必要と語る横内さん。調査レポートのパッケージ販売もWeb上で行える仕組みにしたいと語ってくれた。「レポートの使い方やデータの読み方についての問い合わせは本当に多いです。調査レポートのパッケージ販売と併せて、例えば、調査レポートの見方などをレクチャーする勉強会などの開催を通じて、お客様に対してサービスの付加価値をより高めていけたらと思います(横内さん)」

更なるサービスの発展のために「PowerCMS」に寄せる期待はますます高まってくるに違いない。

事例データ

  • Movable TypePowerCMS
  • サイトをリニューアルしたのは:2012年8月
  • リニューアルの理由:サービスの告知や、会員登録(ログイン)などの機能強化、顧客管理システム(Salesforce)との連携
  • 制作を担当したのは:株式会社コスモ・インタラクティブ
  • どのような手ごたえがありましたか?:問い合わせが入りやすくなり会員登録の件数も増加した。また、Webサイトに掲載する情報量が増えるにつれ、問い合わせの質も高まり、Salesforce連携により対応の省力化にも寄与している

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