広報ブログ

シックス・アパートの広報より、社内のさまざまなトピックをお届けします。

シックス・アパート独立5周年を機にSAWSの歩みを振り返ってみました #週刊SA

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こんにちは、広報のことぶきです。

2016年6月30日に当時の親会社からシックス・アパートの全株式を買い取るEBO(エンプロイー・バイアウト、従業員買収)という形で独立してから、今日で5年になります。

この独立は、多くのウェブサイトを支えてきたシックス・アパート製品の成長をさらに加速させていくための第一歩でした。

製品は着実に進化を続け、「Movable Type」は MT 7 をリリースし、バージョンアップを続けています。高機能SaaS型本格CMSの「MovableType.net」は、フォームやサイト内検索など、次々と新機能を増やして、サービスラインナップを拡充しています。「Lekumo ブログ」も、これまで以上に幅広い個人やグループの皆さまに活用いただいています。

これらの製品のアップデートについてもう少し詳しい振り返りは例年通り年末に行うとして、独立5周年の今日は「SAWS」のこれまでの歩みをご紹介したいと思います。


SAWSで変わった働き方を広く発信


2011年、東日本大震災による節電の呼びかけを受けて始まった「夏期のみ週一リモートワーク推奨」の制度を経て、2016年の独立時に「基本出社を必須としない」ワークスタイルに切り替えました。

全員分の席がある赤坂の広いオフィスから、約1/3サイズで10席だけの神保町の小さなオフィスに移転。出社は必要な時のみとし、代わりに自宅のワークスペース整備や通信費の補助として手当の支給を開始しました。これらの新しい働き方の試行錯誤や実践例を発信する事も含めて、「Six Apart らしい Working Style」の頭文字を取って「SAWS」と名付け発信を始めました

信頼をベースに自由度を高め、個々人の創意工夫とリモートの良さを活かした働き方はシックス・アパートに合っていたようです。

地方在住のエンジニアを社員として迎え入れたり、東北の実家に子連れで帰省しつつ働いたり、思いつきでITチームメンバー2人で温泉宿に行って働いたり関西の実家から家族のサポートをしつつ働いたり、出社頻度が減ったので都内から関東近郊へ移転したりと自由度の高い働き方の実践例がたくさん生まれ、都度発信してきました。

2017-19年ごろは東京2020大会のためのテレワーク推奨の流れ、2020年以降はコロナ禍でのステイホームの流れを受けて、シックス・アパートは「働き方」という観点でも注目をいただきました。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ウェブメディアと種類を問わず、多くのメディアからさまざまな切り口で取り上げていただいています。


青森県、秋田県大館市はじめ多くの自治体との交流

SAWSの発信を始めて以降、自治体の皆さまとの交流も増えました。

2018年には青森県商工労働部新産業創造課の方々と共に「SAWS@青森」を発表しUIJターンを支援する取り組みや、青森県内の高校生向けにウェブ制作のレクチャーを行いました。

秋田県大館市の方々よりお誘いいただき現地で昼はワーケーション、夜は働き方セミナーを開催させていただく機会もありました。

自治体の皆さまからのお声がけは、2019年までは企業誘致やリモートワーカーの移住をどう推進していくかといったお話が多かったように思います。最近はワーケーションでの滞在者を支援するためのインフラやアクセスやワークスペースなどの設備、リモートワーカーの移住に関する制度作りや交通費補助など、より踏み込んだ具体的な内容が増えています。

シックス・アパート社員も半数以上が都外に在住し、それぞれの地元の良さや人の繋がりを、暮らしはもちろん仕事にも趣味にも活かしています。これらの事例がお役に立てるならば、これからも積極的に自治体の皆さまとの意見交換を進めて行ければと考えています。

「TDMテレワーク」と共に他社との新しい働き方推進

テレワーク・リモートワークの事例紹介や推奨は、一社ではなし得ません。2019年には、アステリア社を中心として組織された首都圏30企業と静岡県と秋田県の複数の市町村が参加する「TDMテレワーク」にも参画しました。


TDMテレワークでは、参画する企業がそれぞれのリモートワーク効率化のための施策を共有し学びあい、その学びを提言として広く発信。多くの自治体と、首都圏企業社員の地方移住やワーケーションに対するリアルな意見を共有するオンラインディスカッションを頻繁に開催しています。


テレワーク関連でいくつかの賞をいただきました

シックス・アパートのこれらの取り組みをご評価いただき、2019年11月には「テレワーク先駆者百選(総務省) 総務大臣賞」と、「スムーズビズ推進大賞(東京都) 大賞」。2020年10月には「輝くテレワーク賞(厚労省)厚生労働大臣表彰 特別奨励賞」を受賞いたしました。

名誉ある賞をいただいたことで、さらに多くの企業や自治体との情報交換を行うきっかけが得られた結果、私たちの知見もさらに深まりました。

『リモートワーク大全』出版

2020年11月にはこれまでの私たちの働き方の知見を余すところなく詰め込んだ書籍『リモートワーク大全』(ポプラ社)を出版しました。

この本は、徹底して働く個人に寄り添った内容になっています。リモートチームの一員として皆と足並みを揃えどう成果を出していくのかといった仕事の話はもちろんですが、暮らしや家族や健康といった、個人のQOL(生活の質)を高めるための働き方といった観点が充実しているのが大きな特長です。ノウハウを105個詰め込んだ、382ページある厚めの本です。必ずいくつかはお役に立てるアイデアがあると思いますので、お手に取っていただけるとうれしいです。

感謝をこめて

大きな会社の傘下を離れて、30人強の小さなチームでの新たな船出から5年。製品での貢献に加えて、私たちがリモートチームの働き方の一例を提示することでも、社会にわずかながら貢献できたとしたら、とても嬉しく思います。

私たちがCode of Conductとして掲げる「信頼、性善説に基づいて、無駄を省いて、本質的な働き方をしよう」はこれからも変わりません。発信していく姿勢も変わりません。


これらはシックス・アパートを応援してくださる全国各地のパートナー、製品の利用者、コミュニティのみなさま、その他支えてくださる方々のおかげに他なりません。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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続いては、いつもの最近のシックス・アパートのニュースをお届けします。

会議室スタジオ化ノウハウ記事、第四弾

多種多様な機材一式をワゴンに搭載することで、セッティングと収納を簡略化させる!というアイデアを実現してみました。詳しくは記事をご覧ください。

ご好評いただいている #会議室スタジオ化ノウハウ 記事、第四弾です!来客時にも使う普通の会議室をスタジオにしているので、セットアップと撤収の簡略化は大きな課題でした。

私たちが考えた解決策は、キャスター付きメタルラックにすべての機材を搭載すること。三脚代わりにもなって一石二鳥でした
https://blog.sixapart.jp/2021-06/wagon-mounted.html

シックス・アパート株式会社さんの投稿 2021年6月28日月曜日

シックス・アパートのイベント



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ではでは、また来週の週刊シックス・アパートでお会いしましょう。

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